- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063885064
作品紹介・あらすじ
世の中には、もっともらしく正しそうなものが、堂々とした顔をして居座っているから、どうかお気をつけて。他の人みたいに頑張れなくても、真っすぐに感動できなくても、誰かを愛せなくても、友達が一人も出来なくても、絶望しなくて大丈夫。「正しい」生き方なんか、きっと、誰も出来ていないんだから。
「外は危険だ。ひとりきりを、思い知らされるから。」世の中の常識、親の期待、クラスメイト、そして、理想の自分から…ズレていても、自分を曲げられない。悲しいくらい不器用な「私たち」に、そっと寄り添う、作者初の連作集!
感想・レビュー・書評
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作者初の連作集! と、本の帯にあるが作者の作品はすべて連作してる感がある。すべからく、すべての作家は連作してる感あるとはいえ。
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皆さんが書いてるように
佐藤さんがすごく良かった
こうやって辛い気持ちを勝手に払拭してくれる人がいるといいよね、。。 -
3話のおでんの汁飲む話めっちゃ好きだった。
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最高だった。
どうでもいいところで別の話同士の人物が交差するのがじわじわと笑える。
絵が上手いんだけどあのシンプルなキャラの描き方にすることで暴力性がより際立つ。 -
『描いてあげない』の、坂本くんが心に思う(僕には 真面目さを装って 何かに復讐してる所がある)と言う言葉に目から鱗。中二病と、解り易い反発心とは別の所にあるものだ。
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"仕方がないと思った 二度と会えない人の事を思い出すよりましだと思った
『じいちゃん
本当にあのじいちゃんですか
僕もそう思っていてもいいですか
そんな風に都合良く考えて
じごくに落ちませんか』"[p.130]
こうやって予想外に連鎖していく物語とても好き。
町に住んでいた人々がなんだかハッピーエンドを迎える中、町に帰ってきた少年が言いようのない気持ちとともに走り去って行く対比がなんとも言えずにぎゅうとくる。
別の町の別の僕、あれは培養肉くんに出てくる2人だったりしやしませんかね……。 -
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感情がいろんなところに飛ばされる感じ。
ポップにえぐってくる。 -
「私 一番この時間が好きだなァ/行く所の無い犬畜生/みたいな父を目に焼きつけると/きっと明日もやさしい気分だから」