彼岸島(19) (ヤンマガKCスペシャル)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 165
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063615395

作品紹介・あらすじ

鮮血のサスペンスホラー!!
人をさらい、生き血を吸う村人が住む島。そこから生きて還ってきた者は誰もいない───。
明の兄も2年前に連れ去られ、現在その島で一人、身を隠し生活している。そして明本人にもついに魔の手が忍び寄る。
謎の美女が現れ、悪魔の物語が始まった───。


「俺の遺志は唯一つ あの男……雅を……始末してほしい」遺言状に綴られた実兄の悲痛な思い。同時に雅を倒すための"極秘文書"を兄は武器庫に遺していた。そして驚愕の事実が次々と暴かれてゆく!!

感想・レビュー・書評

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  • 漫画喫茶で読みました。

    501ワクチンを入手して、
    篤の遺言書から使い方が分かって、
    師匠の正体が明かされて、
    師匠の過去話。

    まるでアニメの総集編のように、五十嵐の報告書の前半部分の回想が入る。
    読者に優しい漫画だ。

    ワクチンの使い方が注射器で注入するという、予想外に普通の方法だった。
    コレ、ワクチンに耐性できてるんじゃないの?
    ただし動物用の注射器が必要。
    とにかく体内に注入すれば良いのだろうから、別に注射器に拘らなくても良いと思うのだけど、とにかく五十嵐の託した注射器が必要。

    12巻の吸血鬼の集合写真に師匠っぽい人物は写っていないように見える。
    五十嵐が吸血鬼を捕えに来たときに最初に反抗したのは師匠に似てるけど・・・どうなんだろう?

    師匠は吸血鬼であることを隠して生活してたようだけど、30年も姿が変わらない時点でバレないのだろうか?
    そもそも彼岸島は元から吸血鬼と共存してたのでは?

    雅襲撃後に寺に集まった島中の生き残りが100人くらいしかいない。
    既に漫画内で100人くらいは死んでるんじゃなかろうか?
    というか、島中の生き残りを集めてレジスタンスを作ったのに、だったらやっぱり婚式を挙げてたのは誰なんだってのが気になりすぎる。

    ---

    青山 龍ノ介:
    師匠の本名。
    唯一生き残った原種の吸血鬼(雅に吸血鬼にされた個体ではない)。
    五十嵐と共に雅を無効化して、自身は封印の扉を監視する役目を引き受ける。
    雅を運び出すときに、なんでワザワザ上半身裸になったのかは不明。
    実験の後遺症で今の吸血鬼と同じように普段は通常の眼となる。
    30年ほど雅の封印を監視し、その後、典子と出会って村へ降り30年過ごす。
    監視を怠ったために篤が封印を解いてしまい、現在の惨事になる。
    雅に蹂躙されて村人を守れなかったことを悔やみ、禁忌を犯して自分の吸血鬼の血を混ぜたために身体が巨大化した。

    五十嵐 一郎:
    龍ノ介と共に雅を無効化したが、お国のために殺せず封印。
    その後、報告書を書きに研究所へ戻ったところで再び米軍の爆撃に遭い、完全に出られなくなる。
    そのまま吸血鬼化して60年生きる。
    なんで動物用の注射器だけ持ち出して、ワクチンは研究所に置いてきたのか・・・。

    宮本 篤:
    随所に雅への責任転嫁が見られる明の兄。
    自分が村の言い伝えを破って雅を解放しなければこんなことにはならなかったのに。

    山本 典子:
    30年前に師匠と出会った少女。
    師匠を親戚の寺に紹介する。

    井上 典子:
    東京の大学へ行き、そこで出会った男と結婚した典子。
    冷子ら3人の娘を出産する。
    つまり師匠は血は繋がっていない冷子をスパイとして吸血鬼に差し出したことになる。

    青山 典子:
    離婚して彼岸島へ戻り、師匠と結婚した典子。
    つまり、師匠が「村人から犠牲は出せんから身内から嫁と娘を出すしかない」のときの嫁。

  • 未感想

  • 坊主アッツいなあ

  • 師匠かっこいい……ていうか師匠が異様にでかいのにもちゃんと理由があったんだな。あれはああいう人なのかと思ってたよ

  • 丸太ァー!!!! 丸太は武器! 木は加工しなくてもそのままで丸太と呼ぶ! 丸太ー!私の中では丸太アクション漫画なので今後どこまで丸太が活躍するか楽しみ。 雅の悪行は酷いですねー。痛いからやめてという台詞が妙にリアルでそこだけ怖かった(^−^;

  • 兄貴との戦いが終わり、やっと手にした五〇一ワクチン!でも使い方は…?ところが兄貴が思いがけない置き土産を!明らかになる過去。そして意外な人物の、意外な正体!五十嵐中佐、過去はちゃんと頑張ってる人だったのね。でも戦中の人の悲しさか、制御できない武器を生かしてても、災厄になるだけだって、分かんなかったのかな?それがなぁ…それにしても、素顔の師匠、かっこいいです☆

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著者プロフィール

1974年6月4日生まれ。デビュー作は第39回ちばてつや賞<ヤング部門>大賞を受賞した『彼女は笑う』。代表作に『サオリ』、『クーデタークラブ』などがある。

「2015年 『彼岸島 48日後…(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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