アルスラーン戦記(3) (講談社コミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063953077

感想・レビュー・書評

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  • 因縁の相手との邂逅。

    本格的に動き始めた感じを受けるアルスラーンの物語。
    そして、銀仮面。
    彼の正体,動機の一端が明らかに。

    戦後の無惨さ。
    勝者の驕り。
    怨嗟と悦楽。

    先の戦のシーンより、個人的にはこういった戦いの後の描写の方がより戦いの悲惨さを感じる。

    とはいえ、そういった描写が苦手な人もご安心を。
    掲載誌の関係か作者の意向かは定かではないが、それらの描写をあまり強く描いていないので。

    飽きることなく読ませてもらった。
    また次巻も楽しみ。

  • アルスラーン一行にファランギースと前巻から登場のギーヴが仲間に加わり5人となる。カーラーンとの対決。この巻の最後に銀仮面の男の正体が明らかになる。
    文化を焼き尽くすことは真にその国を滅ぼすことになるから、異国の文化は尊重しなければならないと思った❗

  • 1〜3をまとめよみ。田中芳樹は高校生の頃流行ってたけどよんだことなくて、コミックで初接触でし。多分、コミックはコミックで、荒川風を楽しむ。というわけで、原作に手を出すことにします。気軽に読めそうだしね!だって、表紙はこれ孔明でしょ!?でしょう!?気分的には諸葛亮孔明と、仲間たち。

  • 単行本出るの遅いな…と思ってたら連載ページ数がだいぶ減ってるんですねw とは言っても1話の内容はだいぶ濃い。

    角川アニメ版のお耽美な感じも大好きですが、こっちの漫画的に外連の効いた描写もいい感じですな。特にボダンの醜悪さや銀仮面卿の怒り顔が良い。

    あー、そういえばファランギースさんってこういう面白い人だったんですよな。

  • まず、結論から言わせてほしい
    この少年漫画、最高である。各人が読みたいモノを好きなように読めばいい、そう、私自身は思っているが、それでも、これを読まないと、漫画読みとしての人生、大きな損となる、と言いたくなる
    小説読みでもあるのに、恥ずかしい話だが、私は原作の『アルスラーン戦記』を読んだ事が無い。田中芳樹先生の作品で読ませていただいたシリーズ物は、『創竜伝』と『薬師寺涼子の怪奇事件簿』のみだ
    なので、田中先生の執筆する作品は、全てレベルが高いとは言えない
    けれども、『アルスラーン戦記』と言う小説の名作の魅力を、漫画、この形にした時、ここまで残さずに引き出せるのは、恐らく、数多いる超一流、言わば、「本物」の中でも、荒川弘先生だけだろう
    『銀魂』の空知英秋先生、『月光条例』の藤田和日郎先生、『七つの大罪』の鈴木央先生、『ドリフターズ』の平野耕太先生、仮に、この先生方が『アルスラーン戦記』を漫画化してくれれば、どちらのファンとしても嬉しい。だが、どれだけ、空想を膨らませても、荒川版を凌駕できるレベルに至らなかった
    夢枕獏×伊藤勢先生が、最もベストコンビかと思っていたが、これは認識を改めるべきだな・・・・・・これだから、原作ありの漫画は好きだ
    『鋼の錬金術師』、『銀の匙』、私の中で殿堂入りになっているだけでなく、確実に漫画史に残る名作を連載した(している)経験が、この漫画を描く上で活きているな、と感じた
    あくまで、これは私の勝手な意見だが、荒川先生の描く、人の死には読み手を硬直させる、得体の知れない迫力が籠っている
    圧倒的な戦力の前に無慈悲に殺される者、歪んだ宗教的な思想の餌食となって屠られる者、壮絶な一騎打ちの末に絶命する者、どれも形こそ違えど、単純な死だ
    リアル、そう表現するのは違う。ただただ、読み手に死ぬこと、殺される事の恐ろしさを思い知らせる
    だからこそ、信念と覚悟を胸に、何が何でも生き抜いて、目的を遂げようとするアルスラーン達が持ち、強めあう光が、より一層、読み手の心を照らし、自身の未来に希望を持たせてくれる
    また、荒川先生は、原作の良さを忠実に表現しているだけでなく、所々に、自分の色を織り交ぜて、読み手にしれっと、さりげなくアピールしてくる技量と度胸も持ち合わせている
    壮大さ故の緊迫感が宿るストーリーだが、荒川先生のコミカルな要素が混ぜられている事で、大分、読みやすくなっているのではないか
    それでいて、戦闘シーンとなると、まるで異なった色を出して、読み手を驚かせるんだよな、荒川先生は
    効果音が耳の奥が痛くなるくらいに大きく聞こえ、戦闘独特の緊張が滲む空気で肌を引き締められ、思わず、握った拳の内が汗だらけになる、少年漫画として百点以上の戦闘シーンである
    どの戦いも圧巻だが、個人的にアニメで楽しみにしているシーンは、この巻に収録されているダリューンvs銀仮面の男(ヒルメス)だ
    この作品もまた、確実に漫画史に残るだろう
    この台詞を引用に選んだのは、自分の戒めにしたい、と思ったからだ。自分が大事な物または者を奪われたら、とても悲しくなる、そんな当たり前の事が人間は簡単に想像できるはずなのに、どうして、他人を虐げられるんだろうか・・・・・・

  • 原作よりも勢いがあっていい!
    イスラム文化と荒川氏は仰っているが、正しくはペルシャ文化と思う私はこだわり派なんでしょう(笑)

    こちらを読むと「王書」が読みたくなるのはご愛敬というものですねぇ。こちらも完訳を挑まれる方がそろそろ出てもいいのではないかな。(少なくとも辞書が存在してるんだしね、ものすごい値段ですが……)

  • ファランギースの格好が凄いです。

    カーラーンの言葉を聞いたダリューンとナルサスが正統な王と聞いて
    そしてヒルメスも正体を明かし、どの様な行動を取るのか気になります。

    9月が待ち遠しいです。

  • ファランギースに惚れた!

    意外にカーラーンあっさり。
    ヒルメスとかオスロエスとか、どうなる?!
    ちょっと、
    原作も読んでみたくなってるけど14巻もあるんですよね。。。
    まだ、
    終わってないし。。。

  • まだまだ謎だらけ。

  • ギーヴとファランギースが出てくるとアルスラーン戦記を読んでいる感が増すくらいに好きなので、二人のやり取りがまた違った形で見られる幸せを噛み締めつつ読了。そうそうこんな展開だったとうっすら覚えている記憶を掘り起こしながら読んでいました。懐かしいにも程がある。次巻9月だったらアニメ化終了後の発売なんだろうけど、アニメはどこまでやるのかしらと最近はそんな心配ばかりしております。

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著者プロフィール

荒川 弘は1973年5月8日生まれ、北海道出身の漫画家。
代表作『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)、『獣神演武』(スクウェア・エニックス)、『百姓貴族』(新書館)。
1999年にエニックス21世紀マンガ大賞を受賞してデビュー。衛藤ヒロユキのアシスタントを経て独立。
大ヒット作『鋼の錬金術師』で、2004年第49回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。
2011年19号より『銀の匙 Silver Spoon』で初の週刊連載開始。同作で2013年第58回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。

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