八百森のエリー(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 95
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065108307

作品紹介・あらすじ

あなたと野菜を繋ぐお仕事、青果流通のど真ん中、それが【仲卸】。仲卸業の基本は「必要な商品を」「必要な数量」「必要な場所に」「必要な時間に」届けること。「八百森青果」の新入社員、エリー(卯月瑛利)と、のりたま(大虎倫珠)が畑からあなたのテーブルへすべての野菜を届けます!





野菜に人生捧げられますか!あなたと野菜を繋ぐお仕事、青果流通のど真ん中、それが【仲卸】。仲卸業の基本は「必要な商品を」「必要な数量」「必要な場所に」「必要な時間に」届けること。「八百森青果」の新入社員、エリー(卯月瑛利)と、のりたま(大虎倫珠)が畑からあなたのテーブルへすべての野菜を届けます!

感想・レビュー・書評

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  • お仕事漫画。
    それも"仲卸業"と珍しいジャンルで
    知らない世界だからこそ面白いし ワク(((o(*゚∀゚*)o)))ワク 野菜をこよなく愛し
    大学で品種改良の研究などしている
    野菜万歳!!農業万歳!!のエリーこと卯月瑛利。
    就職先は仲卸の八百森青果。
    同期はいちご農家の
    金髪リーゼントの"のりたま"こと大虎倫珠。
    学者肌のエリー、ヤンキーののりたま、
    正反対に見える2人だけど、なかなかいいコンビ。

    野菜や果物がどのような過程でスーパーの売り場にくるか?
    これって有難いことなんだね(^人^)

    『野菜に命捧げますか!!』

  • カバーに地元の食材「灯台印きゃべつ」が採用されていたので購入。残念ながらキャベツはそれほどクローズアップされなかったが、青果市場の仲卸のお仕事について、また野菜の商業的な栽培について理解が深まる。大卒のエリー、高卒ののりたまの成長物語になるのだろう。それにしてもモーニングで少女漫画のような画風が連載されるとは……(笑)

  • 出ました!
    「八百森のエリー」!!

    農大出のイケメン兄ちゃんが、野菜のなかおろしの会社で働く話です。
    連載のとき
    から単行本になるのを待ってたのですが、やっと出ました(二巻は4月だって。早い!)。

    野菜を作る人がいる
    野菜を料理する人がいる

    でも、そのあいだ……どうやって野菜を流通させるか、はわかりませんでした。
    なるにはシリーズにだって、そんなのはないしね。

    凄い、いいとこに目をつけたな、と思うよ。
    一巻目から、フォークリフトがぶつかって割れてしまったスナップエンドウ50万分、をさばく話がでてきますが、システムとアイデア、って目に見えないけど、世界が平和に回ってくためにはそういうことをやってくれる人が必要なんだよね。
    食べ物だけじゃなくて、町に優秀な水道屋さんや、道路を設計する人や、図書館員がいるかいないで、住みやすさが決まるんだから。
    日本人てそういうことあまり考えないけどさ。
    というわけで、学校は買い!

    お仕事の棚に入れといてくださいね。

    2018/02/15 更新

  • 絵はキレイだけど、結構ガテン系の青果卸ストーリー。普段見ることのない青果卸の裏側と、そこにある問題やドラマに心惹かれます。マンガで描かれる世界の広がりを感じますね~。

  • 宇都宮青果市場の仲卸・八百森の新入社員エリー。マニアックな不思議キャラ主人公の溢れる野菜愛も、周囲のキャラクターも面白い。悪人はいないけど厳しいお仕事と向かいあう小さな毎日の冒険。とても好き。

  • 野菜好きだけでなく、肉好きにも読んでほしい一冊
    あくまで、私個人の好みではあるが、中々にグッと来るストーリーだった
    その良さを語る前に、まず、一つ謝りたい
    表紙を飾っている主人公の容姿とタイトルに「エリー」ってニックネームが入っている事が原因だ、と言うつもりはないんだが、てっきり、この作品の主人公は女性だ、と思い込んでいた
    読み始めて、エリーが男性だ、と判ったもんで、驚いて、その後、自分の観察眼の無さに軽く凹んだ
    貧乳の女性が主人公なんだな、と思っていた私にココナッツクラッシュをかましたい
    まぁ、そんな私の自己嫌悪はさておき、この『八百森のエリー』がシンプルに面白い、ってのは事実だ
    表紙とあらすじに惹かれて、っつーより、書店の試し読み小冊子をチェックし、続きが気になってしまったので購入したが、間違いなく、正解だった
    出版社と書店のトラップに、まんまと引っ掛かった形であるが、悔しくはない
    これまで、野菜をメインに持ってきている食漫画はあっただろうが、青果市場にスポットライトを当てた青年漫画ってのは、初めてだろう
    漫画家が魅せてくれる、こういう攻めの姿勢、チャレンジ精神は、一漫画読みとして実に嬉しい
    テーマがテーマなので、取材や資料集めは、相当に大変だと思うけど、モーニングの編集部には、その手の作業が得意な逸材が揃っていそうだし、きっと、仔鹿先生をしっかりとサポートしてくれるだろう
    その痒い所に手が届く手助けを受けた仔鹿先生が全力で漫画を描いてくれるのならば、私達読み手も本気で読めるし、感想を書くやる気も出るってもんだ
    それにしても、青果市場がこんなにも激しさに溢れる場所で、そこに関わる人間が野菜愛に溢れているってのは知らなかった
    やっぱり、漫画ってのはいいな、未知の世界に溢れている面白さを教えてくれる
    ぜひ、この『八百森のエリー』も、高校の図書室に置いて欲しい
    『BLACK JACK』や『火の鳥』と言った世界に誇れる日本の名作漫画、『あさきゆめみし』や『ベルサイユのバラ』などの歴史の授業で使える名作漫画も、図書室には必要だろうけど、進路に悩んでいる高校生に、こういう職場もあるんだぞ、って示す意味合いでも、こういう業界を紹介してくれる漫画も置くべきだ、と私は思う
    読んだからと言って、すぐに決断できるものではないだろうが、少しでも興味を持ってくれれば、仔鹿先生としてもガッツポーズを決められるだろう
    女性と間違った負い目もあるからか、エリーこと卯月瑛莉のキャラは、結構、立っているな、と感じた
    変わり者である事は確かだけども、人と人を繋げる「仲卸」って仕事に憧れだけでなく、敬意も持っている彼には、芯がある。そんな人間は、カッコ良く見えるものだ
    まぁ、少しばかり、女心に疎いっつーか、配慮が足りないって欠点はあるにしろ、それもそれで、彼の魅力だ
    そんな彼の同僚である大虎倫珠、通称「のりたま」も、見た目だけでなく、中身もインパクトがある
    ツッパっているようでいて、何気に繊細。また、仁義も重んじる面もあり、野菜に対する愛情も、ちゃんと持っている
    エリーとは違うタイプだからこそ、相性が良いのだろう。ライバルではなく、マブダチと表現した方がしっくり来そうな間柄になりそうだ
    ウサギとトラ、ちょっとばかし、BLっぽい組み合わせだな、と思ってしまった自分もいる。ただ、二人の場合、トラがウサギに喰われそうではある
    エリーとのりたまに、仕事だけでなく、人生のイロハも優しく叩き込んでくれる先輩方も個性的で、勉強になるストーリーに彩りを加えているようだ
    画力の方は、そうだな・・・まぁ、少し見づらい、とは感じた、正直
    ストーリーにマッチしているのは確かだが、もうちょい、上手くなって欲しい、とは思う
    個人的にグッと来たストーリーの方には、恋愛要素が付け足されたら、アクセトになって、楽しめそう
    野菜料理が得意な女性シェフが、結衣とエリーを巡って、火花を散らしたら面白くなりそうだよなw
    どの回も好感が持て、「へぇ」と思えるものばかり。掴みとしてバッチリだった#01も良いが、私的にはのりたまへの好感度がガッツリ上がった#08を推したい。マブダチが抱えている、軽くはないモノを知り、家に押しかけ、仏壇に手ぇ合わせてくれる、良い奴すぎだろ。やっぱ、金髪リーゼントに悪い奴はいないな
    この台詞を引用に選んだのは、社会人として大事な事だよな、と思ったので。飲み会や、この手の催しは、確かに面倒臭い。だけれども、自分が飛び込んだ世界で上へ行くって気概があるなら、何よりも、こういう人脈作りは大事になってくる。地位が高い人ほど、コミュニケーションを疎かにはしないのだろう

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著者プロフィール

宇都宮市生まれ、宇都宮育ち。短大在学中から雑誌などで漫画を発表。現在1児の母。代表作に「うちのダンナは野菜バカ。」「私の子育てやりすぎですか?」(共にぶんか社)など。今作品はコミティアからの持ち込み企画、初週刊連載です。
仔鹿リナ 公式ツイッターhttps://twitter.com/lina_kojika


「2018年 『八百森のエリー(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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