50歳からの科学的「筋肉トレーニング」 若いときとは違う体をどう鍛えるか (ブルーバックス)

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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065286234

作品紹介・あらすじ

「贅肉が気になるので、痩せたい」「若い時のように筋肉を付けたい」「以前のように持久力を戻したい」
 中年になって、そんな思いでスポーツジムに行っても、なかなか思い通りになりません。特に、若い頃にハードにスポーツをしていた人は、だれもが経験しますが、その頃と同じハードなトレーニングをしても、効果はほとんど現れません。また、ダイエットしても、若い時のように、痩せません。
 これは、男性にとっても更年期があり、テストステロン(男性ホルモン)の減少するかれです。テストステロンとは、勇気やチャレンジ精神、精力の源泉ともいわれる男性ホルモンのひとつで、筋肉の形成と、肥満の解消に大いにかかわっています。
 これを無視して激しいトレーニングをすると、中枢神経系の働きが阻害され、テストステロンは生産されにくくなり、運動しても筋肉がつかず、また痩せにくい体になってしまいます。
 そこで、本企画は、男性の更年期(男性ホルモンの減少と性ホルモンのアンバランス化)と、それによるトレーニングと身体の関係の変化を解説し、著者によって工夫された、テストステロンの減少を抑え、筋肉を増やし贅肉を減らすのに効果的なトレーニング方法・メニュー、食生活の注意点、睡眠法などを紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 内容的にはなかなか面白いのだが……。
    ・科学的というわりに、論文などの引用が少なく、根拠をあまりしめしていない(自分の研究室でやった実験のデータでも、他人の論文からの引用でもいいからデータがほしかった)。
    ・タイトルにも前書きにも注意書きがないが、「男性」が前提となっているようである(体脂肪率等の数値を男女でわけて示していない)
    以上2点が残念。

  • 40代ではあるが、これまで筋トレをちゃんとしたことがないので「はじめの一歩」を伴奏してくれる本として手に取った。

    本書の後半で「初心者」「中級者(若い頃に本気でスポーツをした体育会系だがしばらく遠ざかってる。あるいは若い頃のキレがなくなったと自覚している人)」「上級者(理論の理解に努めているし自分専用のトレーニングメニューをこなしている)」の段階別にマニュアルが紹介されてたので「初心者」の領域(6週目まで)だけ試そうと思う。まずはエラスティックチューブを買おう。

  • 筆者が筋トレ好きであることは、よく分かった。

    歳を取ったら、負荷と栄養とペースを考えよう、という主旨。

    必要な知りたい情報がコンパクトに纏まっていると思う。

  • 図書館でタイトルをみて思わず手に取る。

    年をとるとテストステロンの分泌が減る。自然の摂理。それでも食事に気をつけて(食事に関する記述はちょっとフードファディズムが入っている感じだが)筋肥大を目指そうと。なお、有酸素運動をしすぎると筋肉がつきにくいそう。若い頃に筋トレの成果がいまいち目に見えなかったのもそれかなあ。

    ムキムキになるより体幹を鍛えたいのだが、そっちについては手薄な気がする。プランクとか全然スルー。たしかにバーベルスクワットができればそれは体幹も鍛えられるだろうが、手軽ではないし鍛えられる前に壊しそう。

    ジムはあまり好きではないのでチューブを買って少し自宅でがんばってみる。

  • 筋トレはやはりいいことが分かる。
    年齢やレベルに合わせたトレーニングをすることが重要。かつ休息日も必要。

  • 今まで読んだ筋トレ本で一番良かった

  • テストステロンが減ってくる50歳あたりからの筋トレ本

    だけど、普通に若い初心者から中級者にも使えると思う
    基本的なトレーニングの知識、基本的なテストステロンの高め方がちゃんと書いてある

    ただ、男性目線中心なので女性の方のことがほとんど考慮されてないので☆-1で

    タイトルのどこかに「男の」ってつけた方がいい

  • 今まで読んだ筋トレ本の中で最も科学的だと思う。ちょっとついていけないほど(笑)筋肉量が中年以降は大事になるというのは、とても参考になった。マシントレが好きでない自分としては自重トレを継続することで良さそうかなと思った。またプロテインよりも普通の食事の方が遥かに大事というのも納得した。もう少し科学的でない方が良いかも。

  • 意外とブルーバックスは、筋トレに関する本を出版していて内容も濃い。筋トレ本は数冊持っているが、どの本も目新しさはない。それでもこの本を購入したのは、50歳以上トレーニーに向けて書かれている点(重量ではない)、テストステロンについて言及、巻末のトレーニング方法の図解がポイントでした。この本に書かれていることを参考に、少しずつトレーニング方法を変えています。

  • 科学的。そして本気の人用。実際に手元に置いてやる用かな。実用書なので面白いかというとそうではない。

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著者プロフィール

フィンク・ジュリウス(Julius Fink)
1982年、ドイツ生まれ。2006年にUniversity of Bern BSc in Economics、09年に横浜国立大学大学院国際社会科学研究科経済学専攻博士前期課程を修了。17年に日本体育大学大学院体育科学研究科健康科学・スポーツ医科学系博士後期課程を修了。トレーニングや医療への興味からスポーツ医科学を専攻、日本体育大学でトレーニングによるホルモンの変化が筋肉や代謝機能におよぼす影響を研究。博士号取得後、順天堂大学医学部泌尿器科学講座の非常勤助教として、男性の健康に対するテストステロンのさまざまな効果、特に高齢者の血中テストステロンと、代謝、心臓、肝臓、骨、筋肉や脳神経との関係のメカニズムを明らかにする研究を行っている。
現在はアメリカのノース・ジョージア大学准教授として、トレーニングの健康に対する効果を中心に、アメリカの最新のトレーニング方法、テストステロン補充療法、さらに男性のQOLの向上やanti-agingについても研究している。


「2022年 『50歳からの科学的「筋肉トレーニング」 若いときとは違う体をどう鍛えるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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