暗闇から世界が変わる ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンの挑戦 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062883061

感想・レビュー・書評

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  • 以前から気になっていたイベントの本を書店でたまたま見かけて購入しました。
    もちろんスグ読み。

    ダイアログ・イン・ザ・ダークとは、
    暗闇を知らない人どおしで視覚に障害のある方に先導されて、
    90分間歩いたりして過ごすイベント、といってしまうとあまりに単純ですが、
    その単純な仕組みがいかに人の考え方、
    とくに周囲との関わり方に影響があるかがよくわかりました。

    本書にはおもに立ち上げから常設化までのさまざまな出来事が綴られていました。

    著者はマーケティングを仕事としていたかただそうですが、
    たしかに警戒心はもって付き合いたいタイプに読んでて思えました。
    なによりも自分に似たところがあるのが読んでてツライところか。

    でもこれだけのことをやり遂げるのはすごいとおもう。
    あまり先入観なく毛嫌いせずにさっそく予約しよっと。

  • NRIの未来創発センター2030研究室の『革新者たち』
    に記載されている”ダイアログインザダーク”の代表者
    が書いた本。
    最初にDID(ダイアログインザダーク)の話を聞いた時は
    とても驚き、感銘をうけました。こんなことを考える
    人がいるのか!!とてもおもしろい(言葉が正しいか
    わかりませんが)サービスがあるのか!!という驚き
    を覚えました。
    本の内容としては、やはり熱意。正義とは何か。
    ということが伝わってくる内容だったと思います。
    ぜひ、一度アトラクションを体験したいと思って
    いますが、私は閉所恐怖症で、少しパニック障害に
    なりやすいのでこのアトラクションを体験できるか
    どうかは不安ですが。。。

    気になった言葉。。おわりにに記載されている
    著者(DIDの日本代表)の奥さんの言葉
    手動の高速の料金所で不機嫌な顔をしている著者に
    対して
    『ありがとうって言ってみて。あなたのその一言があることで、次に何が起こるか想像してみて、相手は嬉しい気持ちになるかもしれない。自分の仕事にもっとやりがいを感じ、もしかしたら、眼そうなドライバーに言葉をかけてくれるかもしれない。たった一言で幸せをつくるチャンスがあることを意識しないともったいないよ。』

  • 実際に体験するとわかる。
    そこがどれほどにあたたかく、分かれがたい場所か。

著者プロフィール

(しむら しんすけ)
1962年生まれ、関西学院大学・商学部卒。コンサルティングファームフェロー等を経て1999年からダイアログ・イン・ザ・ダーク (www.dialoginthedark.com)の日本開催を主宰。1993年日本経済新聞の記事で「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」と出会う。感銘を受け発案者ハイネッケに手紙を書き日本開催の承諾を得る。日本初開催後、10年間短期イベントとして開催。視覚障碍者の新しい雇用創出と誰もが対等に対話できるソーシャルプラットフォームを提供。2009年東京外苑前で常設開始。既に体験者は15万人を超える。2013年より大阪「対話のある家」を積水ハウスと展開中。

「2015年 『暗闇から世界が変わる ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンの挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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