不死身ラヴァーズ(3)<完> (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 86
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063950212

作品紹介・あらすじ

甲野じゅんの人生にたびたび現れる“長谷部りの”という女の子。出逢うたび全力で長谷部に恋するけれど、想いが届くと彼女は幻のように消えてしまう! そのたび身を裂く悲しみが甲野を襲い、そしてまた、彼女は別人の“長谷部りの”として甲野の前に現れる!! 出逢いと別れを繰り返し、甲野は入学した大学で、またまた長谷部に出逢う。また長谷部は消えてしまうのか!? それとも今度こそ恋は実るのか‥‥!?

純情男、甲野じゅんが好きなのは長谷部りのという女の子。だけど両想いになると長谷部はこの世界から消えてしまい別人として再び現れる。今度の長谷部はまさかの男! それでも甲野の気持ちは変わらない。UMA好きの長谷部と山に出かけた甲野だったが、事故でまさかの記憶喪失に。全てを忘れた甲野は長谷部のことすら忘れたのか!? そして二人がたどり着く恋の極地とは!?

感想・レビュー・書評

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  • 続き読みたい!!

  • 第一部とか言われると本当に完結したのか分からず夜も眠れないんですが!!!
    とは言いつつ、甲野も長谷部も、どこかで愛しては消えているにちがいない。終わりが連なって終わらない、それが不死身ラヴァーズなのだから!(うまい)

  • 面白かったんだけどなぁ。
    テンポは良くすべきだった。だが構成として端折るの難しすぎなんだな。りの消失という設定に数話いるし花森さんの登場からりのが男として出現するとことかどうするんだこれの連続で飽きさせなかった。
    主人公がりののことを好きなあまりにコミカルで突飛な行動をとり続けるとこは読んでて楽しかったし、なんでこれ売れなかったんや!

  • 私の中の、少年漫画(恋愛ジャンル)で見事、殿堂入りを果たした作品
    ともかく、インパクトが強い
    自分の持っているモノを技術も何もなく、読み手の心に力いっぱい、自分が壊れかねないほどぶつけてくるかのような、荒々しく、時に目も背けたくなるほどのショッキングな描写をぶちこんでくる絵柄
    誰かを好きになるってコトは、その誰かと別れなきゃならない時が来る、そんな辛さ、哀しみ、苦しさが共にある、そんな当たり前の事実を、「両思いになった瞬間、相手が消失する」と言う斬新な設定を、最初から最後まで見事に活かしきり、殺さなかったストーリー
    好き合った瞬間に、最愛の一人が自分の目の前で消え去る、常人なら一度、味わっただけで心が砕け散って、恋をする事に臆病になってしまうであろう現象を何度も味わいながらも、自分を偽らず、その都度、好きになれた相手にぶつかっていける、諦めが悪い、なんて表現じゃ足りない、愛だけに生き、恋に死ねる甲野の不屈不倒の個性
    どこの切り口から見ても、ただただ衝撃的な、強制無限恋愛ループな漫画
    “第一部”での、甲野の最後の恋愛はそれまで以上に、読み手の心を握り締めてきた
    運命の相手は存在する、だからこそ、自分を好きになってしまった所為で消えてしまう、そう頭で解っていても、心は止められない
    男の覚悟を学べる作品でもある
    誰かを好きになるって、ものすごく最高で、とんでもなく最悪で、幸せも不幸せも二本の腕じゃ抱えきれないくらいに運んでくる
    高木先生、『不死身ラヴァーズ』を描いてくれて、ホントにありがとうございました
    第二部の再開、次回作、どちらも胸にハート型の孔を開けて待ってます

  • 全3巻読了。
    結局ひたすら好きだ好きだ→つらいを繰り返しただけの印象で残念。
    あと甲野のテンションにたまについていけなかった。

  • 好き、この圧倒的エネルギーのみ!

  • “「甲野くん…好きよ?」
    「ーーっーーっっ」
    長谷部なんて大嫌いだ…長谷部なんて…っ なんてっっ
    ああ 一体何なんだ この世界は”

    終わった……終わった?
    最後の方に荒さを感じつつ、キャラとか盲目的にまっすぐなところとか設定とかどれも良かったなぁ。
    花森さんも好きな人が消えていただとか、最後は長谷部視点で甲野が消えちゃったとか。今でも二人は果てしない追いかけっこをしているんじゃないかって思ってしまう。
    女甲野に会ってからの男長谷部の表情とか、回転寿司で自分の心臓を受け取る甲野君の表現とかにぎゅっと胸を摑まれる。
    第二部待つよ待つよ……!

    “「恋じゃない!愛じゃない!
    この気持ちは「くだらない」感情なんかじゃない!
    こんなオレは子供だって笑われても仕方ないかもしれないっっけど…
    オレはっ長谷部がっっ!!
    好きでっっ 好きで好きでっっ好きでっ好きでっっ好きで好きで
    どうしようもなく好きなんだ!!!」”

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