天狗の台所(1) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
4.23
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本棚登録 : 219
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065291511

作品紹介・あらすじ

NY育ちの少年・オンが、料理上手な兄(実は天狗!)とおくる、不思議でおいしいスローライフ。

自分が天狗の末裔であることを知らされたNY育ちの少年・オンは、しきたりにより、14歳の1年間、日本で兄・飯綱基と隠遁生活を送ることに。天狗といっても特別な力はなく、畑仕事や料理を楽しむだけの生活に肩透かしなオンだったが、兄に羽が生えていることを知って大興奮!オレにも天狗パワーが目覚めちゃうかも!?

『千年万年りんごの子』『地上はポケットの中の庭』の田中相が描く、四季折々の兄弟暮らし。

感想・レビュー・書評

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  • 既刊3冊一気読み。面白かった。続きも絶対読む。
    いつもいく古本屋で1、2巻が面陳されていたので、手にとって、そのまま購入。面白かったので、3巻もすぐに入手。
    絵も美しいし、男性の背中の画がすばらしい。特に、兄基の小さい烏天狗の翼をはやした背中は絶品。
    天狗の設定も面白いし、飯綱の兄弟が仲良くなっていくのも優しい気分になれる。そして、食へのこだわりが凄まじい。
    なんといっても、白い立ち耳犬”むぎ”最高。ただの犬ではない。むぎを見るためにだけ課金しても良い作品。願望具現型ファンタジーですな。

  • リトルフォレスト好きな人なら絶対好きだよ!絶対読みなよ!!

  • 『天狗の台所』
    BS-TBS/毎週木曜放送
    2023年10月5日から

  • まずTwitterで公開された第1話を読んだ。自分が天狗の末裔だと知らされた主人公が 「14歳からの1年を世俗から離れて暮らさなければならない」というしきたりにより、日本で隠遁生活を送る歳の離れた兄と同居を始める話。ニューヨーク育ちの現代っ子が日本の田舎暮らしをするので、要するに現代スローライフ。
    他にも無料で読めるものや特集・対談記事を読んでから、紙版を入手。

    天狗だからてっきり純和風の生活なのかと思いきや、ハーブを使うし餃子やケーキも作る。

    兄弟とはいえ離れて暮らしていたから《血の繋がった他人》で、しかもピンク髪にピアスの陽キャ中学生ときっちり真面目な大人青年という対極の二人なので、「同居は大丈夫なのか!?」とハラハラするものの、主人公は根がいい子(めんどくさがりはするけど好奇心が強いのか、お手伝いも進んでやる)なので最初から割と上手くいっているようで安心できた。兄は表情変化に乏しく無愛想に見えるけど、こちらもやっぱりいい人。主人公が赤ちゃんの頃に会ったことがある=兄は15歳ごろだから、兄には「主人公が弟」という感覚はちゃんとあるんだろうな。
    主人公が何を作ろうとしているのか、兄は材料を見ただけでわかるというのが《離れていても兄弟(家族)》を感じられてよかった。

    絵柄がリアル寄りだけど、ギャグ絵も入るのでとっつきやすい。描線が極めてシンプルなので、的確に線を引ける、基礎画力が高いのだと思わせる。
    スマホで読んだときには気にならなかったが、紙で読むと描線が単調なのが気になった。太い細いの違いはあるけど、それは太さの違うペンを使い分けているだけで、1本1本の線に強弱がなくて均一というか。だから絵に立体感があまりないように思う。スローライフだから平坦な画でもいいのかもしれないけど。

  • 料理が全部美味しそう!
    作ってみたいなって思う。

  • 本当にとてもとても良い。ご飯おいしそうだしおやつは作りたくなる。
    粉糖がなければすり鉢ですればよい、でハッとした。次それでしよう。
    おろし金用スクレーパー(ちっちゃい竹箒みたいなやつ)で、「人生がいくらか豊かになった」が最高だった。わかってくれる人はこの漫画好きだと思う。

  • 田中相の新作。前作「LIMBO THE KING」が海外ドラマを思わせるSFサスペンスのバディ物だったが、今作は天狗が主人公のスローライフ物。毎回、ジャンルの違う作品に挑む姿勢には驚かされる。
    内容は手堅い。基さんがほとんど人間だけど背中に羽が生えている。という設定が良い。あと、わんこが可愛い。

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著者プロフィール

たなかあい/三重県生まれ。 漫画家。 『千年万年りんごの子』で第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞。 そのほかの作品に、 短編集『地上はポケットの中の庭』、 長編『LIMBO THE KING』『その娘、 武蔵』(すべて講談社)などがある。

「2021年 『怪奇漢方桃印 なかなかやばいの 違反解除湯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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