- Amazon.co.jp ・マンガ (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063880489
作品紹介・あらすじ
朔太郎、白秋(はくしゅう)、犀星(さいせい)らの作品からイメージされたキャラが大活躍! 膨大な資料を下敷きに創作の喜びや絶望、詩人たちの戦争責任にまで言及し、近代日本の歴史をも活写! 漫画にしかできない表現で漫画というジャンルを超えた傑作をぜひその目でご覧ください!!
感想・レビュー・書評
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相変わらず謎に引き込まれる。
何なんだろう、この手を引っ張られてる感じは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
辛いサイパン編終えて一部時代戻りました。
重い。もう読んでられないと重いながらも啄木キタ、とか、三島ー!とか、思う自分はきっと毒されてます。
朔太郎の病みっぷりが普通に見えてきました。 -
戦争と愛国心。日本人は確かに情でしかものを語れないのかもしれない。俳句や短歌の世界でも、事実を並べ立てて韻律を整えてポンと出してくる素人さんが結構いて、こんなのは観察日記だ、と突っぱねられているのを見たことがある。自分の感情の動きをすくい取って表現しなさいと幼い頃から教わっているから、戦争という事実も、『紋切り型の絶叫調』でしか韻文にはできないのだろう。
現代日本人に「愛国」という概念は忌避されている。愛国を謳えばすなわち右翼と見なされ鼻をつままれる。思考停止しているのかもしれない。政治の話は深い関係の人ともしない。いつからこうなったのだろう。お先真っ暗だという、ある種の『終末思想』は百年前から変わらないのか。 -
白さんは概念
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なんか変に厚いから「無理やり収めた最終巻??」とか思っちゃったてへへぺろり。
戦時中のふんふんをメインに時代や舞台を行ったり来たりで、凄く草臥れる作りだった。 -
3巻では、室生犀星、石川啄木らがそれぞれ時空を超えて少女と恋(?)に落ちる。淡々と描かれているのに、なぜかせつない。相変わらず狂った世界なのに、だんだんそれが心地よくなるから不思議。
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確かに、愛国は普通には語れない。
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三巻は戦争絡みのことが多いので、すごく読んでて辛かった。
世界観の謎が深まるばかり…。 -
ほぼ戦時中っていうこともあるけど読んでてしんどい。朔は錯乱はするけど一番まともなんじゃないか?そもそもまともって何?って沼にはまりそう。
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最近、個人的に”あの時代”づいている。
立場が違うとあの戦争の見方も全然違ってくるんだな、って当たり前のことをぼんやり思う。
ぼんやり思いを馳せておくくらいに留めないと辛すぎる。
にしても、文人達について知識が多ければもっと作品を堪能できるのに悔しい。けど、堪能するためには膨大な知識が必要そうで二の足を踏む。