- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065226223
作品紹介・あらすじ
コロナ禍で激変した就活状況。
大きく変わるインターンシップと合同説明会の関係、激増するオンライン面接への対応法、多くの学生が勘違いしているエントリーシートの書き方、適性検査の準備など。
就活を知り尽くした筆者が成功に導くヒントを明かす。
感想・レビュー・書評
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就活しているわけではありませんが、日本の就活文化の歪さを知るためにはもってこいの本でした。
大学生からすれば必読書であり、企業と就活生の化かし合いの様相が分かります。
企業側の意図を理解した上で下心ありきの就活をするのに大変役立つでしょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
教示してゐる内容は一般の就活生向け
新型ウイルス流行以後の就活がインターンシップやオンライン面接を含めて具体的に記されてをり、知るうへで参考になる。
しかし、あくまでESの書き方等は、就活生一般において共通してゐる文章の様式にもとづいてゐる。中原勇一郎『就職活動の本質』で示されてゐるやうな熱意ありまくりのESではない。
このやり方は、単にどんな就活生かを知りたいだけの企業など(中小企業とか?)には有効だが、応募人数が多く、その中から欲しい人材を見きはめたい大手企業には不利かもしれない、と思った。 -
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一括採用は崩壊している。一括入社は残っている。
自己分析は、時間をかけずに何度も、他人にも聞く。
志望先を決める際には、職種も考える。
ポテンシャル採用=自分の頭で考えられる学生が欲しい。
食べるのが好きだから食品、は安易。
複数業界思考はあたりまえ。
「これが本当のSPI3だ」シリーズ。
携帯メールよりPCメール。
エントリーシートは
実績より経過、時間をかけた話を出す、盛らない、設問の指示に従う、文章を読みやすく。うそはばれる、ですます調がおすすめ。時間軸が長いほど説得力がある。
自己PR
アピールしたい能力は一つ、が原則。頭の文章は短く。短所や自己否定はしない、言い換える。習い事や趣味は続けたこと、をPRにする。マニュアル偽装、イベント自慢、資格自慢はしない。好きなことは頑張る、はダメ。個人がこだわったこと、性格や経過を書く。
ガクチカ
時間軸は学生時代。店舗名など具体的に出す。数字を出すが、出し方はわかりやすく。自己PR的なまとめは無し。「この経験を社会に出ても生かしたい」と締めくくる。ガクチカはエピソードがメイン。自己PRはそれをまとめたもの。
親のことを悪く言うのはよくない。
志望動機は軽視の傾向。中小企業は会社の理念をよく見る。ベタな書き方でよい。
趣味は、具体的に。
ガクチカ写真はストーリーが読み取れるものを。
自己PR動画も増えている。
書類に遅れた人は、特別に受け取ってもらえたとしても採用までには至らない。
結論は先に言う。
グループディスカッションは減少傾向。対面の場合は、受け付け開始と同時に行く。自己紹介などをして慣れておく。全員議論で全員通過を目標に。正論が勝つとは限らない。ボコボコでもあきらめずに議論を拾う。
面接前には、ニュースを拾っておく。質問で出す。
複数内定の場合、正直に話す。 -
コロナ禍を想定した就活本はなかなか無い。
リモート面接やSPIの重要性など、就職活動生が見落としがちなポイントを教えてくれる。
特にESの書き方は読むべきおすすめのポイント。
就職活動に不安を持っている人は読んでみてはどうだろうか。