青野くんに触りたいから死にたい(6) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 337
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065182017

作品紹介・あらすじ

「切なくて怖くて面白くて、感情がぐちゃぐちゃになる」「こんなに怖い漫画は初めて」…SNSで話題騒然、禁断のホラーラブストーリー第6巻!

大翔を助けるため、彼の家に向かった優里たち。謎の発言を繰り返す黒青野、意識不明の母親、子供たちの悲鳴…。混迷を極める状況の中、黒青野が優里に再び迫る。「もっと求めるなら、もっとくれなきゃいけない」――これ以上、青野くんに捧げものはしないと誓った優里の決断は、拒絶か受容か。四ツ首様編、恐怖と激情のクライマックス!!!

感想・レビュー・書評

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  • 当初は11月発売予定だったのにちょっと待たせすぎやしないかね。

    四ツ首様編?この巻で終わると思ってたのでちょっと引っ張りすぎだなと思いつつ、今回は恋愛要素よりもロジック多めなので台詞も多くて読み応えがあった。
    青野くんに出会うまでは友達もいなかった優里ちゃんが、どんどん友達もできて積極的になっていって、ある意味でこの物語は優里ちゃんの成長譚でもあるのかなとおもった。


    幼い青野くんに
    「わたし君の色が大好きな生き物なの 君の仕草や考え方の癖や声の抑揚のつけ方やそこにいる感じが好きなの それが好みなの
    だから何ができるかってあんまり関係 ないんだよ」
    と優里ちゃんは話した。
    藤本くんに「それは好きなところじゃない 好きだからそう思うところだ」と言われていた、それに対する答えがここにある気がした。

    けどもうちょっと恋愛要素を求めてた〜〜
    ちょい物足りない〜〜

  • 第26〜31話収録。大翔を助けるため黒青野くんと契約したところから。
    家の中で次々と人が消えていく、指摘されるまで気付かず直ぐ読み返した。とある呪文と共に追いかけられる場面含め怖すぎる。一方、優里は青野くんと揉め、美桜は藤本の言葉に傷付くなどと上手くいかない。その中で優里が出した答えが優しくて泣ける。帯にある「平等にハグしてくれる」というの分かるわ。そんな優里は人をまともに愛せない人間だと自己嫌悪になっているのつらい。きっと青野くんがこのことを知ったら抱きしめたくてたまらないはず。少年青野くんの登場は癒し。

  • 表紙をめくる前から、読んでる間中ずっと、そして読み終わった今でもどきどきがおさまらない。
    蒼太くんのベッドから首だけ出して歌い出したシーンは鳥肌が立った。
    絵は他に比べて決して上手いとは言えないんだけど、表情の描き方が毎回絶妙。今巻では正気に戻ったときの青野くんの切ない表情がめちゃくちゃ胸にきた。
    結菜ちゃんと希美ちゃんがお互いの頬を殴り合うシーンはシュールでちょっと笑った。

  •  好きになること、好きでいること、好きだと示すこと。これらがまるで呪いのように二人を蝕んでいるようで、毎回すごく切なくなると同時に、その関係の脆さに怖くなってしまいます。
     四つ首様の物語が、佳境に入って来たようで、続きが気になりすぎる!
     あと今回“加々智山”の「かがち」が気になったのでググってみたら、ホオズキの意味があり、それを知ってから144pの切られた首の入った袋がそのように見えて、それを名前の由来にしてると思うとゾクッとしました。ググったホオズキの画像が怖くなってしまったので、おすすめです。

  • はじめて優里ちゃんが青野くんに触れられたのが、こんな形でなんて。小さい青野くんの愛を求めてる感がなんともいじらしくて泣けてしまうわ。青野くんと藤本のやり取りも良いですね……
    優里ちゃんの愛がどんどん広く深くなっている気がするんですが、もうその愛で包み込んでみんな幸せになってくれ。泣くわこんなん。
    でもそんな終わりは見えない。

  • とても好きです。

  • なにができる、できないという話でなく、あなた自身が好き、と言える優里の優しさと強さ。
    黒青野に更なる代償を支払った優里、青野君とぶつかり和解する様は生きている恋人同士のようだが、文字通り命がけなのが……
    青野までが美桜の声を「嫌な感じ」と言うのが不穏。
    相変わらず怖い、怖い…………

  • 分身のほうの青野くん、手を繋いで嬉しいのも好きと言って欲しいのも全部全部本人の気持ちなんだな。
    一気読みした。すごく引き込まれる。うまいこと言えないが、とても凄かった。アフターヌーンも買った。1話を読み返すと青野くんの髪が思ってたより短くてびっくりした。1話を読んだのも今日なのに。怖さの緩急がすごいと思う。緩やかに変わっていってアレッとなる部分といきなり変わってビビるのと、両方が上手い。

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著者プロフィール

2014年『ボインちゃん』で「アフタヌーン四季賞2014 秋のコンテスト」四季賞受賞。
読み切り『セーラー服を燃やして』『崖際のワルツ』を発表(「good!アフタヌーン」2016年1号、2号に掲載)。
2016年12月より「アフタヌーン」で『青野くんに触りたいから死にたい』を連載開始。

「2023年 『青野くんに触りたいから死にたい(10)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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