- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062881647
作品紹介・あらすじ
人と同じように世界もタイプで分けるとわかりやすい。
日本社会型(全体共同体)、西洋社会型(上個人下共同体)、中国社会型(上共同体下個人)、インド社会型(資格共同体)、古代ユダヤ社会型<イスラム>(資格共同体)。
第一線で活躍する神学者が類型論によって世界の解き方を提示する。
感想・レビュー・書評
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世界を五つのタイプで捉える社会類型論。西洋型[上個人下共同体]、中国型[上共同体下個人]、インド型[資格共同体]、日本型[全体共同体]、ユダヤ型[掟共同体]で世界を分けるとわかりやすいとしている。著者が神学専攻なので、西洋型、ユダヤ型の説明が詳細で説得力が有るが、インド型は、やや心もとない。資格型社会で資格がどう認定されていくかの説明が無いと、IT技術者はカースト外と簡単に言えるのか疑問である。インド文明の特徴とされる、無時間性についても考慮する必要があるのではないか。日本社会は、社会が生き延びるのが第1だとすると、状況により江戸化か中国化を選択すれば良いことになる。最終章の西洋が優位になった理由の考察は面白い。この考察のように、社会類型論が世界を理解するために有効なのは間違いないので、更に論証を進め、精度を上げた類型論を読みたい。
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地平が拓けるとはまさにこのことだと感じる本!
地球規模の危機を抱え始めてる今を考えて行動するために是非ご一読を。 -
途中で挫折・・・
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【版元】
製品情報
製品名 武器としての社会類型論 世界を五つのタイプで見る
著者:加藤 隆
発売日 2012年07月18日
価格 定価 : 本体800円(税別)
ISBN 978-4-06-288164-7
通巻番号 2164
判型 新書
ページ数 288ページ
シリーズ 講談社現代新書
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000210650
【簡易目次】
第1章 五つの社会類型からなる社会類型論
第2章 古代ユダヤ教とキリスト教
第3章 「西洋世界」の危機と「キリスト教」の採用
第4章 「西洋」と「非西洋」