外天楼 (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
4.17
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本棚登録 : 2225
感想 : 260
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063761597

感想・レビュー・書評

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  • 漫画
    外天楼というマンションで起こる出来事のお話
    一つ一つの事件もおもしろかったですし
    通してのストーリーもそれなりに楽しめました

  • 単なるギャグ漫画と思って油断して読んでいたら、、、

    「エロ本リサイクル」からこんな展開になるとは予想外。ヘビーだぜ、、、

  • 増築を重ね複雑な作りになったマンションの集合体「外天楼」を基本の舞台としながらも
    1.2.3.4話まではそれぞれ話の方向性が全然違うし、氏の短編
    「ポジティブ先生」に出てくるデーモンナイツの参謀ミルダが2話で出てきたり
    てっきり短編集かと思ってしまうけど、
    序盤のコミカルな展開から後半に向けてシリアスな展開になって行き
    実は物凄い壮大なストーリーが裏にはある。という流れが面白すぎてたまらない。

    4話から石黒キャラにしては珍しくツリ目な主人公の桜庭冴子刑事が登場して
    物語が一気に進み始めるのですが
    氏の得意なミステリー物の集大成と言っても過言ではないくらい先が読めないので
    終始ハラハラしっぱなしですよ。
    特に怒涛の展開が待ち受けるラスト70ページの命の物語には手に汗握らざるを得ません。

    読後になんともいえない空しさが残りますがこの空しさは嫌いじゃないです。
    空しさにも色々あるものなのだな。と気づかされましたね。

  • これはすごい。
    表紙からの不意打ちで、ただのギャグ漫画だと思った。キャラの濃い登場人物の短編集かな?とも。
    中盤までは…。

    終盤の超展開にはドキドキした。いい意味でも悪い意味でも。なかなか重い結末なのに、全てがつながったときの妙な爽快感というか、しっくりきてしまう感じが悔しい…!

    レビュー読まずに買ってみてよかった。
    二周目いってみようかな。

  • こっこの裏切られ方は!ラストでこうなるとは思いもしなかった。スゲー良い。良い裏切り。大好きだなこの作品。私のSF心、ミステリ心鷲掴み!

    初めはギャグ漫画的な感覚で読んで気付けばSF気付けばミステリ、ラストは何だか泣けてきた。上手すぎるよ、ストーリーの組み立てが。大きな設定なのに日常や笑いが抜けてない。上手すぎる。

  • なんちゅう漫画だ……なんちゅう漫画だ……!! エロ本を探す少年の話から、ダイイングメッセージ大喜利の話まで、どんなくだらない作品でもすべて伏線が回収されていやがった。この気味の悪い読後感、どうしてくれんだ。

  • 表紙をめくれば飾り紙で仕掛けがしてあって、くっだらねぇ〜どんなギャグ漫画だよ。と思いきやとんでもないところに連れていかれた。ミステリーのジャンルでいいのかさえよくわからない。

  • SF?連作短編。

  • 話一つ一つに突飛ながらも人間の本質みたいなものが見えかくれしていて、最後の話の繋がり方は短編とは思えないほどの壮大さと短編ならではの潔さが心地よかった。

  • 「人は異性と交わって生まれる そのことは神聖視するのに
    異性への興味や性行為そのものは恥じ 隠し 軽蔑する」

    誰も「昨日こんなセックスしてさー」とは言わないのに、「実は子どもが出来て…」は憚られないのは不思議だなぁ、とずっと思っています。
    じゃあどちらに寄せればよいかというと、もっと性的なことについておおっぴらに話せるような世の中になればいいのになぁ、と。

著者プロフィール

1977年生まれ、福井県出身。
2000年、『ヒーロー』でアフタヌーン四季賞秋の四季賞を受賞しデビュー。
2005年から『それでも町は廻っている』の連載開始、2010年にテレビアニメ化、2013年に第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。『木曜日のフルット』『外天楼』『ネムルバカ』など、幅広いジャンルを手掛ける。『天国大魔境』が「このマンガがすごい! 2019」オトコ編第1位にランクイン、2023年4月よりテレビアニメも放送された。

「2023年 『天国大魔境(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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