- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063825688
作品紹介・あらすじ
零戦搭乗員・戸澤の生活は、ほとんどが海と空の上。
腕は超一流で、性格は純情生一本。
だけどちょっぴり間の抜けたところもある。
そんな彼が仲間と過ごす”戦争”の日々。
知っているようで、きっと知らない。
今と時代は違うけれど、今とどこか似ている。
そんな70年前の瑞々しい青春群像譚――。
“戦争”は、僕らの“日常”。70年前の青春群像譚――。空母・蒼龍所属の戸澤一等飛行兵曹。零戦搭乗員で小隊長を務め、腕前は超一流。だけど、ちょっぴりお茶目で、寡黙で、どこかつかめない。そんな彼が仲間たちと共に、海と空の上にある“戦争”という“日常”を、今日も懸命に、明るく生きていく――。『高校球児ザワさん』の三島衛里子が描くなつかしき青春が、ここに――。
感想・レビュー・書評
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戦争青春モノ。
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こういう漫画がやっと出てきてくれたなぁ!! という感じで非常に嬉しく思っております。
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ジャケ買いというかタイトル買いした一冊。ネットで新刊チェックしていて気になって買おうと決めていたのだが、実際に店頭で帯のあおりを見てようやっと「高校球児ザワさん」の人かい!ということに気がついた。どーりで…独特な間や絶妙なツボを押さえてくるのは相変わらずです。
内容はゼロ戦乗りの日常を切り取った話。1巻では主要人物も出揃っていないようですし、複線らしきものや思わせ振りな謎が随所にあるので、次巻に期待大ってところでしょうか。…というわけであえて☆4。
ところで、この話は一戦交えた零戦部隊が空母に帰還する場面から始まる。零戦が飛行甲板に張られたアレスティングワイヤにフックをひっかける様子がアップで描写され、「被弾してるぞ!」の声と共に人々が駆けつける。
ちなみに、この1巻に登場する零戦はわりと初期型(21型だそうな)のもので、色はグレー。あのよく知られているグリーンの機体(52型)ではない。
だからトーン貼ってないのは手抜きじゃないよ!という4コマ漫画がオマケで収録されていて、知らんがな!と突っ込みたくなるこまか~い違いを図説し、「…という話を乗り物に興味のない人にするとしょっぱい顔をされる」というオチで締めている。
個人的にはアレスティングワイヤも十分アレな範囲だと思う。
「全く乗り物にキョーミのない人達」にはなんのシーンだかさっぱりなんじゃなかろうか、アレ(笑)
私個人(乗り物に多少興味はあるがそこまでではない程度)の話をすると、戦争映画など観ていて甲板に張ってあるロープは認識していたものの、アレなんじゃろ?程度でずっとスルーしていた。
それが、ある時、たまたま近代兵器の雑学的な本を読んでいて、あのワイヤがブレーキだという事実を知った瞬間は…まァなかなかの衝撃でした(笑)
近代兵器のくせに、なんつぅ原始的なシステムなんだ!っていう。理屈はわかるんだけど、戦闘機ってもうちょっと万能だと思ってたのだよ…。
というわけで、漫画の感想なのか何なのかよくわからん内容になってしまったけどココらでとりあえず〆。 -
また彼らに会えるとは予期してませんでした。