- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062940733
作品紹介・あらすじ
私の誕生日の前日、おじいちゃんは危篤に陥った。肌身離さず持っていた写真は、私の生まれた日に撮影された心霊写真めいたものだった。しかも「五色の雨の降る朝に」という謎の書き込みが。かわいがられた記憶はないけれど、写真に込められたおじいちゃんの想いを知りたくて、雨の日にしか登校していない雨月先輩に相談を持ちかける。これは私が雨を好きになるまでの物語。
感想・レビュー・書評
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読了後、裏表紙の「これは私が雨を好きになるまでの物語。」のフレーズが改めて沁みました。
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雨の豊富な知識が、自然と物語に組み込まれていて、スッと染み込んでくる。ストーリーの広がりも見事で、清涼感のある読み心地。読めばきっと雨が好きになる、素敵な作品。
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ミステリパートは、一般的でない知識を元にした蓋然性の推理を積み重ねる形。だから、あまり評価は出来ないが、そのへんで勝負するつもりは元からなさそう。とにかくヒロインが可愛い。そこだけでお釣りが出てしまう。
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雨の蘊蓄を語る先輩と自他共に認める雨女の高校生活。雨ネタはもう少し小出しにしてほしかった。
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仮タイトルの「五色の雨が降る朝に」、言葉の響きが綺麗でタイトルだけで発売したら買おうと思ってた!
発売日過ぎてから店の検索機で何回検索しても全然出てこないと思ったらタイトルが変わってたなんて…
綺麗なタイトルだと思ってたんだけどなぁ
内容はなんとなく先が予想できちゃったけど、雨の知識が大量で面白かった! -
伝えられない想いを、雨にたくして。
明日の空が綺麗に見える――心あたたまる青春ミステリ
雨が嫌いな雨女が出会ったのは、雨の日にだけ現れる先輩だった。
私の誕生日の前日、おじいちゃんは危篤に陥った。肌身離さず持っていた写真は、私の生まれた日に撮影された心霊写真めいたものだった。しかも「五色の雨の降る朝に」という謎の書き込みが。かわいがられた記憶はないけれど、写真に込められたおじいちゃんの想いを知りたくて、雨の日にしか登校していない雨月先輩に相談を持ちかける。これは私が雨を好きになるまでの物語。 -
雨を表す言葉は響きも漢字も意味もすごくキレイだなあ。
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雨の日にしか登校しない謎の高校生。
自他共に認める雨女の五雨、その2人の距離感がいくつかの謎を解くうちに…。
果たして彼と彼女の因縁とは。
雨に詳しくなるお話。
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雨の雑学のところが好きです