リバース (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935869

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいる途中で、これ読んだことあるというデジャビュー感あり。TVドラマ化されたのを見たからかもしれません。

    でも、ラス卜は忘れていました。これ年寄りの特権。何度知っても新鮮な驚き。

  • 後味の悪さが苦手で湊さんは避けていたのですが、これは読んで良かった!!
    面白くてページをめくる手が止まりませんでした。

    大学生ゼミ仲間の一人が事故死した。
    果たしてそれは本当に事故死と言えるのか…。
    そして十数年後、恋人の元に突然届いた告発文。
    疑心暗鬼になるかつてのゼミ仲間たち。犯人は誰?なぜ今になって?
    ヤキモキ、ハラハラ、そしてしんみり…。思わず「えーっ!」っと声がでてしまう驚愕のラスト!!
    初めて読んだ「告白」でも衝撃を受けましたが、さすが湊さん。

    ザラザラした読後感が苦手なかたもコレは読みやすいと思います。
    私は平日夜に読み始めたので、一気読みしたかったけど翌日の仕事に備えて断念…。
    お薦めですが、読み始めるタイミングにはご注意を。
    ドラマ化もしているので、そちらも気になります。

  • なんとなくオチが分かってしまったが、それ以前に主人公の根暗な性格が、なかなか読み進めることが辛かった。

  • さすが湊さんという感じの圧巻のクオリティ。
    ドラマを先に観たので原作とは終わりが違うことにびっくりしました。
    やっぱり原作→ドラマがいいです。
    最後の最後で爆弾投下スタイル。

  • せっかく最後いい感じで締め括れそうだったのに、最後の1ページで全てがひっくり返った。
    もちろん悪い方に。

    1個回収されてないなーとは思ってたけど…

    まさしくリバースした!

    ☆3.7

  • 完全にハッピーエンドとまではいえなくても丸く良い感じに収まりそうと思ったら…最後の一文にやられました。

    親友と思っていたのは自分だけなのだと思っていた。
    事故については自分にさほど非はないと思っていた。
    けれど。
    物語は良くも悪くもリバースする。

    さすが湊かなえさん。

    でも、結局真相は闇の中なのでモヤモヤする。いやそれがこの作品のいいところなのかもしれないのだが…。
    広沢はお酒を飲むと眠ってしまうと言っていた。蕎麦アレルギーもあった。運転免許を取得したばかりでもあり、なおかつ道や天候も悪かった。事故を引き起こしかねない要素はたくさんある。だがしかし、死人に口なし。何があったのか明らかになることはない。モヤモヤする。

  • 最後の1文が良かった。

    生い立ちが悪いわけでもないのに
    そんなに自分を卑下しながら生きていくなんて
    頭がいいだけでも
    十分天狗になっても良かろうに。

    誰に好かれなくても
    自分自身がいちばんに自分を愛して欲しい。

    もっと自信を持って欲しい。
    親友がいたことに。

    なのに、知ってしまった…
    彼のその後は暗雲だ。

  • 最後の一文で全てがひっくり返る、ゾッとするラストだった。

    最終的には彼女との関係は回復されているが、4人で黙っている秘密は公にされていないし、その上主人公は更に重い秘密を一人で抱え続ける事になる。

    本当に彼の両親へ真実を話せるのか?
    一体どこまで話すのか?
    黙っている事の方がきっと気が狂いそうになるはず。
    自己肯定感が低く、且つプライドの高い主人公が自分をどれだけ貶められるのか、それとも守るのか。今後の展開は気持ちが良いものじゃないけど気になる。

  • ミステリー小説なので、ラストに真相が分かるのだが、素直にハッピーエンドにならないところが凄い。亡き友の両親や美穂子に真実を語ることが出来るのだろうか。

  • なんてこった!最後の一行。
    イヤミスっぷりがドカン!と。
    この人この後どうするんだろう??

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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