- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065180624
作品紹介・あらすじ
女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の先輩・逸臣に助けてもらう。聴覚障がいがあって耳が聴こえない雪にも動じることなく、自然に接してくれる逸臣。自分に新しい世界を感じさせてくれる逸臣のことを雪は次第に意識し始めて…!?
感想・レビュー・書評
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聴覚障がいのある女の子・雪と世界を変えてくれた先輩・逸臣のピュアラブストーリー。
雪ちゃん可愛い!!
逸臣くんはクールでカッコいい美男子!!
絵がとても綺麗です。
逸臣くんの右手の中指のマーク気になります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
飾っておきたくなるような可愛い表紙デザインで手に取る時もにこにこしてしまいました。
主人公の雪ちゃんが本当に可愛くて可愛くて逸臣くんが頭ぽんぽんしたくなる気持ちがとてもよく分かります。
手話を通して2人の関係がどのように変わっていくのか、幼馴染くん達との関係なども今後がとても楽しみです。 -
まず、絵がかわいいです。
シンプルな画面なのに、さりげなくかわいい雰囲気に整っていて、目が心地良いです。「かわいいでしょーーーー!?」みたいなカンジではない可愛いさです。砂糖菓子タイプ、とでもいいましょうか。優しいかわいさです。
それと、モノローグの言葉が、すごく素敵。
素直な感情がとても端的に表現されていて、惹き込まれるし、共感させてくれるもんだから、自分が恋してる気持ちになって「キュン」となります。
聴覚障害の女の子が主人公なので「障がい者モノ」とカテゴライズされるでしょうし、もちろん間違いなく聴覚障害がテーマの一つではあるのですが、絶妙に「恋愛きゅんきゅんモノ」の要素と溶け合っているというか、障がい者が苦しむようなタイプの話ではないので、説教臭さも無いですし、とても良い意味で「フツーに読める」カンジ……とでも言いましょうか、「障がい者モノです!」とは、わざわざ謳いたくないカンジです。
手話表現が随所に出てくるのですが、おそらく実際の使用者にすごくしっかりとした取材をしているというか、協力者のかたの感受性が豊かなのか、ハッとさせられることが。
作中で「時々 弱々しく力の入らないゆびさきが、本当は 心配してくれてるんじゃないかって思ったりもして」とか、あるいは、想いを寄せる相手の指が長いことに気付いた直後のシーンで「力強くて なにもかも 包み込んでくれるような手話をする」なんてモノローグが入ったりして、なるほど手話にもそういう「ニュアンス」があるのかと、ますますキュンとなったりします。
今後きっと、アニメ化やドラマ化などの映像化がされていくとは思いますが、「漫画」という表現ならではの雰囲気が間違いなく存在してる作品なので、今のうちからの購読を、強く!全力で!!お勧め致します。 -
女子大生の雪は困っているところを先輩である逸臣に助けてもらった。聴覚障がいのために耳が聴こえない雪。その世界に戸惑わず、自然と接してくれる逸臣に雪は惹かれていく。そして、逸臣もまた雪の存在によって今いる日常の世界が白く塗り替えられていく。
出会った二人が知り合うにつれて、お互いの世界をひっくり返していく。これを恋と呼ばずしてなんと呼ぶのか!音がない世界でも確かに感じる胸の高鳴り。深々と降り積もる雪の世界が熱くなって溶けていきそうなほど。「世界は広いですか?」からの返しの殺し文句もさることながら、その後のリアクションがね!可愛いは強いのだよ!おじさんでもキャーキャー言いながら読んでしまった(笑)
表情、態度、身振り手振り、手話の指の動きのニュアンス──ああ、言葉ってこんなにも鮮やかで自由なんだなと気づかされた。ぼくも読んでいて世界が広がっていく気持ちよさがある。手話をテーマにした作品については、小説の『デフ・ヴォイス』シリーズもかなりお薦め。マンガでも解説があった『日本手話』と『日本語対応手話』についてはそちらで初めて知ったりも。興味がある方はぜひ。
「恋か憧れか自分で決めていい」って話も好き。友だちのりんちゃんもいい子だよね。幼馴染の桜志は雪のことを不器用ながらも心配している様子で、今後の恋の行方に関わってくるのか気になる! -
最初の出会いはTwitterの試し読み。少女マンガではなかなか無い『手話』からストーリーが広がっていく。何より主人公 雪 が可愛い。こんな可愛い子ちゃんに私も好かれたい。
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耳が聞こえない雪が、恋をする物語。
読んだ瞬間、知り合いの聾者が表情豊かに会話する様子を思い出した。彼らは声が聞こえない分、相手に伝えようとする意思がとても強い。だから、一所懸命に自分の思ったこと、気持ちを伝えようとしてくれるところがいじらしく思ってしまう。
雪も自分のことを精一杯相手に伝えようとするので、応援したくなる。がんばれ、雪。
続きが楽しみな作品だ。