- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065163306
作品紹介・あらすじ
前作『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』を上回る衝撃の一作
日米軍完全一体化への決定的な一歩が、安倍政権によって踏み出された。
2015年に成立した安全保障関連法がなぜ日本にとって大きな問題なのか?
戦後、日米間で結ばれた「統一指揮権密約」、
それは、「戦争になったら、日本軍は米軍の指揮下に入る」というもの。
ただし以前は、その密約には、「日本とその周辺」という地域的な縛りがあった。
それを「全世界で可能」にしたのが、アメリカ側から見た2015年の「安保関連法」の本質である。
なぜ、そうなったのか? 戦後の密約の歴史を辿り、状況をつぶさに明らかにするとともに、
現状を変える方法を探る。
「異常な状態」を終わらせ、
日本を「独立国家」にするためのヒント。
感想・レビュー・書評
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大変面白かった。前作の「日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」に引き続き、本作も大変学びのある一冊だった。
日本が適切に戦後処理を終えていない、というのは何となく納得感がある。
それゆえに、日本は今でも構造的に米軍の占領下にあるのだ、というのは多くの日本人が知るべきところだと思う。
なるほど、転換点は朝鮮戦争だったのか。やり手のダレスが、穏健派のマッカーサーに取って代わってしまった。50年代のこの出来事がポイントだったのだとよく理解できた。
まだ「勉強中」と自称する筆者の姿勢は、自分と重なりとても共感できた。今後も書籍を執筆してほしいし、読み続けていきたい。
(書評ブログもよろしくお願いします)
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