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- Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062924382
感想・レビュー・書評
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子どものころ探検もの・冒険ものの本を虚実いろいろ読んだので、小学生のころからリヴィングストンがビクトリア滝を発見したとか知っていました。
が、現実の探検・冒険の過酷なこと……。
生きて帰れなかった多くの人々、自らの欲望や功名心に従って現地の人々を好き勝手に殺したり奴隷化したりの歴史……子どもの頃に憧れていた世界とは違ったけれど、それでも「探検・冒険」という言葉にはやっぱり心を惹きつけられます。
そして、大人になって読んでも、やはりリヴィングストンは素晴らしい人でした!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1969年初版の文庫版の本書は400p以上のボリュームで、アレクサンダー大王以前の古代人の探検から、20世紀前半の極地探検まで、古今の探検を網羅している。あまり聞いたことのないオーストラリア内部やアラビア半島の探検史も収録されていて、類書は少ないのでは。
探検家としてはクックが抜きん出ているように思う。
なぜか多木浩二がクックの本を何冊か書いているようなので、いずれ読んでみよう。
現代から探検史を振り返ったときに、どうしても西洋人による地理上の探検がメインになるので、張騫や鄭和は出てくるもののページが少ないのは残念。
探検家は一時の栄光を得ても、最期は尾羽をうち枯らして悲惨な終わり方をする人が多いようだった。なんだか分かる気がする。