放課後バトルフィールド1 (講談社ラノベ文庫)

著者 :
  • 講談社
2.21
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本棚登録 : 82
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063752526

作品紹介・あらすじ

「なんなんだよ、これは!?」-俺、牧島カヲラは最悪の一日を過ごしていた。『閃紅の魔女』九段下ホマレに無理矢理入部させられ、やってきた放課後は弾丸の飛び交う戦場だった。電動ガン片手にお金を稼ぐ異空間サバイバルゲーム『放課後バトルフィールド』、それは高校生達の楽園であり戦場-。青春疾走サバゲーエンターテイメント、問答無用に状況開始。

感想・レビュー・書評

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  • 【読了】弓弦イズル「放課後バトルフィールド1」 8月6冊目

    ISの7巻が2011年4月に出てから、続きが出ないまま1年と4ヶ月。ISに関しては公式なアナウンスがないままに新興レーベルである、講談社ラノベ文庫より刊行されたのが「放課後バトルフィールド」である。なお、当初の発売日よりも1週間遅れての発売となった。

    「放課後バトルフィールド」はサバゲーをテーマとしたライトノベルである。そのフィールドは今風な仮想空間で行われるのだが、敢えてその世界観の成り立ち、仕組みなどの詳細な記述を回避することによって、読者の知的好奇心をかき立てる事に成功している。読者の飢餓をあおることによって続巻の成功ももはや確定事項と言えよう。

    キャラクターは、やはり流行の鈍感主人公と、なぜか速攻でデレるヒロインたちで構成されている。それと同時に主人公はシスコン、妹はブラコン、さらには姉キャラまで用意している。素晴らしい。聖闘士星矢Ωでも言っているように時代は属性なのである。

    また主人公はやたらと耳が遠いらしく、ヒロイン達のセリフを素晴らしい技量でスルーしていく。このお約束の伝統芸を忠実に再現しているところに作者の熱い想いを感じる。読者は新しいことなんて求めてないんだと。どこまでもストレート勝負なところが、どこまでも美しい。

    さらに読者への分かりやすさの追求だろう、そのままダイレクトな商標を惜しみなく使った大量のパロディの数々。前後の関連性を考えず、パラッとめくったページでパロディが楽しめる。どこまでもエンターテインメントを追求する作者の作品に対する姿勢には感動を禁じ得ない。

    加えて文章の読みやすさといったらどうだろう。紙面にふんだんにもうけられた空白が読みやすさを格段に高めている。それはまるで旅客機で空気を運ぶくらいに贅沢の極みとも言える。あぁ、このラグジュアリー感、エグゼクティブ感、まさに文章というのは足せばいいってものじゃない、引き算こそ大切なんだ・・・、そんな作者の主張を感じる。

    弓弦イズルは今まさに、「放課後バトルフィールド」によって、激戦のラノベ界というバトルフィールドに再臨した。この戦いの結末やいかに?

  • うっかり金に目がくらんで入った部活動だが
    ひたすらに大変な状態に。

    当然、主人公以外は女の子。
    見た目ハーレム状態ですが、下っ端要因。
    かと思ったら、強引に入部させてきた女子生徒は…な
    感じがしています。
    多分、ヒロイン…ですよね??

    サバゲーをする少女たち、というのは
    想像すると楽しそうですが、読むには
    ちょっと合いませんでした。

  • ようわからん仕掛けのサバゲーする話。
    映画と銃のセンスがええな。
    ロサンゼルス決戦とか、見てる人おるんやろか。

  • これは・・・
    はっきり言って予想以上にひどい。

    これまで勉強一筋だった主人公がお金を稼げるという理由だけで部活をやるのか?
    なぜヒロインは主人公に惚れているのか?

    結論ありきの内容になっているおかげで展開に全く説得力がなく、終始「?」が付きまとう内容だった。

  • 無理矢理入部させられた部活は弾丸が飛び交う異空間サバイバルゲームだった。
    「IS」の弓弦さんが送る青春疾走エンターテイメント。

    セリフはすべてテンプレじゃないかというくらい読んだことある感じだし、面白味もない。
    バトルが面白いかといえばそうでもない。
    怒涛の展開があるのかと期待したがなんとなく終わってしまった。
    ISは好きではなかったけど人気作ではあるのでこれは解せない出来。

    でも、妹は可愛かったかな。
    できれば姉も見たい(笑)

  • 話が何も始まっていなくて無難な内容だがこれはこれでいいのでは。ISの8巻よりは断然面白い。あとアニメ、ゲームなんかのネタが大量に出てくるので分からない人には厳しいかも。

  • 日野晃博社長作品を「まるでゲームの攻略動画を延々と見せられているようだ」という感想を言ったことがあるが、
    こっちは「まるで本番抜きのエロゲーを延々と見せられているようだ」
    まぁエロゲーライターなので当たり前といえば当たり前なのだが。
    あとマクロスFとかドラゴンボールとか今時の若者にも分かる広くて浅いアニメネタ。
    ハイスクールD×Dでもドラゴンボールをネタに扱っていたが、実は重要な伏線だったり、
    最後のページでオカルト研のみなさんにドラゴンボールの宴会芸を見せるなど工夫していた。
    あとラノベ界の風雲児からラノベ界の問題児って作者の自己紹介が痛々しい。

  • 作者は悪評高い……というか、正直事情はよく知らないんだよね俺。ISも読んでないし。ただ、各所であまりに叩かれていたので読んでみた。読んでもいないのに、イメージだけで叩くのは良くないと思うのですよ。

    ・:*:・゜☆,。・:*:・゜☆,。

    あー……ダメだろうこれ。全然面白くなかったです。

    話の流れは悪くないと思うんだよね。主人公がヒロインに無理やりサバゲーに付き合わされて、嫌々やってるうちに楽しくなっちゃう感じ。ありがちといえばありがちですが、王道ということで許せる。

    キャラの魅力のなさが致命的です。主人公は鈍感、恋なんて興味ありません、家事万能で妹想い、家には両親不在、口癖は「やれやれ」と「え、何だって?」……典型的であることは悪いことではないですが流石に特徴がなさすぎるだろ。
    イケイケで唯我独尊なヒロインその1。自分に自信のないおっとり優等生なヒロインその2。寡黙で毒舌でいざというときは頼りになるクールなヒロインその3。お調子者でバカでイケメンな主人公の友人が一人加わって、その5人がメイン。

    とまあこんな感じで、どっかで読んだことあるようなキャラだらけでした。
    なんかその1とその2は主人公に不自然に好意的だけどきっかけも何もないし。

    肝心のサバゲーも、素人の読者に分かってもらおうとか魅力を伝えようとかそういう意図が全く感じられない。作者が自分の知っていることを適当に書いているだけって感じでした。ていうか、多分作者もあんまり詳しくないんじゃないの?俺の銃知識は時雨沢恵一と賀東招二とアサウラがソースだけど、それでも、この作品の貧弱な銃撃戦描写は物足りない感じでした。

    あと、ところどころで他作品とか混ぜてパロディっぽくしてるけど、単に伏字で作品名出しているだけで全然パロディになってないっていう。生徒会シリーズも酷かったけど、あれはあれで開き直ってしつこく繰り返してきたので、意外と読めたな……と今になって思っちゃいますw

    ・:*:・゜☆,。・:*:・゜☆,。

    最初は、作者の前評判だけで叩かれまくりなこの作品を擁護しようと思ったけど、全然擁護できる要素がなかったわ。まあ、読みもしないで批判するのはいかんと思うけど。

  • 固有名詞が多々でましたが、どうしてワークマンだけが伏字だったのでしょうか?作品の内容以上に印象深いです。

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