本物のリーダーは引っ張らない チームをつくる4つの感情スイッチ

著者 :
  • 講談社
4.09
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065137680

作品紹介・あらすじ

昨今の組織の問題を見るまでもなく、かつてのようなボス的なリーダー、「部下を引っ張ることがリーダーの役割」という時代は終わっている。問題が複雑になり、メンバーの多様性も進むなか、チームでいかに成果を上げていくのか。そうした時代にリーダーに必要なのは、「あたり前」とも言える心配りだった。現代の優れたリーダーはやっている「あたり前の習慣」を、物語の形でやさしく解説。

感想・レビュー・書評

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  • 「先頭に立って引っ張るのではなく、まわりを見渡しながら後ろから全体を押し上げていく」ことを好むひとが増えているようです。

    先頭に立って引っ張っていくことがリーダーシップだ、と言われてきた世代にとってみれば、意外な言い方かもしれません。

    「引っ張らないリーダー」とは、どうやら、「俺がいいと思うことに黙ってついてこい」というひとではないようです。

    「自分以外のメンバーが持っている、一人一人の強みを引き出す」「ひとりひとりのモチベーションに働きかけていく」こうした「みんな違う、だからひとりひとり」と語られることが多いように思います。

    でも、自分がよいと思う形になるように、チームを動かしていく、という点にそう大きな違いは感じません。


    本書では、

    ひとを変えるより、自分が変わること。
    組織の力=個人の力×つながりの力

    と表した部分が印象的です。

    一方、「父性」「母性」で表現する部分など、きっと、あと数年たつと古くなってしまうように感じる部分もあります。

    流行りや世の中の動きに翻弄されやすいのが、こうした「啓発本」の宿命なのかもしれません。

    それをわかった上で、何をどう働きかけるか、そして、どう変化させていくかを考えるひとに、ヒントになると思います。

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