うちの旦那が甘ちゃんで 3 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065149898

感想・レビュー・書評

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  • #読了 相変わらず月也と沙耶の仲の良さが微笑ましい。やっぱりご都合主義で周りの女性たちが有能すぎてサクサク話が進んでいってしまうから、緊張感とかはない。登場人物たちがわいわいやってるのを楽しむ感じかな。
    筒井や伊藤という月也の上司たちがちゃんとぼんくら月也を評価してるのがいいなぁと思う。

  • 町人にも慕われる月也と沙耶。
    今回も街に流れる噂から、未然に犯罪を防ぐべく乗り出す。
    女房練も深川芸者の友達も協力!


  • 甘ちゃん旦那三作目。

    高飛車になるほど仕事ができない、と自覚しているぼんくら同心。
    今回は料理屋から九両盗む「九尾」を捕まえるはず、だったのだが。
    月也をからかったりしつつ、働かせている上役たちが面白かった。

    江戸の食べ物や習俗の話を盛り込みながらも
    さくさくと話が進むのは良いのだが、
    もうちょっと話をふくらませても良いのでは。
    今回の主役、料亭の一人娘と板前の息子の恋話とか、
    隅田川沿いの高級料亭の花板父娘の話とか。
    次は歌川広重の話らしい。

  • 料理屋が事件の中心なのででてくる食べ物が美味しそうでした。

  • 評判の料理屋ばかりを狙う盗人の噂がある。
    十両盗めば死罪のご時世で、その盗人はどの店からも九両しか盗まず、評判の店ゆえそのくらいで身代が傾くこともないため届け出しないらしい。

    その噂を確かめるべく、月也(の後ろにいる沙耶)に奉行の筒井から密命が下る。曰く、「評判の料理屋になり、九両泥棒を捕まえよ」と。

    なかなかの無茶振りである。
    だが、沙耶は協力者の音吉や牡丹たちと知恵を絞り、事件を解決するのでした。

    履き物ひとつに身分があるといったような江戸の風俗も控えめに話に花を添えていて、知識欲も満たされます。
    まぁ、わたしの知識欲なんて、たかが知れてますが。

    本編とは関わりありませんが、一冊で一話完結ではなく、次の事件の導入部が始まります。
    続刊を手に取らせる戦略にも見えて、個人的にはこういうやり方はあまり好きではありません。

  • 優しいが頼りない町奉行、月也と妻が事件を解決する。
    泥棒を捕まえるために店まで作った理由がしっくりこなかった。
    設定は面白いが、事件としては物足りなかった。

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著者プロフィール

1966年広島県生まれ。作家であり漫画原作者。多くの文献に当たって時代考証を重ね、豊富な情報を盛り込んだ作風を持ち味にしている。小説には『大正野球娘。』『三国志』『金四郎の妻ですが』『捕り物に姉が口を出してきます』『うちの宿六が十手持ちですみません』『帰蝶さまがヤバい』『ありんす国の料理人』『あやかし長屋 嫁は猫又』『恋文屋さんのごほうび酒』『七代目銭形平次の嫁なんです』などがある。

「2023年 『うちの旦那が甘ちゃんで 飴どろぼう編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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