恋と禁忌の述語論理 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065139950

感想・レビュー・書評

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  • 酷く退屈で空虚な作品だった。
    小難しい言い回しで駄作であることを煙に巻くのに終始した作品。

  • 上苙丞シリーズの3作目かと思っていたのですが、青髪の探偵はなかなか登場せず、新シリーズかな?と勘違い……しかけたところでようやく登場し、安心。

    しかし、1章と2章(レッスンI、レッスンII)に登場する花屋探偵とオラオラ女探偵、そして主人公格の硯さんも個性が強烈。彼らの言動を見ている(読んでいる)だけで十分面白く、上苙は元は本作からのスピンオフだったらしいので、先の3人を主人公にしたシリーズが出てもおかしくないと思うほど。

    何より数理論理学を用いての推理が新鮮で良いですね。著者が大学時代、専攻していたんですかね。他の作家には書けない内容かと。

    検証の内容は十分に理解できていない(十分どころか、十分の一も理解できている自信はないです(涙))のですが、上苙シリーズ前2作に登場したキャラに劣らぬインパクトの登場人物たちと意外過ぎる真相に、十二分に楽しませてもらいました。

  • 殺人事件の推理に論理学を使う。論理学に慣れ親しんでいない人には何のことかわからないだろうし、私のように少しは理解できる人間には、わざわざ論理学を持ち出す理由が謎。損をしている作品だと思う。バカミスだと思えばいいのか。結末はとってつけたようだった。

  •  本作は、第51回メフィスト賞を受賞した井上真偽さんのデビュー作である。存在は知っていたものの、何となく読まずにいた。それというのも、本作には数理論理学が絡んでくるからである。文系のみならず理系の読者も敬遠したのではないか。

     井上さんが人気を確立したのは『その可能性はすでに考えた』以降ではないだろうか。あまりにもとっつきにくいデビュー作。自分は数理論理学は大学で習った記憶があるが、古典論理まで。直感主義論理とか様相論理とかはちんぷんかんぷん。

     探偵役は主人公の叔母。一言で言えば天才で、現在はセミリタイア中という身。相談に行くと、彼女は数理論理学の立場から事件を紐解く。彼が持ち込む事件は、別の探偵役によりとりあえず解決済なのがミソ。天才に見えてくる事件の姿とは。

     レッスンIはまだ初歩的だが、先に進むほどレベルが上がり、普通に推理してくれよと言いたくなる。本作の個性が、数理論理学を駆使した推理にあることは、重々承知しているし、この天才探偵にとっては普通の思考プロセスなのだろうけど。

     数理論理学の理解をごまかしてしまえば、3つの事件の構図や背景は大変興味深く、本格として十分に面白い。それぞれ長編化も可能なのではないか。1作品に詰め込んだ理由は、最後にわかる。各編この長さだから何とか読めた気もするが。

     レッスンIIIに至ると、おや? こんなところで出会うとは。デビューから読んでいるファンには、ただの変人に映ったかもしれないが、自分にとっては嬉しい驚きだった。数理論理学が高度すぎるだけに、ほっとしたと言ってもいいかもしれない。

     最後の進級試験。……。天才にはすべてお見通しだったわけである。凡人の自分にはわからないが、学問に没頭するというのは人間らしい行為だとは思っている。かつてない探偵役は、ある意味最も人間らしい探偵役かもしれない。

     自分に進級は無理であることはわかった。文庫版解説では再登場を熱望されていたが、さて需要はどれだけあるのか。メフィスト賞ならではの作品には違いない。

  • 甥から聞いた事件の話を叔母が数理論理学を駆使して安楽椅子探偵の如く事件を検証する。

    叔母と言っても二十代の才媛かつ美人と来ているので主人公は恋心を持つ。それが本作のタイトルに由来しているのかなと思いました。最終章では今までの事件の伏線を見事に回収。数学の話は難しく理解できない部分もありましたが、きちんと分かりやすく解説してくれているので、良かったです。ふたりのやりとりもなんだか楽しい。

    論理的な話でついていくのも大変な部分もありましたが、アプローチが斬新で特に数学が好きなひとには楽しい一冊だと思います。

  • 数理論理学による検証で名探偵達の推理を覆す訳だが,推理の検証の検証を読者に託すということは,読者を選ぶということであり,一般的なエンターテインメントとしては成立し得ないことを筆者自身が提示している.それを否定するつもりはないが,閉じた世界に汎用性はないのではないだろうか.

  • 難解な話である。
    論理学でミステリを解くお話。
    謎を持ち込む大学生の甥っ子の真の狙いが明らかになったとき、新たな物語が始まりそうな予感がする。
    メフィスト賞受賞作品。

  • 著者デビュー作にして第51回メフィスト賞受賞作の今作だが、名状しがたい世知辛い理由により3番目に文庫化される運びとなった。     
    三者三様の事件とその解答を検証していく今作。    
    正直普通にめちゃ面白なのに、不人気らしい。なぜ……。   
    花屋探偵メインで1本読みたいし、女子大生探偵メインで1本読みたいし、硯さんの正体も気になる。   
    こんなに読みたい要素満載なのに、全て放置して青髪探偵をシリーズ化してしまってしかも大人気。いや面白いけれども。    
    是非ともですね、青髪以外の作品を書いて欲しいものですね。

  • ○ 総合評価  ★★★★☆
    〇 サプライズ ★★★☆☆
    〇 熱中度   ★★★☆☆
    〇 インパクト ★★★☆☆
    〇 キャラクター★★★★☆
    〇 読後感   ★★★☆☆
    〇 希少価値  ★☆☆☆☆

     論理学で「探偵」の推理を検証するという一風変わったミステリ。正確にいうと,「レッスンⅠ スターアニスと命題論理」では,探偵役の藍前あやめは,妹である藍前ゆりを納得させるために「過失」であるという強引な推理をしている。「レッスンⅡ クロスノットと述語論理」と「レッスンⅢ トリプレッツと様相論理」では,それぞれ森帖詠彦が考えた完全犯罪を検証してもらっているという構成となっている。よって,名探偵による推理を検証するというとやや語弊があるが,作品の構造としてはまさに「名探偵の推理」を「論理的に検証」している。
     構成は非常に面白い。まずは短編ミステリとして謎と探偵による推理を提供する。この部分だけで短編ミステリとして成立している。その探偵役の推理を,森帖詠彦の叔母とされている「硯さん」が論理的に検証する。この「論理的に検証する」の部分に,「命題論理」,「述語論理」,「様相論理」といった論理学についての解説を含まれている。計算式もほんの少し取り入れながら,結構本格的に「論理学」についてのレッスンがされる部分は新鮮。この点は,この作品のオリジナリティとして高い評価をしていいと思う。
     問題は個々の短編のミステリとしての弱さ。「レッスンⅠ スターアニスと命題論理」は,「しきみ」と「スターアニス」の違いを知り,殺人の故意があったと言えるのか。それとも過失なのかというもの。謎解きの鍵が,犯人とされる女性(蜜川ほのり)は,しきみが日本に自生しないことを知っていたというもの。トリックと言えるほどでもなく,ひねりもない。短編ミステリの完成度としてはやや低めと言わざるを得ない。「レッスンⅡ クロスノットと述語論理」は,共犯者まで用意しているが,殺人犯が被害者に変装し,殺人があった時間をずらすことで,別の人物=オーナーシェフの日笠深都音を犯人だと誤信させるというもの、「レッスンⅢ トリプレッツと様相論理」は双子という使い古されたガジェットを使った,雪の上の足跡のトリックを使っただけの作品。いずれも短編ミステリとしての完成度は低め。硯による推理の検証という点が非常に目新しいだけにこの点が残念
     また,硯による検証部分も,読んでいて面白いと感じる表現ではあるが,それでも退屈に思える部分がある。作中では「ナイトメアモード」として茶化しているが,読者の多くが読み飛ばす部分があると思う。
     総じて,作品の雰囲気,全体の構成で勝負しているミステリであり,細かい部分やミステリとしての核の部分に難がある。あとは,「論理学」に興味を持てるか。完全に理解できなくても「論理学」についてのウンチクを楽しく読める人なら評価は高めだろう。
     個人的には「論理学」についてのウンチクを楽しく美むことができた。硯や詠彦のキャラクターも好き。好みの作品なので評価は★4で。
    ★ メモ
    ★ レッスンⅠ スターアニスと命題論理
     森帖詠彦から,硯に対し,毒殺と事故死を論理的に見分けることは可能か?という質問がされる。詠彦が5月に参加した女子大OBの女子会で事件は起こった。庭のしきみ(強い毒性を持つ)の木がスターアニス(マレーシア料理などで使われるスパイス)だと誤解され料理に使われてしまった。詠彦は,既に「探偵役」が推理し,解決したこの事件について,「探偵」の推理の検証を硯に依頼する。
    ● 探偵,藍前あやめの推理
     容疑者3人には全員,被害者を殺害する動機がある。被害者に恋人を寝取られた馬場園美香。都築志穂はかつて流産をしており,その原因に被害者が関係していた。蜜川ほのりは同性愛者で,被害者に振られていた。三人に共通するのは被害者が妊娠したことを恨んでいるという点。スターアニスには子宮収縮作用があるので,スターアニスを食べさせて流産させるのが目的だったと考える。そうすると,わざわざしきみを食べさせて殺害するまでの動機はない。よって,本件は事故…という推理
    ● 硯による検証
     藍前あやめの推理は「温い」という。拠って立つ公理の恒真性がいささか心もとない…と。ポイントは「必要のない行為を行った。ならば行為は故意ではない」とぴう部分。事実的根拠も含んでいないし,世間一般の共通認識でもない。
     故意か過失かを見極める基準を「相手が死ぬ可能性を認識していたにもかかわらず,あえてその行為をしたかどうか」。容疑者のうち蜜川は,スターアニスが日本の野山に自生していないことを知っていながら,嘘を言っている。自分が料理に使ったはずのない木の実をあえて使ったと偽り料理に混入させた。よって,蜜川には殺意があったと判断
    ● 物語の結末
     藍前あやめは,あえて「事故」だという推理をしたのかもしれない。本当に「故意」だったとしても誰も幸せにならない。そこで,事故だと強引な推理をした。
     藍前ゆりに真相を伝えるかどうかは詠彦に委ねられる。
    ● スターアニスと命題論理の登場人物
    都築志穂
     自宅をパーティ会場として提供した人物。バツイチ。家事手伝い
    蜜川ほのり
     東南アジア系の母親を持つハーフ美人。生粋の関西育ち。ゲーム会社勤務
    馬場園美香
     アジアンカフェの雇われ店長。料理をしていた。
    三月さえり
     被害者。元商社OL。再就職をしていた。
    藍前あやめ
     フラワーショップ「アリストロキア」の店長。「花屋探偵」。「花占い推理」を行う。藍前あやめの推理のポイントは動機
    ★ レッスンⅡ クロスノットと述語論理
     イタリアンカフェレストラン「アマトリーチェ」のあるビルの1階の女子トイレで,「アマトリーチェ」の女性従業員である中川アリーナが殺害される。トイレは誰でも利用可能。凶器は「アマトリーチェ」のネクタイ。特注のネクタイ。被害者は友人Aと友人Bと食事をする約束をしていた。友人Bはアマトリーチェに客として来ていた。探偵役の中尊寺有の推理におけるポイントは,被害者がネクタイをしていたかどうか。Bさんにネクタイを貸したので,被害者はネクタイをしていなかった…という仮説を立てる。中尊寺の推理では犯人はオーナーシェフの日笠
    ● 硯による検証
     硯は,中尊寺の推理は「古典論理的」には正しい公理と正しい推論規則で結論を導きだしている妥当な証明だと言う。しかし,直観主義論理では妥当な証明ではない。直観主義論理とは,「排中律」を取り除いた論理。硯は「ヘンペルのカラス」の説明で対偶による証明の危うさを説明する。硯は,「犯行時の被害者は,ネクタイをしていたかしてなかったかのどちらか。それを証明の出発点にしてはいけない」という。「犯行時刻と思われる時間帯,被害者は既にこの世に存在しなかったとしたら?」。硯は,詠彦の話から3つの違和感を覚えたと説明する。「オーナーに無断でネクタイを貸すか」,「勤務中に携帯電話で欠席のメールを送ったのはなぜか」,「日笠シェフが本当に犯人なら,なぜ彼女は商店街の防犯カメラを見なかったのか」。硯の推理では犯人はBと共犯者。共犯の目的はネクタイの誤推理を利用して店員の誰かを犯人にすること。詠彦は,硯が何らかの事実を持ち出す前に,中尊寺の推理の弱い点を指摘した点に衝撃を受ける。
    ※ ヘンペルのカラス
     対偶を利用すると,直接カラスを見ることなく,カラスが黒いことを証明できるというもの
    ● クロスノットと述語論理の登場人物
    中尊寺有 
     現役女子大生にして経営戦略コンサルタントにして俺っ子にして剣の達人で名探偵。森帖詠彦の剣道サークルの先輩。天才。女性。
    日笠深都音
     イタリアンカフェレストラン「アマトリーチェ」の女性オーナーシェフ。死体の第一発見者
    中川アリーナ
     被害者
    海東
     東京でカレー屋をチェーン展開している実業家。中尊寺有に助言を受け,大阪で出店をしようとする。しかし,オープン日を間近に迎え,入居予定のビルで殺人事件が起こる。
    ★ レッスンⅢ トリプレッツと様相論理
     双子のどちらかの犯行であることを示唆する証拠は出ている。しかし,犯人を特定しようとするとどうしても矛盾が生じてしまうという事件。金桜館で,芸能人で,同館を相続した資産家の申神蓮花が殺害される。申神蓮花のマネージャーである周防の目撃証言,足跡,死亡推定時刻を考え合わせると,双子のどちらかにしか犯行は実行不可能に見えた。上苙丞は,申神蓮花のマネージャーである周防が犯人と推理する。周防は偽証していたと。トリックは足跡の起点を周防が泊っていた部屋の側にある桜の木のところとするもの。
    ● 硯による検証
     「赤いケープを着た双子の1人を見た」という発言から,周防の証言は偽証でないと推理。「知らないものは偽証できない。実際に見たのだろう」と。周防が偽証をしていないとすると,犯行ができたのは双子。硯は,様相論理で真相を解き明かす。上苙丞の推理は古典論理学の世界では正しい。しかし,様相論理の世界では…矛盾すら生じていない。「詠彦が午前6時にイリナと館内にいた」ことは絶対的。しかし,周防が証言する「午前6時に館外を歩く姿を見た」のは「イリナが館外にいた可能性があった」ことを示すに過ぎない。真相はイリナとオリガが足跡のトリックを使い,併せて3往復をしていた。実行犯はイリナ
    ● トリプレッツと様相論理の登場人物
    上苙丞
     都内で探偵業を営む自称27歳。キリスト教で言うところの7つの大罪の象徴で,将来起こる不吉な出来事を予見する「未来予知能力」を持つ。
    姚扶琳(フーリン)
     在日華僑。金貸し。上苙丞に1億円以上の金を貸している。
    士道夏海
     元郵便局員。今は上苙丞の助手
    鈴木多恵
     可愛いメイド服を着た高齢の家政婦
    申神蓮花
     「金桜館」の現当主。上苙丞に「あるロシアの小説にちなんだ「絵の謎」を説く」という依頼の依頼主。鈍器で頭部を殴打され,家電のコードで手足を縛られた上,椅子に座らされ絞殺される。
    周防梨乃
     蓮花が所属する芸能尾事務所のマネージャ。堅実な印象の眼鏡の女性
    申神衣莉奈
     双子の妹。蓮花の父寿太郎の甥の子。母と祖母を不慮の事故で無くなったので,寿太郎が引き取った。右足首をねん挫しており,左足にも軽度の障害がある。
    申神小里花
     双子の姉。蓮花の父寿太郎の甥の子。母と祖母を不慮の事故で無くなったので,寿太郎が引き取った。現在は右腕を包帯で吊り,左目を眼帯で覆っている。
    ★ 進級試験「恋と禁忌の……?」
     殺人事件の検証の相談に来た詠彦に対し,硯は,「お願いだから完全犯罪なんて目論まないで。他人のために殺人の計画を練るなんて,詠彦くんが考えている以上に罪が重いことなんだよ……?」という。硯がそのように考えたきっかけは,「トリプレッツと様相論理」の事件の相談を2か月待てなかった点。その点から考えると他にも気になる点があった。そもそも藍前姉妹は3人姉妹ではないか。最初の相談の事件についての藍前姉妹の悲しみぶりも踏まえると,最初の事件の被害者は藍前ゆりの姉。その事件が故意であったことをゆりに伝えたため,ゆりが復讐を計画したのではないかと推理した。そうすると2つ目と3つ目の相談の事件はトリックの構造が同じ。被害者が1名で一人の実行犯と一人の共犯。そして最初は犯人が特定されず,次に別の人間に嫌疑がかかるという構成になっている。硯はそのことを解き明かし,詠彦に殺人も殺人ほう助もせず,ゆりを説得することを約束させる。ラストは詠彦と硯が甥と叔母の関係ではないのではないか…と思わせる描写で終わる。
    ★ 登場人物
    ● 硯
     主人公,森帖詠彦の叔母と思われる女性。乞われてフランスの大学に行き,論文の引用件数が日本人で年間トップになるほどの革新的な研究を成し遂げた超才媛。作品中で姓は出てこない。
    ● 森帖詠彦
     主人公。理系の大学生
    ● 藍前ゆり
     森帖詠彦の幼馴染。

  • 大好きなその可能性〜シリーズの一作目!やはり井上真偽はすごい、感嘆する。このカチカチ感がたまりません。

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著者プロフィール

神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。
第2作『その可能性はすでに考えた』は、恩田陸氏、麻耶雄嵩氏、辻真先氏、評論家諸氏などから大絶賛を受ける。同作は、2016年度第16回本格ミステリ大賞候補に選ばれた他、各ミステリ・ランキングを席捲。
続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』でも「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得した他、「ミステリが読みたい!2017年版」『このミステリーがすごい!  2017年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にランクイン。さらに2017年度第17回本格ミステリ大賞候補と「読者に勧める黄金の本格ミステリー」に選ばれる。
また同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に。
他の著書に『探偵が早すぎる』(講談社タイガ)がある。

「2018年 『恋と禁忌の述語論理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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