先生、大事なものが盗まれました (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 419
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940290

感想・レビュー・書評

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  • 伝説の怪盗を中心とした話。想像していたよりだいぶファンタジー?というか想像力を鍛えられる感じの話が中心だったけど(特に探偵の盗みを前提としたところとか)それを踏まえての謎の解明の仕方が良かった。あと何といってもキャラたちがいい!続くと書いてあったしこれは是非とも続きを読みたい。作者の別作品である「つめたい転校生」の青春さとか話の展開がいける人にはこの作品もオススメできる。

  • とあるおにぎり型の島には、それぞれの頂点に高校が3つ。探偵高校、怪盗高校、そして灯台守り高校。守り高生徒の持つ携帯灯が明るく燃えると、何かが盗まれたサイン。怪盗フェレスは愛や勇気など形のないものまで盗んでしまう。仮の姿は、コンパス型道具でドアに丸穴をあけて教室に入ってくるヨサリ先生。盗まれたものは何かを当てるという斬新な謎がおもしろい。Who、How、Whyの三大要素ではなくWhatを考えるという趣向で、ネタ切れぎみのミステリ界に、まだこんな手があったとは驚き。ヒントが薄めだから当てるのは難しいけど、登場人物キャラも明るい変わり者で、僕好み。非現実感満載の設定が気にならないリケ人にはおすすめ。

  • 「What?」が主題という点が珍しい。ある種、SF的な設定にはぎりぎりついていけたかな。島、短髪のヒロインと二人の男の子、高校生というあたり「STAR DRIVER」を連想した。ヨサリ先生も含めてキャラ設定はいい感じだし、怪盗フェレスにまつわる話も気になるので、次巻が出るなら読んでみたい。

  • 先生大事なものが盗まれました

    181013読了
    今年87冊目今月8冊目。

    #読了

    #北山猛邦
    #先生大事なものが盗まれました

    とある書評サイトで見て唆られ購入。
    この設定、すごく好き。
    ヨサリ先生が素敵。
    脳内では勝手に石田彰の声で喋っていた。
    ミステリとしては小粒だけど、このシリーズ続けて欲しいなぁ。

    怪盗って属性、非常に燃えますよね。
    灯台守の設定も秀逸。



  • (収録作品)先生、記念に一枚いいですか/先生、待ち合わせはこちらです/先生、なくしたものはなんですか

  • 以前同じ作者の別作品でとてつもなく後味の悪い作品を読んでいたのでビクビクしながら読み始めたのですが、この一冊だけなら次作(ありますよね?)が気になる話でした。
    怪盗が蔓延る島なので、事件を起こすのが毎回怪盗なので差異を出すにはやっぱり動機やら方法やら、そこにはやっぱり素敵!楽しい!といったポジティブさはないのだけれど先生とユキの関係の終着点は気になっちゃう!

  • 灯台守と探偵と怪盗のそれぞれの高校や、怪盗が盗めるものが物だけではないという設定が面白い。
    what done it 。ヨサリ先生が素敵だ。
    続編が楽しみ。

  • WhoでもHowでもWhyでもなくWhat(何が盗まれたか)というのが斬新で興味を引くものの、特殊世界のルールが徹底されていないので何でもありな感じになっていますし、登場人物もあまり個性的ではなく、どうしても練り込み不足な印象を受けてしまいます。
    ベストはミステリーとしての出来が一番良い【先生、なくしたものはなんですか】です。

  • ファンタジの上にミステリが存在する二重構造。こりゃ推理は無理だと途中で断念。ストーリは面白かった。
    あらすじ(背表紙より)
    愛や勇気など、形のないものまで盗む伝説の怪盗・フェレス。その怪盗が、凪島のアートギャラリーに犯行後カードを残した!灯台守高校に入学した雪子は、探偵高校と怪盗高校の幼馴染みとともに調査に乗り出す。だが盗まれたものは見つからず、事件の背後に暗躍する教師の影が。「誰が?」ではなく「どうやって?」でもなく「何が盗まれたのか?」を描く、傑作本格ミステリ誕生!

  • 【収録作品】先生、記念に一枚いいですか/先生、待ち合わせはこちらです/先生、なくしたものはなんですか 
     伝説の大怪盗の謎につながる最終話がいい。

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著者プロフィール

2002年、『『クロック城』殺人事件』(講談社ノベルス)で第24回メフィスト賞を受賞しデビュー。代表作として、デビュー作に端を発する一連の〈城〉シリーズなどがある。

「2022年 『月灯館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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