世界の混沌を歩く ダークツーリスト (講談社文庫)

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本棚登録 : 147
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065185681

作品紹介・あらすじ

世界中の「ヤバい場所」を巡る旅番組『クレイジージャーニー』にも出演して注目を集めた危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレスが、世界の見方を変える旅にお連れします!

○ジャマイカ・マリファナ畑で哲学を聞く
○メキシコ・いきなり死体発見!
○ギリシャ・難民配給弁当を食す
○フィリピン・銃密造工房で観光客のフリを
○ケニア・湖に浮かぶスラム島で拘束される
○ニューヨーク・摩天楼の地下住人たち

……この旅、ヤバすぎる!

感想・レビュー・書評

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  • 丸山さんが実際に見た世界の様々な闇を切り取ってまとめた書です。この本ですごく良いと思ったのは、ただ闇の世界をのぞくというだけではなく、どうしてその闇が生まれてしまったのか、世界はどういう構造なのかという深いところまで掘り下げているところです。特にメキシコの麻薬カルテルの話はすごくこっちもヒヤヒヤすると同時に、メキシコに対して持っていたラテン系の陽気な国というイメージが覆されて驚きました。
    世界は思っている以上に闇で動かされていて、不謹慎ではあるけれども、狡猾な人々が複雑に動き回り、誰もかもが必死に生きている世界は面白いと思いました。

  • ちょっと水増し
     薬物、貧困…… 裏社会をさぐれば、かういふのは山のやうにあらう。さういふイメージ通りの事由が頻出する。

     だが、あくまでも丸山の取材は趣味の一環のやうで、内部の事情に精通してゐるわけではない。裏社会旅行記みたいなもの。

     文章もところどころ水増ししてある。下段の註釈もスカスカで、あまり必要がない。
     おそらく書き手は案外まじめな人だ。章の終りに、必ずまとめを書いてゐる。

  • 懐に入る能力が凄い
    いろんな国をちょこまか浅く広く知られる本

  • 読みやすいけど全く中身が入ってこない。あまり見たくない写真も載っていて、途中で読むのをやめた。

  • 読みやすいけど、個人的にはあっさりしすぎな感じ。たくさんの場所をつまみ読みするには良い。

  • 大好きだったクレイジージャーニーに出演していたゴンザレスさんの本。

    同じ地球に住んでいるのに、自分の周りでは起こり得ないような体験や人々の生活が書かれていました。

    読書のいいところですね。
    実際にスラム街などには私は行けませんが、
    ゴンザレスさんの話を通して、ダークツーリストをすることができました。

  • 貧困や格差という題材ながら、気軽にサクサク読める旅行記。ひとつひとつの場所をもっと掘り下げてみて欲しい感がある反面、世界の色々な場所が紹介されてて興味深かったです。

  • 危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレスの、世界を股にかけたクレイジーな旅の記録。

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著者プロフィール

丸山ゴンザレス
1977年、宮城県出身。考古学者崩れのジャーナリスト、編集者、國
學院大學学術資料センター共同研究員。國學院大學大学院修了後、
出版社勤務を経て独立。現在は世界各地で危険地帯やスラムなどの
取材を続ける。主な著作に『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』
(光文社新書)などがある。

「2019年 『亜細亜熱帯怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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