最強の経営者 アサヒビールを再生させた男 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.45
  • (16)
  • (40)
  • (46)
  • (13)
  • (3)
本棚登録 : 509
感想 : 46
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062939041

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • コンサルタントとして、どのようなクライアントを相手に仕事をしているのかを理解する助けとなった。

  • 内容はまずまずの面白さなのだろうが、頭に入ってきづらく、小説というよりノンフィクションとして読んだ方が、わかりやすかったように思う。
    たしかに樋口廣太郎という人物はカリスマ性がある傑物。

  • 「コクがあるのにキレがある」いやいや樋口廣太郎は「キレがあるのにコクがある」!「この味がビールの流れを変えようとしている、スーパードライはガンガン行きます」そうそう「この男がビール業界の流れを変えようとしている、樋口廣太郎はガンガン行きます」!広告のコピーと一体化したような名調子「麦酒王樋口廣太郎伝」でした。住友銀行のトップを取れなかった悔しさをエネルギーに「夕日ビール」と揶揄されていたアサヒビールをNo.1ブランドにした男とそのチルドレンたちの物語。組織って仕組みの箱じゃなくて人のモチベーションの運動体なんだな、と再認識。本宮ひろしにマンガにしてもらえればテンション上がりそう。風味としてはパワハラギリギリな感じもして、昭和って、「おやじの王国」だったのだ、としみじみ。途中登場する安藤忠雄が主人公に「おっさん…」と呼びかけるくだりがあり、それにはリスペクトが込めてあるように感じ、一方、平成最後の年のW杯での「おっさんジャパン」は揶揄100%な感じで、その対比が時代の流れを感じさせます。この物語に出てくる妻たちも、そんな奥さんいるの?!とびっくりするような良妻列伝だし。昭和は「おっさん」の時代、平成は「おぼっちゃま」の時代、そんな雑な感想を抱いてしまいました。

  • 文章もコクとキレが強すぎて、体育会的な上下関係と、横柄な口調のみが気になった。経営者なら学ぶところも多いのだろうが。

  • 2018年6月29日読了。

    389ページ。

    アサヒスーパードライを立ち上げ、アサヒビールを再生させた社長の話。

    住友銀行からアサヒビールの社長に転じ、大企業でトップダウンの経営方式を確立させた。

    住友銀行では副頭取で頭取候補だったが、もう1人の副頭取が次期頭取ということになり「大過なく静かにしていれば頭取になれるのか」と思った一説が印象に残った。

    また、「上を向くな、外を向け!」も自分の働く会社の人間に聞かせてやりたい言葉だ。

  • シェア下降が止まらなかったアサヒビールに住友銀行から乗り込んだ樋口廣太郎社長の話。
    ・チャンスは貯金できない
    ・先例がない、だからやる
    ・口先や頭の中で商売をするな
    など、色々と頭に残る話がありました。

  • 20180601


    経済小説の先駆者的な作者の作品を久しぶりに読んでみた。

    池井戸潤のような経済エンタメ小説を期待して読んだので、頭に入りにくい文章、事実に忠実過ぎて面白味の無い会話。中々進まない進展に痺れを切らしてしまった。

  • 内容は良かったが、文書が分かりにくい

  • 外では必ず「アサヒスーパードライ」を瓶ビールで注文、あかん飲みたくなってきた!

  • 大企業でトップダウンながら周りが認める手腕。成功のみを見据えて動くのみ、するとリスクはしぜんと目に入らず、確信と自信で突き進めるのかなあ。こんな稚拙な感想でまとめるのは甚だ失礼になるくらいの本。樋口さんのような上司の下で働きたい。

全46件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高杉良の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×