ネバー・ゴー・バック(下) (講談社文庫)

  • 講談社
3.57
  • (2)
  • (13)
  • (12)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 90
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933773

作品紹介・あらすじ

冤罪をでっち上げられ、軍に追われるリーチャーとターナー。
FBI、首都警察もふたりの姿を懸命に探る。
ヴァージニアの営倉から、大陸を横断して疑惑の地ロスアンゼルスに辿り着き、
身の潔白を証明できるのか。
軍の幹部が秘匿する大スキャンダルの真相とは――
映画化で話題沸騰の最強アクション・サスペンス。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 安定のシリーズ。
    最後はヒロインと別れて放浪の旅に一歩踏み出すところで終わる。
    わかっちゃいるがドキハラな展開を楽しめるのがこのシリーズ。この作くらいからジャック・リーチャーが預言者みたいな感じになってしまい安心感の方が勝ってしまう。まあでも楽しめるシリーズである。


    作品紹介・あらすじ
    冤罪をでっち上げられ、軍に追われるリーチャーとターナー。
    FBI、首都警察もふたりの姿を懸命に探る。
    ヴァージニアの営倉から、大陸を横断して疑惑の地ロスアンゼルスに辿り着き、
    身の潔白を証明できるのか。
    軍の幹部が秘匿する大スキャンダルの真相とは――
    映画化で話題沸騰の最強アクション・サスペンス。

  • 冤罪をでっち上げられ、軍に追われるリーチャーとターナー。FBI、首都警察もふたりの姿を懸命に探る。ヴァージニアの営倉から大陸を横断して、疑惑の地ロサンジェルスに辿り着き、潔白を証明できるのか。軍の幹部が秘匿する大スキャンダルの真相とは―。

    映画化された作品は観ていないが、相当の脚色が必要だろう。残念ながらさほどスリルを感じなかった。

  • ジャック・リーチャーシリーズ。同名タイトル映画の原作らしい。シリーズの中では随分地味な作品を映画化したもんだなと思う。ターナーとの邂逅なんか単作(一応2作目らしいが)映画では表現が難しいだろうと思うのだが。

    映画はともかく、本作。アクションシーンはほとんどノー射撃。これも時代の趨勢なんだろうか?残念ながら各ションシーンは本作では読み処ではない。肉弾戦もそうそう派手ではない(飛行機内の格闘シーンは結構オモロかったが)し。

    その代わり、ターナーとの絡みや、14歳の女の子との絡みなど、人間ドラマ的な部分がクローズアップされている。リーチャーも歳をとると角が取れてくるということか。スペンサーのようになっていくのかもしれない。それが良いように機能して円熟味を増してくれるのなら、まだまだこのシリーズも追いかけ甲斐があると思う。

  • 今までにないリーチャー。2人の女性たち、特にティーンの子とのやりとりがおかしく、ちょっと切ない。

  • ただただ単純な作り。感動もないし驚きもない。
    が、雰囲気だけは好きねんなー

  • あっさりとした結末。ネタも展開も、映画と全然違って地味。

  • ジャック・リーチャーシリーズは、基本的には、それぞれの作品は独立して成立しているので、どういう順番で読んでも、特に戸惑い無く読み進むことが出来るのですが、本作においては『61時間』と時系列的に前後関係にあります。登場人物も関連しているので、先に『61時間』を読んだ方が、なぜリーチャーがヴァージニアまで来たのかという事が判ります。

    それにしてもなぁ、結末が微妙に納得いかんですね。まぁ、あそこまで追い詰めてから、どうやって解決するのかという事が楽しみだったのですが、解決方法としては安易な解決になってしまったのが残念。

  • 物語の中でリーチャーが蘊蓄をたれることは少ないが、「ローレル・キャニオン・ブルヴァードというのは、おかしな名前だった。魅力的で風光明媚な起伏のある一帯をくねくねととおる細い道で、大通りではなかった。ブルヴァードというのは、広くてまっすぐな公道で、しばしば標本木とかほかの景観をよくする植物が植えられている。古いフランス語の〝堡塁〟bouiiewercという言葉が基になっている。アイディアがそこからきたからだ。ブルヴァードは、城壁のてっぺんを歩く長くて広くて平らな道なのだ。」と述べている。60年代から70年代にかけてローレル・キャニオンというのは、ロック・ミュージシャンが集まって住んでいた場所でまたヴェンチュラ・ハイウエイは、アメリカ(バンド)に出てくる。

  • ジャックリーチャーシリーズ第18作。『61時間』(第14作)の続編。敵は情報収集能力は凄かったが、意外に打たれ弱かった。

  • ジャック・リーチャー・シリーズの第18作目、邦訳8作目の下巻。

    『キリング・フロアー』以来、ジャック・リーチャー・シリーズを好んで読み続けているのだが、これ程コマーシャリズムに踊らされているシリーズも珍しいのではなかろうか。邦訳順番もセレクトも滅茶苦茶で、最近はトム・クルーズ主演映画公開に合わせたかのような邦訳タイミング…

    ここ最近、シリーズを追うごとに劣化を感じるのは気のせいだろうか。軍の陰謀に巻き込まれ、ターナーと共に逃亡するリーチャーだが、闘う相手が小物過ぎで、ご都合主義の極みと言えるような展開が連続する。

    しかし、哀愁漂うラストだけは良い。途中のストーリーはイマイチなのに不思議とラストだけは超一級なのだ。

    面白ければ、邦訳順番にも、セレクトにも文句は無いのだが…

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1954年イングランド生まれ。地元テレビ局勤務を経て、97年に『キリング・フロアー』で作家デビュー。アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞し、全米マスコミの絶賛を浴びる。以後、ジャック・リーチャーを主人公としたシリーズは現在までに23作が刊行され、いずれもベストセラーを記録。本書は22作目にあたる。

「2019年 『ミッドナイト・ライン(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

リー・チャイルドの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×