赤木かん子【公式】のおすすめ本リスト

初めて見た“小さい書房”という出版社の絵本です。
町に高い建物が乱立して空が見えなくなったもんで、絵描きさんに壁を空色で塗ってもらった町の話です。
壁も窓もすべて……空色になったけど、そんなのやっぱり本当の空じゃないよね。

小学校と公共は買ってね。

2017/08/09 更新

11年ぶりの新刊です。
もう終わったと思ってたよ
「ギャラリーフェイク」……。
もと、メトロポリタンの切れ者学芸員、いまは偽物ばかりの“ギャラリーフェイク”を営む、美術商の、美術に関するうんちくがたっぷり楽しめるシリーズです。
司書は一応読んどいた方がいいな、絶対じゃないけど。
基礎的な知識がバンバン入ってくるからね。

2017/08/08 更新

◆ お風呂でミステリ ◆ 第十回

・・・ 第十回 「腕抜き探偵」 ・・・


高知出身ミステリー作家、西澤さんのアームチェアデティクティヴものです。
高知出身のクリエイター、というのは変わった人が多いです。
なんというか、そのジャンルのまんなかではなく、離れたところにいる孤高の巨星みたいな感じで、他の誰にもないテイスト、を持っているかたが多いのです。
はらたいら、しかり、西原理恵子、しかり、やなせたかし、しかり……。
西澤さんも一風変わったミステリー作家でSFとミステリーを融合させたり、普通のミステリーだと思っているとええええっ?
という展開だったり……。
そのなかではこの“腕抜き探偵”シリーズは王道です。
事務の人が昔使ってた、古くさい黒い腕抜き(手首からひじまでの腕カバーですね)をはめ、市内のあちこちに机と椅子を並べて出没する
“市民のためのご相談係”……。
名前もわからないので通称“腕抜きさん”……。
でも市民が日常生活のなかの不可思議なことを相談すると、とんでもない正解を即答……してくれる役に立つ人なのです。
最近は美女の大学生になつかれてるよ (ワライマーク)
早く新しい本が出ないかな。

2017年08月08日

これは入れるなら中学から?
前橋の若手市民たちが、学校の部活のノリでいろいろイベントをやってみたら、町が活性化していった、という話で、町おこしの話を読みたい人にどうぞ、です。

この本自体も町の出版社が作ってます。

発行:ゆたり出版
http://www.hontoyutari.com/

2017/08/07 更新

LGBTQの本棚から 第16回「性別が、ない!」

今回ご紹介するのは
「性別が、ない!」
という新井祥さんの実録マンガ、全15巻です。

性別がない…?
どういうこと?

作者の新井さんはインターセックス(半陰陽)といわれる、男女どちらともつかない身体的構造をしている人たちの1人です。
両性具有ともいわれますね。
「卵巣も精巣もあるけど、性器は女性」
とか
「見た目は女性で胸もあるけど、性機能は男性」
とか人によってさまざまみたいです。
医学的には性分化疾患といい、原因は不明で、性器の見た目でわかる場合もあれば、染色体検査をしないとわからない場合もあるようです。

巻数が多いので今回は4巻までを紹介しますが、その前に、今回のコラムを書くにあたって、漫画を貸してくださった通院先の先生に感謝を……

後三年の……は東北は知ってるかもしれないけど、西はあまり知らないよね~。

でもって全国区で売ってる訳じゃないから見つけるのも難しいと思います。
このテーマをこんなに詳しく書いてるのは他にはないと思うので欲しい人は買ってね~。

お問い合わせ先:株式会社オアシス
電話:0182-33-6050

出版社:株式会社オアシス
価格:税別1000円

2017/08/04 更新

今回の「Be!」は脳科学の特集で面白い!
人間の脳がどのように世界を認識しているか解き明かせるようになった(まだ一部だけど)わけで、幽体離脱や幻聴、幻肢痛が起きる仕組みあたりがわかってきた、という話からはじまって、感覚過敏の子どもたちにはどうすればいいのかまで、子どもとつきあう仕事の大人には必須情報が入っています。
雑誌ってあんまり一冊買いしないかもしれないけど(でもってこれ、本屋にあまり並んでないけど)読んどいた方がいいよ。
公共図書館にもリクエストして入れてもらって。
季刊雑誌っていわないと入らないことが多いけど、単行本として買ってもらえばいいんだから。

2017/08/03 更新

カンブリア大爆発の、とても読みやすい解説書?マンガ?です。
ただし無戔綴じなんで、小学校に入れるなら、糸綴じが必要です。

2017/08/02 更新

みらい文庫・その7

今月の未来、でーす

2017/08/01 更新

みらい文庫・その6

今月の未来、でーす

2017/08/01 更新

みらい文庫・その5

今月の未来、でーす

2017/08/01 更新

みらい文庫・その4

今月の未来、でーす

2017/08/01 更新

みらい文庫・その3

今月の未来、でーす

2017/08/01 更新

みらい文庫・その2

今月の未来、でーす

2017/08/01 更新

◆ お風呂でミステリ ◆

・・・ 第九回 「9マイルは遠すぎる」 ・・・

ジェームス・ヤッフェと同じく、ユダヤ人の作家、ハリイ・ケメルマンの、ミステリファンなら知らない人はいないであろう、超有名短編です。
大学生に英文を教えているニッキイ・ウェルト教授が、11語の文章
「9マイルは遠すぎる、まして雨の中ならなおさらだ」
という文章からなにが推論できるか、という遊びをやってとんでもない結論を導きだす、というもので、もうこれは古典というか、教養になっているクラスだと思うので、司書なら読んどいた方がいいよ、と思います。

2017年08月01日

●くまのまあすけ
●まあすけのぼうし

コメントは「くまのまあすけ」をご覧ください。

2017/07/31 更新

●くまのまあすけ
●まあすけのぼうし

馬場のぼるの絵本が復刊されました。
ここまで古くなるとなんか一回転したらしく、案外いまの子にも詠んでもらえます。

2017/07/31 更新

LGBTQの本棚から 第15回 「夫夫円満」

今回紹介するのは
「夫夫円満」

「夫夫」とかいて「ふうふ」と読みます。
文字通りゲイカップルのお話です。

もっとも、まだいまは、ふうふ、で変換すると夫婦しかでてこないのですが……。

この本は実在するゲイカップルが体験した実話です。

2人は職業の都合で様々な国にいきます。
いくつかの国で2人をカップルとして認めてもらえただけでなく、他のストレートの夫婦と同じように扱ってもらえたことが何より嬉しかったと語っています。
2人が自分たちを「夫夫」だと表現することは自分たちが特別な存在ではなく、見えない存在でもなく、ごく普通であることを意味しているのでしょう。

彼らの話を通してセクシュアルマイノリティが辿ってきた歴史を知ることもできます。

たとえば、80年代後半はLGBTQの、特にゲイにとって試練の時代だった、という話がありました。
HIV(通称エイズ)が多くのゲイの間で流行したからです。
今でこそ、男女間の性交渉や輸血でも感染する病気だと認識されるようになりましたが(結局ウィルスが原因だったのですから)
当時は
「ゲイのかかるガン」
だとまでいわれていたそうです。

原因がわからず、感染も防げない……。
有効な薬もなく、致死率がとても高い……。

そういう未知の病気への恐怖がゲイへの恐怖にすり替わり、偏見や差別が激しくなったというのですが、原因が解明され、コントロールできるようになると、偏見や差別も徐々に社会から消えていったそうです。

知らないから怖い、怖いから遠ざけたり攻撃したりする……。
無知が、恐れを助長するわけですね。

これはセクマイだけではなく、いろいろな障害を持つ人々や、有名でない難病の人々にもあてはまることでしょう。
そうして誰にだって、事故や病気によってそういう少数派、という立場になる可能性はあるはずです。
自分だけじゃなく、家族や友だちがなる可能性も……。

だからこれはそういう一部の人たちの問題ではなく、全員の問題なのです。

この多数派がいいんだ、少数派は嫌だ……の代表として、日本には
「みんなと同じでなけれはならない」
という強いプレッシャーがあります。 
日本ではおそらくどの学校でも、どんな生徒にとっても「人と違うということ」
が最悪なのだ、という話もこの本にはでてきます。

これ、本当に不思議なのですが、日本人は”人と違う”ことをとても恐れますよね。
実は、僕もそうでした。
小学生の時の僕はおとなしく、人と違うことや叱られることがとても嫌でしたから、そうならないように、いつも回りを見ていたものです。
ですからその頃の自分は漠然と、将来は小中高大と無難に進学して、公務員になって、そのまま平凡にこの町で生きていくんだろうなぁ、と思っていました。

でもセクマイを自覚してしまったあたりから、どう転んでも“人と違わない”でいることは無理になり、徐々に考え方は変わっていきました。

ですから”人と違うこと”を怖がる気持ちもわかりますが、違ったからといって、じゃあどうだったろう、と考えると、それほど大きく変わったことはなかったように思います。
確かに“人と違って”苦労したことはありました。

でも、結局、僕は僕だっただけだったからです。

最後に
『2020年の東京オリンピックは日本の存在感を世界にアピールする絶好の機会となるでしょう。一方で、すべての社会問題がオリンピックを機に表面化するともいえます。』
という言葉がこの本にありますが、僕もそう思います。

オリンピックは様々な国と文化が混ざり合う場でもあるので、同性婚を許可している国や、日本よりセク...

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歌舞伎の解説兼探し物絵本です。
有名な話のストーリーが解説してあるので、大人の入門書にはいいでしょう。
でも子どもが読むには文字が小さすぎると思うよ。

2017/07/28 更新

石森章太郎の中期代表作「さぶと市」が600円で出始めたよ~。
公共図書館、時代劇コーナーに買って入れて~。
お客さん、喜ぶよ~。
公共なら古本も買えるでしょう。
「鬼平」も古本で買って入れて~。

2017/07/27 更新

静岡の大石あやこさんに教えてもらいました。
子どもたちにウケそう(^_^)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

『麗しのドレス図鑑』
すっごい題名だし、キラッキラッの表紙ですが、内容は良かったです。
(中のイラストは白黒です)
ルネサンス、バロック期、ロココ時代というように年代事、ドレスの形の特徴から襟や袖の型、髪型まで丁寧に書かれています。
そして、そんな素敵なドレスを自分で描いてしまえ…という事で最後にレースやリボンに小物のバラの花の描き方のコツまで載っています。

2017/07/26 更新

チョー面白マンガを三重県の土井さんが教えてくれた。
博物館に出向になった、ごく普通の公務員が出会う、とてつもなく変人(一般基準)で濃い学芸員たちと、彼らの仕事の物語です。
ここまできっちり仕事してる人たちは博物館のなかでもそうはいないと思うけど(いまは科学館なんかでもバイト?と思われる人たちが多いから)まあ方向性はこんな感じだと思われます。
司書は読んどいたほうがいいでしょう。
学校図書館は買い!です。
お仕事マンガだもんね。

2017/07/25 更新

◆ お風呂でミステリ ◆ 第八回

・・・ 第八回 「黒後家蜘蛛の会」 ・・・

完全に、クリスティーの“ミス・マープル”のパクリ(オマージュ?)である、才人、アイザック・アシモフの安楽椅子探偵もののシリーズです。
六人の男が毎月一回集まって食事と知的な会話を楽しむ……。
毎回ホスト役が、ゲストを連れてきていいことになってるのですが、どういうわけか話がいま困っている謎、になっていく……。
さんざんみんなであれこれつつき回したあげく、最後に給仕のヘンリーが快刀乱麻を断つごとく解答をだす、というスタイルで、掛け合い漫才みたいな男たちの会話と、あっと驚く解答が楽しい歯ごたえのある短編ミステリー集です。
全部で五冊あります。

2017年07月25日

名古屋の東山動物園開園80周年とかで、中日新聞社が作った一冊です。
別に愛知近辺の図書館ではなくても、公共は買っといた方がいいでしょう。
動物園の絵地図とか、いろいろ“ちゃんと見せる”ことに気を使ったページがたくさんあるので、小学校でも発表の参考に一冊買えるところは買っておいてください。

2017/07/24 更新

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