- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062940573
作品紹介・あらすじ
不可能状況での圧死・爆死。怪奇連続殺人に挑む、聡明英知の名探偵!
「失覚の病」、それは謎を解くと五感のひとつを失う、不治の病。
病魔に冒された美貌の名探偵・六元と、助手の三田村は、荒廃した戦後の東京で、六道に擬えられた二つの殺人事件を解決した。
直後、立て続けに、足痕なき開放空間での圧死――修羅の事件、凶器のない密室での爆死――餓鬼の事件が! 探偵の尊厳を奪い、すべてを操る黒幕は!? 失われる探偵の物語、加速する第二章!
感想・レビュー・書評
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弔われる男は、幸せだ。心の中で誰かが想起し続ける限り、その男はいつまでも生きているのだから。本当の意味で人が死ぬのは、誰にも思い起こされることがなくなったとき、無縁仏として扱われ、固有名詞を失ったときなのだ。
だから俺は、覚悟したのだ。「本当の意味で死ぬ」ため、海に出るのだと。
(P.103)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前巻に引き続き、またしてもとんでもない殺害方法が……! 圧死もなかなかのものですが。やはり破裂死のインパクトが強烈すぎ……そしてこんな殺され方はしたくありません、絶対に。トリックとしてはこれ、すんごく魅力的なんだけど。嫌だよなあ。
さらに感覚を失くしていく探偵と、そして黒幕と思われたあの人物の顛末。あれはきっとあの人だろう、というのは見当がついていたのだけれど。まさかこういう展開になるとは。ますます目が離せず、下巻へ直行。 -
う~ん今回も面白い事件の謎。
読み応えのある謎の事件。
しかしまぁ圧死はとんでもないな。
破裂もとんでもないけど、圧死はえげつないな、発想が。
物語の核心は下巻へ。 -
圧死の手口にはちょっと疑問があるな。あの方法でも地面には何らかの後が残るんじゃないかな?
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2017/04/15読了
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上巻に続き、事件も推理の仕方もあまり好みでないけど、感覚を失ってどうなるのかが気になるので下巻まで読むことにする。
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お願い、もう推理をしないで。
謎を解けば、感覚を失う。試される探偵の運命、第二章。
不可能状況での圧死・爆死。怪奇連続殺人に挑む、聡明叡智の名探偵!
「失覚の病」、それは謎を解くと五感のひとつを失う、不治の病。病魔に冒された美貌の名探偵・六元と、助手の三田村は、荒廃した戦後の東京で、六道に擬えられた二つの殺人事件を解決した。直後、立て続けに、足跡なき開放空間での圧死――修羅の事件、凶器のない密室での爆死――餓鬼の事件が! 探偵の尊厳を奪い、すべてを操る黒幕は!? 失われる探偵の物語、加速する第二章!