「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門 (星海社新書)

著者 :
  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065151563

作品紹介・あらすじ

限界寸前な全現代人に捧ぐ、「やること」のさばき方
私たちは、ビジネスからプライベートまで、「やること」が日々大量に降り注ぐ「やること地獄」な現代社会を生きています。膨大な「やること」を前に、立ち尽くしてしまうことも少なくないでしょう。そんなときこそ「タスク管理」の出番です。タスク管理とは、簡単に言えば「やること」のさばき方のこと。本書では、タスク管理がなぜ必要で有用なのか、その本質的な解説や、効き目も向き不向きも多種多様なタスク管理の「道具」を具体的に紹介するだけにとどまらず、実践上の注意点や、失敗時のリカバー方法まで伝授します。“万能薬”ではないけれど、確実に人生の助けになるタスク管理。さあ、あなたも今日から始めてみませんか?

感想・レビュー・書評

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  • 既にタスク管理やToDo管理についての本を読み、実践し、手応えや失敗をした人にオススメ。タスク管理をしているのに、やることが終わらないという人にも。

    特に役立ったのは「第8章 よくある失敗とそこからのリカバー」
    書籍などでタスク管理を勉強すると、その実践で得られる様々な成果は紹介されているが、三日坊主などの失敗とそこからの復活について書かれていることが少ないという本もある。
    そのような「失敗あるある」とその失敗をどう扱うかについて教授してくれる。

  • いままで感覚でフワッと捉えていた「タスク」や「ToDo」やその他の関連語の概念を自分の中で定義付けできたのでとてもよかった。付け焼き刃の飛び道具を身につけるのではなく、基本から説明しているためまさに超入門というタイトル通りだと思う。
    オープンリストとクローズリスト、マスターリストとフィルターリストの考え方を聞いてとても実用的だと感じた。「何からやればいいのかわからない」といういままでの自分から少し抜け出せそうな気がした。
    実行と失敗と改善のサイクルを回して少しずつ自分に合ったものにするという考え方は忘れないようにしたい。
    自分の中でうまくいったことを記録して利用するという考え方は他のことにも応用が効くと思う。

  • タスク管理そのものもタスクのため、続かない可能性がある。そこに対しても切り込んでいる点では良い本。

    ただ、第3~6章の「○○の道具箱」は冗長で面白くないため、ここだけ飛ばして前後を読むのが良い。

  • 【感想】
    ブログ「シゴタノ!」で知った本。
    倉下さんの文章はちょっと苦手だったのだが、この本は違和感なく読めた。
    編集さんが頑張ったのでは?by家人
    タスク管理の説明もしつつ、メタ視点からタスク管理を見ているのが良かった
    ただ、初心者の人が読むと?となるかも
    ある程度慣れた人が、振り返りのために読むものかもしれない

    【内容】
    タスク管理はあらゆることを可能にするわけではない

    人間は不合理で不完全であるがゆえに「これがやるべきことだ」と決めたことすら「本当にやるべきこと」ではないかもしれない

    タスク管理とは人生の舵取りである
    舵取りをしたからと言って荒波が消えるわけでも、サメの群れに遭遇しなくなるわけでもない

    p234
    自分が確立しようとしている「自分」にズブズブ嵌り込むのではなく、かといって完全に放棄するのでもないこと。ノイズを楽しみ、制御不能な要素を受け入れること。一種の遊びとして、一種のゲームとして、そういうゲームをやっている自分の視点を欠くことなく、取り組んでいくこと。

    【実行】
    デルタ状の実践p.167
    実行→失敗→検証
    →改善→実行→失敗
    →改善→実行→……

    「うまくいく」「うまくいかない」の二元論ではなく
    「はじめからはうまくいかない」
    「どうすればうまくいくようにできるか」

  • だいたい知っていて、
    だいたい上手くいかないことばかりだった笑

  • ライフハックの人

    インボックス、GTD、ポモドーロ、マニャーナ、タスクシュート、バレットジャーナル

    過去のライフハック、知的生産術、タスク管理法の概観。「どういう状況、どういう人に合うか」が示されており総まとめ

    ・集中力の課題。「気になるもの」を書き出しておくなどして外に出し、心は静かなフロー状態をめざす。

  • その日行う作業のリストをつくる
    複数の実行日が必要なものは、別途プロジェクトリストにいれる
    繰り返しはルーチンとして管理する
    優先するのは、重要だと判断したプロジェクト
    そうでないものは先送りOK
    将来のビジョンは穏やかに、固執しない

    タスクとは、実際に取れる行動。時間、量などが決まっている。
    TODOはすべきこと
    スケジュールは時間が決まっているモノ
    プロジェクトは複数の行動から成り立つもの
    ルーチンとは、毎日行うもの

    デジタルカレンダーは繰り返しを記入できる
    カレンダーに記入したものは毎日その日のリストに入れる
    NOTTODOリストをつくる、忘れないようにリマインダーでときどきみる。
    マニャーナの法則朝一番に取り掛かるタスクを決めておく。明日できるコトは今日やらない。

    ポモドーロテクニック=25分集中する
    出来ると思っていたことができないのはダメージがある。できる分だけを今日の予定にする

    デルタ状の実践、実行、修正、改善を繰り返す
    習慣を広げる、つなげる。
    劇薬を避けて、カメの歩みで習慣を作る

    複雑すぎる仕組みを作らない。
    週次レビューは週一回だからできる。

    スタンプ効果=あらかじめスタンプが押されているものを渡されると、続きを集めやすい。
    あらかじめチェック済みになっているリストを使う。

    どうにでもなれ効果=一回できないと、どうにでもなれと思って自棄になる。もっと緩いコミットをする。

    タスクの不良債権化=タスクを無視する。

  • 目新しさはないが、今まで断片的にいろんな管理法に触れてきたものが網羅的におさらいできてよかった。
    タスク管理はセルフマネジメントであり自己を自己たらしめる方法とのこと、タスク管理方法を見直しつつ、人間の不完全性を加味しつつ楽しんでいくようにしようと思いました。

  • 読了 20220115

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著者プロフィール

●倉下 忠憲(くらした・ただのり)
1980年、京都生まれ。ブログ「R-style」「コンビニブログ」主宰。24時間仕事が動き続けているコンビニ業界で働きながら、マネジメントや効率よい仕事のやり方・時間管理・タスク管理についての研究を実地的に進める。現在はブログや有料メルマガを運営するフリーランスのライター兼コンビニアドバイザー。著書に『EVERNOTE「超」仕事術』『クラウド時代のハイブリッド手帳術』(共にC&R研究所刊)、『Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング』(ソシム)などがある。TwitterのIDは"rashita2"。
・ブログ「R-style」
https://rashita.net/blog/
・ブログ「コンビニブログ」
http://rashita.jugem.jp/

「2022年 『目にやさしい大活字 Scrapbox情報整理術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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