累(8) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 471
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063546156

作品紹介・あらすじ

他者の顔を奪う口紅。その力と、美しき顔を持つ妹・野菊の協力を得て、累はかつて夢見た、女優としての高みに立とうとしていた。しかし、累の思いとは裏腹に、野菊は累の破滅を画策する。母を不幸のどん底に落とした者の娘。その事実が、野菊の暗き復讐心を燃えたぎらせる。果たして累は母を超え、まばゆき光を手にするのか、それとも奈落へと落ちるのか。すべてが終わる幕が上がる――。

感想・レビュー・書評

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  • 着実にクライマックスに近づいてると思うんだけど、最終巻が14巻だと知っているからなー。そう簡単には終わらないんだろうと思いながら見てしまう辛さ。口紅なくなったらどうするんだろうって思ってたから、野菊が動き出したときもう終わりだと思ったけどどうなるんだろう。カーテンコールの中で素顔を晒させるという、なかなか酷い復讐のしかた。累はこんなにも野菊を信頼してるのに。羽生田さんの言った賭けがどんなものなのか。羽生田さんは野菊への警戒を本当に緩めたのか気になるところ。演劇自体にはあまり興味なかったけど、累を読んでると少し気になってくる。マクベスとか物語を知りたくなった。

  • 少し前に疑問に思ってた「魔法の口紅☆が無くなったりしたらどうすんの?どうなるの?」ってところに再度ふんわり掠ってる展開がやって来た。

    えっ、こんなに早くそこやっちゃう???って思ってしまったが、とりあえず先の展開に期待。

  • マクベス夫人を演じる上で自分の罪と重なり、精神不安定になる累
    野菊のサポート(してるふり)によって立ち直り、マクベスは大成功
    その最終日、野菊は口紅を入れ替えカーテンコールの際に顔が戻るように仕掛けをする

  • 累、ぬるいんだよなあ。何故そうも野菊を信用するのか理解できない。その中途半端な緩みが付け入る隙を与えるんだよ。

  • 他者の顔を奪う口紅。その力と、美しき顔を持つ妹・野菊の協力を得て、累はかつて夢見た、女優としての高みに立とうとしていた。しかし、累の思いとは裏腹に、野菊は累の破滅を画策する。母を不幸のどん底に落とした者の娘。その事実が、野菊の暗き復讐心を燃えたぎらせる。果たして累は母を超え、まばゆき光を手にするのか、それとも奈落へと落ちるのか。すべてが終わる幕が上がる――。

    母の最後の役となったマクベス夫人を演じることで、母と同じく不安定になる累。そんな彼女が頼れるのは野菊だけというのは悲しい皮肉。これが普通に仲の良い姉妹だったなら本当に良かったのに…。
    雨野さんも今の累にニナの姿を垣間見ていて切ないところ。まぁ本人だもんね。どうしたって深く関われば気にかかる部分はあるはず。雨野さん好きだったから、このままお別れは寂しいなぁ。
    いよいよマクベスも最終公演が迫る中での、野菊の策略が怖い。確かに一番恐ろしい展開だけど…仮にもあそこまでの信頼もあるんだし、話し合いの余地とかないんか。野菊が訴えれば累は少しは考えそうだけどなぁ。羽生田はともかく。
    最後緊迫してて続き気になる。

  • マクベス夫人を演じることによって罪を直視してしまう累が心配だったけれど野菊の言葉で立ち直れたのに、野菊の復讐のときが近づいていてハラハラする…!
    野菊を信頼している累に対して、少し疑っていた羽生田さん。
    羽生田さんの賭けとは?
    続きが早く読みたい。

  • 始めからバッドエンドしか思い描けない作品だけど、どんな形でも終わることが彼女たちには救済になりそうだなー…。次巻、正念場。

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著者プロフィール

イブニング新人賞ゆうきまさみ大賞及び宇仁田ゆみ大賞にて、共に優秀賞を受賞。2013年より同誌上にて連載を開始した『累―かさね―』が、テレビをはじめとする各メディアで絶賛され、今最も注目を集める若手漫画家としてその活躍を期待されている。本作『誘―いざな―』はこの『累―かさね―』の前日譚を小説として執筆したもので、松浦だるまの小説家としてのデビュー作となる。

「2014年 『誘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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