気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 308
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933971

作品紹介・あらすじ

雑誌『散歩の達人』の連載エッセイ、待望の文庫化!
収録されているのは、吉野家、ロイヤルホスト、CoCo壱番屋、びっくりドンキー、餃子の王将、シェーキーズ、とんかつ和幸、サイゼリヤ、かっぱ寿司、レッドロブスター、牛角、マクドナルド、蒙古タンメン中本、築地銀だこ、日高屋、バーミヤン、すき屋、てんや、リンガーハット等、おなじみのチェーン店ばかり。
著者独自の視点から、各店の魅力と栄枯盛衰を綴る。

感想・レビュー・書評

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  • 砕けた陶酔型の文章で親近感があって好き。語彙も豊かで阿川佐和子の男性版みたいな。

  • 「70年代生まれの我々が、子どもの頃から慣れ親しんだ味は、チェーン店のものではなかったか」。安くて便利、そこそこ美味くて気軽だから、今日も自然と足が向く。誰もが知る35店の「あるある」と「なるほど」が満載。気鋭のコラムニストが綴った、雑誌「散歩の達人」の人気エッセイを、大幅に加筆して文庫化!

  • 知らない店を知りマップ検索し近くにないと嘆く本。味よりこの会社の戦略はこんな特徴があってとか、俺は友達とこんな食い方をしたとか、ある種偏見が面白い。わかってないなと笑うもそんな過ごし方もありと膝を叩くもよし

  • コロナ前のデフレがずっと続いていたころの気分が泣けそうに懐かしい。こういう感じが続きそうに思えた。時代の空気がみっしりと戻ってくる。書き手の力というのはこういうものか。いやいや違うだろに始まって言いたいことはいろいろあるし、おいおいというのも少なくないけれど、それらを吹き飛ばす喚起力がある。

  • 本著を読んでからルートビアを飲んだ
    ドクターペッパーに湿布を混ぜたような味だった
    ただなかなかどうして癖になる味わい

  • 読みやすく、知ってる店多く、やや古いが良い気晴らしになった。

  • 地元出身のライターさんが書いてるのか、神奈川県内の美味しい情報あるかな?と手にとったら、全国区なチェーン店の事を書いたエッセイなので、茅ヶ崎感や神奈川贔屓感はあんまりなかった(笑)
    まぁ、でも、ハングリータイガーをチェーン店として書くのは神奈川の人だからかなぁ( ̄∀ ̄)
    私も子供の頃、誕生日のお祝いとかで連れてってもらえるご馳走がハングリータイガーでした!この特別感!わかるー!!
    コロナ禍により、1人飯が増えてチェーン店に入る機会も多くなったので、全体的に面白く、かつ参考になるなぁと情報を取り入れるつもりで読みました。
    山田うどんとかどん亭は駅周りにないので、仕事中行ける事はないだろうけど。
    高校生の時は通い詰めてたけど、大人になって遠のいてた吉野家とかバーミヤンとか無性に食べたくなるし。
    レッドロブスターとかくるまやラーメンとか、これまた子供時代を思い出して懐かしい。
    読んでみると、チェーン店も結構移り変わりがあって、昔は小田原と茅ヶ崎と藤沢と、、って東海道の各駅にあったんじゃないかってところが見かけなくなってたり。チカラめしも、いつの間にか見かけなくなったし。
    懐かしいと同時に無性に食べたくなります。
    内容はエッセイなので筆者の個人的な感情や経験が主だっていますが、結構客観的に味や客層について述べてるので読みやすいというか、お店選びの参考にしやすい。面白い読み物というより情報って感じでした。
    地場代の問題か、主要駅の周りはチェーン店ばかりとなっている昨今、どこに入るかで迷うことも多いので、ぜひ参考に読んでおきたい一冊です。

  • めしばな刑事タチバナ的な、チェーン店行くときになんかふと思い出せるようなネタを仕入れたくて読んだ。なぜかこういう本が好き。
    ファミールって、そういう名前だったっていう認識はないんだけど、自分が小さい頃親とヨーカドー行ってお昼に行っていたファミレスって、ファミールだったんじゃないかな。まだあるのかなー。

  • 「4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ涙の球団史」が良かったので、同じ著者の本を手に取る。まったく毛色は違うけれど、チェーン店の飲食店への思いがつづられていて、自分が行ったことがあったりで、馴染みがある分についてはおもしろかった。/伊豆で仙台人が3人集まってうまい地魚でも食べようといってたのに気がついたらびっくりドンキーでチーズバーグディッシュほうばっていたとか。シェーキーズの食べ放題における暗黙の掟のシュールさ。モンローとディマジオが3日通ったというロイホのオニグラスープ。やよい軒で丼ものを頼んだばかりにご飯をおかわりできなくて悲しい顔をした柔道部員を2回見たとか。2012年、ハニトーを愛するおっさんたちのために?できた秋葉原の「ハニトーカフェ」。1997年群馬のとあるスーパーで産声をあげた「築地銀だこ」(東京発祥だと思ってた...)。箕面市の60分1290円のケンタッキー食べ放題の「カーネルパフェ」。てんや高円寺店で結成されたてんや好きによって結成された「エビメタバンド」がてんや社長の絶賛後押しを受け、メジャーデビュー(…その後どうしたんだろう)。ツイッターでてんやなう、とつぶやけばクーポンをくれるキャラがいたり(…いまもやってるのかしら)。Sizzlerというお高いけど、充実すぎるドリンクとサラダバーをそなえたお店があったり。初めて飲んだルートビアは、ドクターペッパーを煮詰めて養命酒でわり、浅田飴クールを入れてエアーサロンパスを掛けた味にしか思えなかったり。/といったエピソードや情報が興味深く。

  • 単なるコラムじゃなくて、なんかあったかい感じがした。鳥良行ってみたい!

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著者プロフィール

1975年生まれ。神奈川県茅ケ崎市出身。ライター、コラムニスト。著書に『気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』『それでも気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』『プロ野球最期の言葉』『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ涙の球団史』『止めたバットでツーベース』『ドラフト最下位』など。

「2023年 『地方に行っても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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