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- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065149942
感想・レビュー・書評
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主人公と一緒に旅をした気になった。主人公と一緒に過去の出来事や旧友を偲んだ気になった。
とても大きな喪失の後、旅に出ずにはいられない気持ちはとてもよくわかる。
愛読していた著者が被災され、どのようなことを感じ、どう行動され、どうなっていかれるのか。
私小説を愛読していた読者は待ち望んでしまう。はしたない感じはするし、人ごとのように作品を読んでしまうのは違う感じはする。
その反面わかった気になるのも違う感じがする。
本当の意味で共有できないのに共有しなきゃとプレッシャーがかかる。
だから、この本の感想もなんか書きにくい。
お気楽感想しかいつも書いてないから書きにくい。
日本というのは本当に災害の多い国。昔から。諦めのいい、我慢強い国民性(ほんまか⁈)はそんなところからもくるのだろうか。
十津川には2度行ったことがあるが、なかなか遠い。
大和八木から新宮に抜ける路線バス乗ってみたい。
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<読了>#山海記 #佐伯一麦
少し辛い読書時間になってしまった。
奈良の十津川村の水害の跡を訪ねるバス旅
そこに、東北震災の悲しい記憶を重ね合わせ
さらに、地誌のような歴史やそういうのを入っていく
肩が凝る話しだった。
読む本の選択を間違えたかな。