- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062940047
作品紹介・あらすじ
妹を守るため、僕は探偵になった。
両親を殺人事件で亡くした天野直人・七海の兄妹は、養父なる人物に呼ばれ、長野山中のペンションを訪れた。待ち受けていたのは絞殺事件と、関係者全員にアリバイが成立する不可能状況!
推理の果てに真実を手にした二人に、諜報機関が迫る。名探偵の遺伝子群を持つ者は、その推理力・問題解決能力から、世界経済の鍵を握る存在として、国際的な争奪戦が行われていたのだ……!
感想・レビュー・書評
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能力を持つ妹と平凡な兄とお金持ちが世界の組織と戦うミステリー。
まとまってないのかな・・・と感じる。
設定や事件にいたるまでの心情よりもトリックを単純に楽しみたいという方向け。 -
表紙の可愛さとは裏腹に、ハードなお話でした。
ただ、事件〜解決が同じような展開なので
縦軸で何か変化が無いと、飽きてしまうかも。 -
ホームズ遺伝子のない私には、少し退屈だった
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裏表紙のあらすじで予想されるようなライトな感じの話ではなく、国際サスペンスの様相を呈する本書。まぁ、それはそれで面白いです。本書中には、いくつかのエピソードが収録されています。
話の流れ的に「シリーズなんだよね?」と思ったのですが、一応、自作も出ているようです。ですが、今のところ全2編。もうちょっとシリーズがあってもいいような気もします。 -
図書館で見かけたので借りてみた。
タイトルが気になり、講談社タイガなら読みやすいかな、という感じでふらりと。
作者さんは初見です。わりとシリーズ物を手掛けられているみたい。
さて。内容ですよ。
まず肩透かしを食らったのが、一つの事件がずっと続くのではなく、連作短編方式だった点。あーそう言う展開ね。
世界観は良い。探偵の卵が孵化しないように不可能殺人が起きたら現場に行って謎を解く、という設定はとても好き。謎解きも毎回まぁまぁ満足。
キャラも、幸村さんかわいいし辰巳氏こじらせ気味やし(良い)石和さん渋くて素敵やし妹もかわいい。
ただ……主人公がなぁ……どうにも好きになれない。
その主人公の一人称やから、読み進めるのがなかなかキツかった。
でもまぁ、ラストでだいぶん腹くくったみたいやから、次巻はマシかな?
次巻も一緒に借りたので、とりあえずもう一冊読んでみよう。
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勘弁してください.... ゲーム攻略本かとw 残虐な場面にギャグ。なんだけれども。落としどころがちゃんとあり、二冊目どうしようかとww
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主人公は両親を殺人事件で亡くした兄妹。呼ばれたペンションで不可能犯罪に巻き込まれます。表紙絵からは想像できない、血生臭い事件や闘いがあり、更に話のスケールが読み進めるにつれどんどん大きくなっていくのに驚きました。名探偵の遺伝子の保有者が覚醒して名探偵になる、という設定が面白く、荒唐無稽に思えるトリックもこの設定なら許せます。一気に読めるだけの読みやすさと魅力はありましたが、正直この後は、シリーズの続きを読みたいというよりラストがどうなるかが気になるところです。