- Amazon.co.jp ・マンガ (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063289985
作品紹介・あらすじ
終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」。そこに一人の少年がいた。永遠の生を持って「人間」を見つめる不思議な少年が。
人間て不思議だ。変わらない日常に、感覚が麻痺した現代のサラリーマン一家。誰もが未踏の地に憧れた、探検家の活躍著しい時代に南極で遭難した2人の男。今から約100年ほどの昔――。時代の変わり目を生きた、貴族エッシャー家の少女。あらゆる時、あらゆる場所で、人間が放つ感情。永遠の命を持った美しき少年は、その感情の行く末を見つめ続ける。見据える先にはいつも、「人間」に秘められた真実があった。
感想・レビュー・書評
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目の前のことって、案外本人だけが正確に把握していないことはままあること。
気づいて、やり直す時、時間ごとやり直せるといいのにね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●リチャードウィルソン卿とグラハムベッカー
なかなか緊迫した。メンタル的にもインパクトあった。
結果的に殺し、殺される立場だったとしても、
ここに至る過程にはどちらも満足したんじゃないかと、私は思う。
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老人の姿になった少年は公開されないんだなあ。
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南極の話、展開と結末がよかった
レディ・エッシャーは、めずらしくすがすがしい読後感!プリシラの生き方がカッコイ! -
この巻あたりで「お前は何様だ?」感を感じるようになる(一話一話の「お前は何様だ?」濃度は変わってないが、続けて読むと徐々にたまってきて、という意味)。実際、1巻読了したあたりではそうは思わなかった。だけど、これ続くとさすがに、この"少年"の上から目線(まさに上からw)・人生観・正義感に食傷。「いや、そりゃお前の人生感だろ、こっちに押し付けんな」ってなる。
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人間って不思議。
相変わらず作品に込められたものが深い。
・末次家の三人・・・今生きていることこそが奇跡
・リチャード・ウイルソン卿とグラハム・ベッカー・・・結局南極で復讐
・二人のレディ・エッシャー・・・心のままに仕える執事 -
おもしろいよねぇ。題名は、「不思議な少年」なのに、少年の方が、
「人間は不思議だ」
なんて言っています。
少年の望むものは、いったいなんなんでしょう。
ちょっと、それが見えるような気がする3巻です。 -
とてつもない確率で我々は生きている。そして、流されるのではなく、自ら一歩ふみだすだけで、その確率は否応になく変えることができるのだと。
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『気の遠くなるような確率の末に僕たちは 何百億の何十兆の奇跡の末に••••••僕たちは••••••食卓を囲んだんだ••••••』