- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062936682
作品紹介・あらすじ
店主の伊平次が曰く品ばかり仕入れるため、古道具屋皆塵堂は怪異騒動が続き、評判になっていた。ところが幽霊や呪いの類をまったく信じないばかりか、幽霊が見える太一郎を敵視する男、連助が皆塵堂の新たな押しかけ奉公人に。連助はなぜそこまでかたくなに幽霊を拒むのか。怪異騒ぎのインチキを暴こうとする連助自身、大店の婿入りを控えていた。その店の婿はなぜか短命続き。連助が何かに祟られていることを心配する面々は!?
感想・レビュー・書評
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久々のこのシリーズ。
幽霊などを全く信じない連助が中心のお話。
幽霊やら祟りやらの話なのに全く怖くなく、
むしろほっこりしてしまうのがこのシリーズ。
今回も読みながらなんだか癒されてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつも通り、怖そうで怖くないけどちょっとおどろおどろしい皆塵堂でした。幽霊がついてる衝立に使われてる材木(全30種類)を一枚づつ解説する材木問屋の御隠居がかわいい。若い頃の話もそのうち語ってくれへんやろか。
それと、悪い奴やないねんけど、幽霊全否定の連助さんはちょっと怖い目に遭って欲しかった(笑) -
幽霊を信じない連助。太一郎に失礼な態度を取り続けるんだけどなんだか憎めないんだよな。
幽霊屋敷のオチがびっくりだった。 -
ぜったい認めない連助も、遠くから見るなら面白いやつだ
決して悟られちゃいけないのは捻ってあって面白かった -
祟られそうになっている婿のお話。太一郎の懐の深さを感じる。
2018/6/14 -
皆塵堂にやって来た幽霊を信じない男を守るためにどたばたするいつものメンバーの人々でした。
信じない男連助に嫌味を言われながらも我慢して彼を守る太一郎の器量の大きさに『成長したな、若旦那』と思いましたが最後の餞別探しの器の小ささに笑いました。
連助はいつか太一郎が陰で働いた色々を分かってくれる時が来るのでしょうか…。 -
今回はなんだか普通だった。
太一郎さんの出番が少なかったせいか? -
皆塵堂に最もふさわしくない男、登場! 怪しげな曰く品の並ぶ皆塵堂で、幽霊や呪いや祟りを決して信じようとしない連助という男が働きはじめた。連助の婿入りが決まっている紅白粉問屋六連屋では、跡継ぎの婿が次々と早死にしているらしいのだが!?