レッツはおなか

  • 講談社
3.83
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本棚登録 : 272
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065184165

作品紹介・あらすじ

子どもの目線から描かれるひこ・田中さんの物語に、大人気の絵本作家、ヨシタケシンスケさんがイラストを描き下ろした「レッツ」シリーズ。オールカラーの新装版に、ついに新作が誕生です! ヨシタケさんが初めて子ども向けの書籍に取り組んだ記念碑ともいえる作品の4作目は、5歳のレッツが、「かあさんとおへそでつながっていたってホント?」と、どうやってつながっていたのか、ああでもない、こうでもないと考えます。


ひこ・田中&ヨシタケシンスケの世界がオールカラーの新装版となった「レッツ」シリーズ。
待望の新作が刊行!!

レッツは 五さい。
「おなかに いる とき、レッツは おへそで わたしと つながって いたんだよ」
レッツは、じぶんと かあさんの おへそが つながって いる 絵を おもいうかべた。
「すごい」
「すごいでしょ」
でも、それだと、おなかの そとじゃ ないかなと レッツは ふしぎだった。かあさんには おなかの なかにも おへそが あるんだろうか?

(本文より)
徹底して子どもの目線から描かれるひこ・田中さんの物語に、大人気の絵本作家、ヨシタケシンスケさんがイラストを描き下ろした「レッツ」シリーズ。ヨシタケさんが初めて子ども向けの書籍に取り組んだ記念碑ともいえる作品の新作が、ついにこの春、書きおろされます。

シリーズ最新作、4巻目の「レッツはおなか」で描かれているのは、5歳のレッツが、自分がうまれたときのお話しを、かあさんととうさんから聞いて、わかったような、わからないような……というお話。ぜひ、お楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  • お母さんとへその緒でつながってた
    と聞いたらへそを見ちゃいますよね
    お母さんのお腹(胃)のなかに
    自分が居たと想像したレッツが可愛いな

  • 〝レッツは 五才。母さんが言った「お腹にいるとき、レッツは、おへそで、わたしと繋がっていたんだよ」...レッツは、自分と母さんのおへそが繋がっている絵を思い浮かべた。「すごい」「すごいでしょ」でも、それだと、お腹の外じゃないかな?と、レッツは不思議だった。母さんにはお腹の中にも、おへそがあるんだろうか・・・? 〟子どもの目線から描かれる<ひこ・田中>さんの物語に、人気の絵本作家<ヨシタケ・シンスケ>さんのイラストで展開する、底抜けに明るい「レッツ」シリ-ズの一冊。

  • 「レッツ」シリーズ4作目。レッツ、生まれた時のことを考えるお話。
    安定してヨシタケさんのイラストが可愛い。ひこ・田中さんの文章と、とても相性が良くて、面白い。レッツの一言が、的を射ていていい味。ひこさんの選ぶ、子どもの言葉のセンスが好きだ。

  • 普段、ここに子供向けの本は登録していないのだが、ヨシタケシンスケさんの本はほぼ全て読んでいる。図書館で予約しようものなら半年は待つのだが、忘れた頃に読むくらいが面白い。一番好きなのは「このあとどうしちゃおう」

    というわけで、こちらはヨシタケさんがイラストを手がけた、絵本よりは読み物に近づいた本。仲のいい家族のほのぼのした会話が子供目線で書かれているのだが、お腹の中に戻るところを想像して怖がったりするのがリアル。頭の中で考えた結論だけを伝えてくる子供との会話の、少しトンチンカンだけど、家族だから通じるところも、なんだかリアル。作者家族の本当の会話なのかしらと思って、さらにほのぼの。

  • 図書館で借り。
    読み終わったあと8歳児Aと6歳児Wのおなかに耳を当ててみたのだった。

  • 確かに、レッツと同じで、お腹で食べ物が落ちてきたらイヤだなあ。(小3)

  • 個人で読みました。

    また違った視点でのレッツシリーズ。
    たしかに自分も子どもの頃同じように考えたことがあったなと共感する作品でした。

    毎シリーズ感じるのは、レッツの両親も、レッツの考えに対して丁寧に、自分たちなりの考えを伝えていて、ほっとする家族だなと思って読んでいます。

  • ヨシタケシンスケさんの絵本かと思って読み始めたら、ひこ・田中さんの本だと、後から気づく。でも、途中まで違和感ないくらい、ヨシタケシンスケさんのイラストとマッチしてる。
    お腹にいた頃のことや「もし頭の中にいたら」を想像するレッツの思考回路と、仲良しのお父さんお母さんの様子にほっこり。お腹の音が怖いと言うくだりも。
    シリーズの他の本も読んでみたいと思った。

  • おもしろかったです!

  • 図書館本。長女選定本。ヨシタケシンスケさんの絵本。5歳のレッツがお母さんの妊娠、出産の疑問にせまります。すとーりーをまるっと理解できずとも、楽しむ方法も分かってきたようです。

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著者プロフィール

1953年、大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。1991年、『お引越し』で第1回椋鳩十児童文学賞を受賞。同作は相米慎二監督により映画化された。1997年、『ごめん』で第44回産経児童出版文化賞JR賞を受賞。同作は冨樫森監督により映画化された。2017年、「なりたて中学生」シリーズ(講談社)で第57回日本児童文学者協会賞を受賞。他の著書に、「レッツ」シリーズ、『ハルとカナ』『サンタちゃん』『ぼくは本を読んでいる。』(以上、講談社)、「モールランド・ストーリー」シリーズ(福音館書店)、『大人のための児童文学講座』(徳間書店)、『ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?』(光文社新書)など。『児童文学書評』主宰。

「2023年 『あした、弁当を作る。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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