いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065154960

作品紹介・あらすじ

その保険契約ちょっと待った! 本当にあなたの人生に必要ですか?
 人生100年時代は、後半生がきわめて長くなる時代。だからこそ保険で備えなければ……というのは不安心理から来る「錯誤」。保険は契約時の約款に書いていることしかカバーしてくれません。たとえば30歳、40歳の時に終身保険を契約して、70歳、80歳になった時、その受給金額、「×日目~」の入院保障、対象となる病気・治療法がすべて「陳腐化」している可能性はきわめて高いといえます。
 そもそも、医療費が多くかかるのは75歳以上。その人口が増大すれば、「安価で良い保険」が成り立たないのは自明のこと。だったら、いったいどうすれば?
 保険の考え方のキホンから、今ある商品で役に立ちうる保険/いらない保険を「本音」で徹底分析。統計学や医療に裏づけられた真実とともに2人のプロが開陳します。
「お金」に色はありません。後半生の長い人生100年時代は、1000万円をはるかに超える保険料を払って保険会社に手数料をたくさん収めるより、貯蓄・運用等で資産をしっかり殖やしたほうが、あなたの人生を守ってくれるかもしません。フラットな視点で考え直す、保険最適化のための1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 保険のことがよくわかり、とてもいい本でした。
    万一に備えて、自分で貯蓄しておくのが1番いいと思いました。
    高額医療費制度など、日本の社会制度というのは、とても優秀なんですね。
    日本に生まれてよかったー❕
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

  • 国の健康保険が最強なので民間の生命保険はいりませんという内容。

    検討すべきは自立する前の子どもがいる場合の掛け捨ての死亡保険くらい。医療保険はいらない。介護保険は5年待とう。就業不能保険は自営業者・フリーランスなら入ってもいい。

  • リベ大の動画を見て保険はすでに整理済みであったが、なんで保険がいらないのか、客観的なデータから理解できたのでよかった。

  •  『お金の大学』を読んでいたのでほとんどの保険が必要ないことは知っていたが、さらに深く解説してくれている。がん保険や介護保険などが必要になる人の割合等も掲載され、わかりやすく説明されているので、不安が強く月々の保険料の支払いが多い人向け。私も個人年金契約しているので、わが家の保険もそろそろ見直さなければ。

  • 国民健康保険があるので
    基本的には余計な保険に入らなくてもよいということです

  • 健康保険が最強だと前々から話を聞いたことがあって、その考えが概ね合ってると再認識した。
    ただ、各々の立場から人生で負担できないことに対してカバーしておきたいことをリストアップしてそれらの保険をかけたいと思った。

  • 具体的な商品名を出しておすすめしているが、基本は民間保険は全て不要

    不安を煽るCMと営業法

  • 生保で内勤をしている人とルームシェアをしていたことがあり、その時に、言い方は悪いのだけど「楽して稼げる」仕事なのだなぁと思いました。
    おまけに、その方が「特に保険入る気はない。入るとしても保険会社の営業からは買わない。私が信用できる人から買う」みたいなことを言っていたのを聞き、そんなもんか、と思った覚えがあります。

    保険のおばちゃんって何故か職場の奥までズカズカと入れる人が多いけど、自分の職場にセールスが来なければもう少し、本当に保険はいるのか?を考えてから加入する人が多くなりそう。

  • 医療機関に勤めてると、医療保険は要らないな……というのは実感しているところです。
    しかし、他の貯蓄性のある保険や終身保険に対する意見も聞けたので、よかった。

    でも、家族がある身なので遺族年金と照らし合わせて、死亡保険には入りたいですね

  • 公的な社会保障制度のことがよく分かった。
    日本は健康保険+傷病手当がきちんと制度としてあるということが分かりやすく説明されており、腑に落ちた。

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著者プロフィール

「保険相談室」代表
1959年生まれ。長崎大卒。95年アパレルメーカーから日本生命へ転職。約10年、営業職として在籍。2005年より複数の保険会社の保険を扱う乗り合い代理店へ。12年より現職。保険の有料相談、執筆、講演等に従事

「2021年 『生命保険は「入るほど損」?!<新版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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