聖者の凶数 警視庁捜査一課十一係 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990028

感想・レビュー・書評

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  • 事件の繋がりがとで面白かった。
    誰が犯人なのか、動機は何かと気になり一気に読んでしまった。
    第四の事件のみ犯人が違うのは、予想できるけもまさかの展開!
    なんだか切なかった。

    このシリーズの犯人の動機って、他の警察小説と違ってちょっと動機が薄いというか人間的な心理が強くて特別残らないんだよなぁ。
    猟奇的な理由でもなく、切なくなるような理由でもなく本当に言葉は悪いけど普通な感じ。
    そこがもう少し変わってくるともっと面白いのになぁ

  • 若干、雑な箇所もあるが、最後まで一気に読める。

  • シリーズ5作目。
    これも結構意外な展開で面白かった。
    まだ、あと2作あるので、楽しみです。
    ドラマもまたやって欲しいなあ~

  • 警視庁捜査一課十一係シリーズ、5作目。

    地道な捜査と閃きの捜査のバランスが上手く、筋道立っていて、描写が丁寧。非常に読みやすい。塔子さんも人間味が良く出ていて、大好き。事件の方も、猟奇性が疑われるような凝った細工がしてあり、最初から謎に惹きこまれる。取り敢えず犯人は何となく予想がついたけれど、今作はそれだけでは終わらない。更にその奥に隠された真実には驚かされた。捻りのある展開で面白かった。シリーズを通して良作揃いだと思いマス。

  • 死体に硫酸をかけて皮膚を焼いて、奇妙な数字が書かれている事案が4件連続して発生.如月塔子たちのチームが捜査を開始するが、最初の被害者が特定できない.登場人物が多いが医師で特異な活動をしている赤城庄一が重要な人物となる.最後には意外な人物と赤城の関係が明らかになるが、臓器移植との関連が出てくるとは予想できなかった.面白い!

  • 十一係の五作目。
    シリーズもこなれてきて、よみすすめるのが大分楽になってきている。
    今回はキャラクターが意外な一面を見せ始めて興味深い。鷹野が益々名探偵振りを発揮。本格でも作品が成り立つくらい。猟奇性とトリックそして謎解きとヒロイン。人間関係の複雑な絡みに十一係が挑む。面白く一気に読了。エンドで搭子と鷹野に芽生えが?

  • 如月刑事が成長している。読んでいて、気持ちがよくなる話だ。

著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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