あきらめません!

著者 : 垣谷美雨

• 講談社 (2022年5月25日発売)

感想・レビュー・書評

[masa1211さんの感想 · 2022年12月12日]

垣谷さんの作品はどれも　安心して読めるし　読後はスカッとする。
ドラマになったら面白そう。
こんなオヤジ達　今でもいるのかな

[月さんの感想 · 2022年11月12日]

垣谷さんの本は元気が出るから好き。

[ニコりん。さんの感想 · 2022年10月16日]

定年後、夫の故郷(田舎)へ移住し、のんびりと老後を過ごそうと思っていた主人公。偶然、市議会で、女性議員がセクハラのようなヤジに抵抗出来ずにいたのを目撃し、正義感がムクムクと湧いてくる。
男尊女卑が根強く残る田舎で、市長となりクオータ制を導入するまでのお話。

自分が大人になった頃は女性の国会議員も増えて、女性の総理大臣も出てるかも…と思っていたけれど、全然。日本はやはりなかなか変われない。

[かなぽんさんの感想 · 2022年10月2日]

柿谷美雨さんらしい元気が出る本！途中までは、想定内の内容で読みやすいけど中だるみしてしまった。　しかし、８割以上を読み終えた頃、郁子さんが想定以上の頑張りを見せてくれて俄然面白くなった。

[ずんだもっちもちさんの感想 · 2022年9月26日]

今回も垣谷ワールド楽しめました！

[taumogさんの感想 · 2022年9月9日]

笑っちゃうほどの古いお爺さんたち。実際にもいるのかも。

[おとんさんの感想 · 2022年9月3日]

頑固な年寄り、介護問題に風穴開けていく垣谷ワールド全開！痛快。大なり小なり、日本のあちこちにあるだろうな。「のんびり暮らすというのは、趣味で気を紛らわせて煩悩を捨て去って暮らすこと」やっぱり、個人的には、のんびり暮らす方に重き置きたいかな。

[tantanさんの感想 · 2022年8月17日]

垣谷さん、やっぱ面白いわーwww
物語ってわかってても、なんか、元気出てくるよ、うん！w

[ぽてちさんの感想 · 2022年8月11日]

60歳で定年退職し、結婚以来初の専業主婦となった郁子だったが、嘱託身分に嫌気のさした夫に説得され田舎に移住することになる。一人暮らしの姑との同居を避けるため、たまたま売りに出されていた隣家を購入したが、それがケチの付き始めだった……。
お得意の老夫婦ものかと思いきや、事態は思いがけない方向に進む。地方都市の閉鎖的な環境や男性優位社会の憂鬱などを巧みに織り込みながら、現代社会の抱える問題を浮き彫りにしていく。還暦からの新たなスタートを切った郁子はとても魅力的だった。

[full3さんの感想 · 2022年8月11日]

①東京在住郁子61歳、夫婦ともに定年退職の歳を過ぎた。夫が山陰の実家に帰りたいと言う。義母一人暮らしの実家の隣が売りに出された。安いので東京の暮らしを捨て移住してみた。現実は？②由香、義母が家出した。義父の仕打ちに耐えかねて。地方都市における政治、男尊女卑の実態は変えられるのか？

面白かった。男性上位の状態をユーモアを交えながらしかしリアルでネガティブに描写する巧さ。

まさかあの人がこうなるのかというストーリー展開も巧妙。

地方政治なんて面白くなさそうだと思っていたけど、充分に改善の余地があるところだと思った(地方議員てこんなに給料貰ってるの？とか)

著者プロフィール

1959（昭和34）年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005（平成17）年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」