のぼる小寺さん(2) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 110
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063881196

作品紹介・あらすじ

壁を見ると登りたくてウズウズしてしまう小寺さんは、フリークライミング「ボルダリング」が得意で、とっても可愛い女の子。 そんな小寺さんが登っているのを見てるだけ、の青春ショートストーリー…のはずが、今回はがっつりボルダリング大会へ挑みます。小寺さんたちボルタリング部の挑戦が始まります。

感想・レビュー・書評

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  • この巻も淡々と。一心にボルダリングに取り組む小寺さんをみて、周りが共感したり、自分の取り組んでることに真摯になったり、すがすがしいほどに。ボルダリングの専門知識はそれほど出てこないけど、オブザービングて事前にコース取りの戦略を取るのが重要なことはわかった。

  •  小寺さんを好きすぎる田崎さんがかわいい。

  • ジワジワ来る系の、イイ漫画だ、と私は確信している
    言い方は悪いと承知した上で言うが、ぶっちゃけ、ボルダリングはマイナーなスポーツの中でもメジャー寄りだろうが、やっぱり、まだ、認知度は低い。漫画のテーマとしても、地味な方だろう
    しかし、珈琲先生は、そんな事なんて気にしていないんだろう
    ヒロイン・小寺さんと同じく、大好きを通り越して、日常の一部、やる事が当たり前になっていて、それをやり続ける意義も深く考えすらしない、呼吸と言ってしまうと大袈裟だが、靴を右から履く、そんなジンクスと同じくらい自然な気持ちで、ボルダリングの漫画を描きたいから描いている、そう感じられる(2)だった
    (1)は正直、斬新さ、目新しさ、インパクトだけで勝負している感もあったが、(2)はそれが薄まっている。けど、面白さは上回っている。ここがイイ漫画だ、と感じる根拠だ
    ヒロイン、話の主軸は、あくまで小寺さんだ
    けど、この『のぼる小寺さん』の面白さは、そんな「頑張る」を通り越して、全力で取り組んでいる彼女の、真っ直ぐで熱い生き様に触発された、周りの人間のちょっとずつの変化だ、と私は思っている
    人と人の繋がりを感じられる、ほんと、イイ漫画だ
    きっと、私だけじゃないだろうな、この作品を読んで、一度くらいはボルダリングに挑戦してみたい、と思ってしまったのは
    恋愛のようで恋愛じゃない、高校生の男女の淡い感情も、これまた、ニマニマしてしまう
    あくまで、私個人の漫画の趣味なので、一概には断定できないのだが、恐らく、現在、BELOVEで大好評連載中、しかも、アニメ、実写映画化までした末次由紀先生の『ちはやふる』がストライクど真ん中の人は、きっと、こちらの『のぼる小寺さん』にもゾッコンとなるだろう
    この(2)の見所は、やはり、大会パートだろう。結果が全てではない、ただ、頂点を本気で汗だくになって目指す姿は、男だろうと、女だろうと美しい
    この台詞を引用に選んだのは、あまりのカッコ良さに胸を打たれてしまったので。人の本気を笑う奴は、何かに対して本気になった事がない奴だけだ。可哀想とは思わないが、全力で打ち込める、何かが人生に無いのは、ちょっと寂しいよなあ

  • 1巻に比べてかなり内容 (ストーリーらしいストーリー) がある
    1巻で一話限りの出演と思われていた人がどんどん絡んでくる
    思ったより色を変えてきたので場合によっては評価が下がりうるが、こちらの方が万人受けしそうではある

    小寺さんの人柄の良さを中心に優しい世界が回るのを見てるだけ

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著者プロフィール

2014年に「good!アフタヌーン」にてデビュー。 『のぼる小寺さん』(全4巻)、『しったかブリリア』(全2巻)。『のぼる小寺さん』は2020年に工藤遥主演で実写映画化され反響を呼んだ。

「2023年 『ワンダンス(10)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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