家族はつらいよ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 152
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062932844

作品紹介・あらすじ

長年連れ添った妻の誕生日の夜、平田周造は離婚届を突き付けられた。翌朝、犬の散歩に出ようとすれば、次男は結婚したい相手がいると言い出し、家に戻れば長女が亭主と別れたいと泣いている。二世帯住宅で開かれた家族会議は予想もしない展開に!? 「男はつらいよ」から20年、山田洋次監督の待望の喜劇を、「東京バンドワゴン」の小路幸也が小説化!

感想・レビュー・書評

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  • 長年連れ添った妻の誕生日の夜、平田周造は離婚届を突き付けられた。翌朝、犬の散歩に出ようとすれば次男は結婚したい相手がいると言い出し、家に戻れば長女が亭主と別れたいと泣いている。二世帯住宅でひらかれた家族会議は予想もしない展開に?!「男はつらいよ」から20年、山田洋次監督の待望作を小説化!

  • 2091209

  • 東京バンドワゴン と似た設定だが、原作が山田洋次なので味わいが違う。「男はつらいよ」とも違う感じ。映画を先に見たので、そのノベライズというだけかな。小路さんが自由に加工できたらもっと違っただろう。

  • 映画のノベライズ本。山田洋次監督作品を小路幸也が書くなんて、ちょっと豪華かも。「バンドワゴンシリーズもある作家さんだから、大家族ものはぴったりだし。
    三世帯同居の家族があるひ母が父のに突きつけた離婚届けによってあたふたとなる話。お母さんの気持ちがわかる女性陣と、突然の事にただ右往左往する男性陣。さいごは丸く収まるのだけど、さらっと読めて、暇つぶしにはもってこい。もうちょっと何か起きたらもっと面白い展開になるだろうに、ここまでにしたのは何が訳があるのかな。
    まあ、手堅くまとまってた。

  • 帯に映画のキャストが載っていたので先にキャラが想像出来てしまっていた。私は、映像化より先に小説を読む方がいかな。
    登場人物ごとに語られていて読みやすい。あっという間に読めてしまった。機会があったら映画も見てみようかな。

  • おっもんなかった・・・びっくりした・・・
    一応、小路さんの本やしと思ったのに・・・へこむ←

  • 映画観てないが面白そうだな、と。小路さんの書かれる家族はとても良い。情景が目に浮かぶような夫婦のやり取り。未婚ですがお母さんの気持ちがスッと胸に染み込んでくる。このまま円満離婚でも良かったのに(笑)。

  • (2017/1/5読了)
    =本作は、映画「家族はつらいよ」(監督・山田洋次、脚本・山田洋次、平松恵美子)を原案として、著者が小説化した作品です。=巻頭記載
    確かに、小説より映画の方を先に知ったな。てっきりアットホーム家族描写の得意な小路さんの原案と思ってたけど違うのね。
    どこにでもありそうな些細な出来事で、過ぎていく毎日を、語り部を次々と変えて綴られた建て方が面白い。
    映画は観てないけど、今年5月にPart2が公開されるそう。続編はあるかなと思ったら、やっぱりね〜

    (内容)
    長年連れ添った妻の誕生日の夜、平田周造は離婚届を突き付けられた。翌朝、犬の散歩に出ようとすれば次男は結婚したい相手がいると言い出し、家に戻れば長女が亭主と別れたいと泣いている。二世帯住宅でひらかれた家族会議は予想もしない展開に!?「男はつらいよ」から20年、山田洋次監督の待望作を小説化!

    (映画キャスト)
    平田周造 - 橋爪功
    平田富子 - 吉行和子
    平田幸之助 - 西村雅彦
    平田史枝 - 夏川結衣
    金井成子 - 中嶋朋子
    金井泰蔵 - 林家正蔵
    平田庄太 - 妻夫木聡
    間宮憲子 - 蒼井優
    平田謙一 - 中村鷹之資
    平田信介 - 丸山歩夢
    岡本富士太
    広岡由里子
    近藤公園
    北山雅康
    関時男
    鰻屋 - 徳永ゆうき
    高村 - 木場勝己
    沼田 - 小林稔侍
    かよ - 風吹ジュン
    警備員 - 笹野高史
    医師 - 笑福亭鶴瓶(特別出演)

  • えらいあっさりした話で肩透かし。

  • サクサク軽く、
    映画を魅了に読了。

    山田監督の原案、
    映画はもうすぐ公開。

    家族って、
    何もなくても何かある。

    みんなに心当たりがあるような話。

    小路さんらしい感じなのは女性がみんな男前って感じ。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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