- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065139950
感想・レビュー・書評
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酷く退屈で空虚な作品だった。
小難しい言い回しで駄作であることを煙に巻くのに終始した作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
殺人事件の推理に論理学を使う。論理学に慣れ親しんでいない人には何のことかわからないだろうし、私のように少しは理解できる人間には、わざわざ論理学を持ち出す理由が謎。損をしている作品だと思う。バカミスだと思えばいいのか。結末はとってつけたようだった。
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甥から聞いた事件の話を叔母が数理論理学を駆使して安楽椅子探偵の如く事件を検証する。
叔母と言っても二十代の才媛かつ美人と来ているので主人公は恋心を持つ。それが本作のタイトルに由来しているのかなと思いました。最終章では今までの事件の伏線を見事に回収。数学の話は難しく理解できない部分もありましたが、きちんと分かりやすく解説してくれているので、良かったです。ふたりのやりとりもなんだか楽しい。
論理的な話でついていくのも大変な部分もありましたが、アプローチが斬新で特に数学が好きなひとには楽しい一冊だと思います。 -
数理論理学による検証で名探偵達の推理を覆す訳だが,推理の検証の検証を読者に託すということは,読者を選ぶということであり,一般的なエンターテインメントとしては成立し得ないことを筆者自身が提示している.それを否定するつもりはないが,閉じた世界に汎用性はないのではないだろうか.
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難解な話である。
論理学でミステリを解くお話。
謎を持ち込む大学生の甥っ子の真の狙いが明らかになったとき、新たな物語が始まりそうな予感がする。
メフィスト賞受賞作品。 -
著者デビュー作にして第51回メフィスト賞受賞作の今作だが、名状しがたい世知辛い理由により3番目に文庫化される運びとなった。
三者三様の事件とその解答を検証していく今作。
正直普通にめちゃ面白なのに、不人気らしい。なぜ……。
花屋探偵メインで1本読みたいし、女子大生探偵メインで1本読みたいし、硯さんの正体も気になる。
こんなに読みたい要素満載なのに、全て放置して青髪探偵をシリーズ化してしまってしかも大人気。いや面白いけれども。
是非ともですね、青髪以外の作品を書いて欲しいものですね。 -
大好きなその可能性〜シリーズの一作目!やはり井上真偽はすごい、感嘆する。このカチカチ感がたまりません。