ムーミン全集[新版]3 ムーミンパパの思い出 (ムーミン全集 新版 3)
- 講談社 (2019年6月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065160732
作品紹介・あらすじ
ムーミンパパの記した自叙伝。厳しく育てられたみなし子ホームの暗い時代を抜け出し、個性的な仲間たちとともに、船で大冒険に出ます。自由と冒険を求める、人生の賛歌。あのキャラクターたちのパパやママが登場します。
1964年に翻訳出版されてから、55年もの間愛され続けてきた「ムーミン」の物語。大人気のキャラクター「ムーミン」は、この全集が原典となっており、今なおその魅力は増すばかりです。
この度、今の時代により読みやすくするべく、改訂を行いました。
初めての方も、ムーミンのことなら何でもご存じの方も、楽しんでいただける[新版]として、順次刊行して参ります。
1現代的表現、言い回しに整え、読みやすくなりました
2さしえがクリアな美しい線で再現されます
3原語最終版に基づき、より細部にこだわった表現に
4フィンランド最新刊と共通のカバーデザイン
5四六判ソフトカバーでコンパクトに
こどもから大人も楽しめる、大注目のシリーズ、決定版です!
感想・レビュー・書評
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大人になれない男性への皮肉(これだから男は!)
もしくは芸術家への風刺(まったく芸術家ってやつは!)
なんてふうにも読めてしまうけどどうだろう。
トーベ・ヤンソンは父親や自分自身もお話に投影して、くすりと笑い、同時にちくっと刺しているのかな。
もちろん冒険譚としても、とてもおもしろいのだけれども。
小さなスナフキンが自分の両親について知りたがるところは、ちょっとぐっとくる。
トーベの人となりにも興味が出たので、自伝も読んでみたい。
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ムーミンの本を読んだことがないと言ったら、私にはこれがいいと勧めてもらい、楽しみに手に取りました。ムーミンパパのちょっと引くほどの自尊感情の高さがかつての自分を見ているようで驚いた。パパが鬱になるトリガーとかいちいち共感できた。あと、言葉のちょっとしたセンスがひょうひょうとして面白かった!ただ、勧めてもらって本当に申し訳ないんだけど、やっぱり私はファンタジーが苦手。ムーミンパパの独白部分はすごく好きなのに、冒険パートにさしかかるとすぐ飽きてしまう。これを機にはまってグッズとか集めたら楽しそうだと期待していたのに。自分が残念でならない。
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わたしもムーミンの本は読んだことないです。テレビアニメは子供のころすごく見ていましたが。パパにそもそも「人格」があるなんてあんまり考えたこと...わたしもムーミンの本は読んだことないです。テレビアニメは子供のころすごく見ていましたが。パパにそもそも「人格」があるなんてあんまり考えたことなかったです。おもしろそうですね。でもわたしもファンタジーが苦手なので「冒険パート」とか飽きそう。グッズ集めにはまったら楽しそうなのに、って思うのもよくわかります~、でもそう簡単にははまれないんですよね(笑)。2019/09/27
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わたしもテレビアニメ以来でした。なかなか面白かったですけど、他のも読みたい、とまでは行かなくて…。残念です。ファンタジーにしろなんにしろ、年...わたしもテレビアニメ以来でした。なかなか面白かったですけど、他のも読みたい、とまでは行かなくて…。残念です。ファンタジーにしろなんにしろ、年々面白いと思えるものの幅が狭まっていくようでそこも悲しい。2019/09/27
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物心ついた頃からアニメを見て大好きだったムーミン。
スナフキンは間違いなく僕のキャンプや登山好きに影響を与えています。
でも原作は『ムーミン谷の彗星』と『楽しいムーミン一家』ぐらいしか読んでいませんでしたが、今回、『ムーミンパパの思い出』のパペットアニメーションをするとのことで、原作を読了後観に行くことにしました!
ムーミンの物語って、ワチャワチャしてて、物語の一貫性に欠ける気がしてましたが、前2作に比べて今作は物語の世界観も深まってきていて、今までで一番楽しみました。
映画の方も、ハチャメチャに展開していくストーリーを、短時間に上手くまとめていて、あっと言う間に時間が経ちました。
今回、リトルミィがスナフキンより年上だったと知ってビックリ。
異父兄妹とばかり思ってましたが、姉弟やったんです!
ムーミンの世界観にパペットアニメーションは合ってあるように思いました。その動きを見ているだけで楽しめます。 -
ムーミン3冊目。若かりし頃のムーミンパパが結構虚言癖&妄想癖あって驚いたw ヘムレンおばさんはまっとうだと思っていたけれど、確かにムーミンパパに助けられた時のヘムレンおばさんはうざかった。どうなるかなって思ったけど、最後はやはりハッピーエンドで良かった。スナフキンが昔からムーミンの知り合いのような書かれ方になっていて「えっ?」って思った。
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「自分は素晴らしい才能の持ち主や」とそのまま言えて恥ずかしいわ(誰でも子供の時そう思ってたかもが「自分は素晴らしい才能の持ち主や」とそのまま言えて恥ずかしいわ(誰でも子供の時そう思ってたかもが2022/01/25
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こんなに登場人物が多いなんて、知らなかった。
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ムーミンパパが若い頃の思い出を語るという話。スニフやスナフキンのお父さんも出てくるよ!
ムーミンパパの自意識に、こそばゆくなったり微笑ましくなったり身につまされたりしながら読むのです。
で、そういうところや、放浪して冒険して精神的危機も経験するところに、青春というものを感じるのでした。 -
ムーミンパパの回顧録が主
一人称の自分大好き文章で読むのに難儀
合間に挟まれる現代三人称の挿話が読者のツッコミを代弁する形になってるので、作者の意図通りの感想をもって読んでいるのだなぁと
苦労して読んだ後の最終章とエピローグは、パパの自意識を凌駕していて心地よい読み心地
人物相関がようやくわかった
アニメ見た記憶はあるけど謎の人物しかいないから何も分かってなかった -
ムーミンパパがいつものんびりとパイプをくゆらせているイメージしかなかったのに、冒険家だったとは知らなかった。
アニメの刷り込みが激しいからか、原作の世界に浸れない。