黙阿弥 (講談社文芸文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062901253

作品紹介・あらすじ

坪内逍遙に"明治の近松、我国のシェークピア"と称された河竹黙阿弥。その七十八年の生涯を、秘蔵の原稿や手記をもとに、曾孫にあたる著者が心をこめて描いた評伝。幕末から明治への激動の時代を生きた黙阿弥の作者魂と、江戸作者の矜持。それは現代にも通じるひとつの「生」の記録でもある。

感想・レビュー・書評

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  • 難しいかも・・・と手にとったけれど、
    平易な文章で、冒頭から時代小説を読む感覚で
    ぐいぐいとひきこまれる。

    黙阿弥という人の品性、知性、そして謎めいた
    エピソードで、たちまちその魅力の虜になった。

    作品を創ることの厳しさ、
    そして時代の流れの中で、その作品を踏みにじられる悔しさ、
    それに屈しない誇り。

    一流の人間の生き方を堪能させていただいた。

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著者プロフィール

河竹登志夫:早稲田大学名誉教授・都民劇場理事長

「2013年 『新版 歌舞伎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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