文章作法事典 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
3.57
  • (1)
  • (3)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 170
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065314784

作品紹介・あらすじ

「情報を鼓動とともに」「見知らぬ読者になりすます」「ばれるように嘘をつく」「望遠レンズで迫力を」「ギュッと締めて、フワッと放す」――。
わかって書いたら全然違う! よい文章を書くための基本作法から、効果を高める表現技術、そして読み手への配慮や書き手の心構えまで。日本語文体・表現の泰斗が、習熟度別3段階、59項目でまとめる、実用に役立つ、「名文」作成のための究極マニュアル。

【目次】
文庫版へのまえがき
一 〈書く〉 文章をはっきりと
1 [わかりやすい表現] 読まれなければ始まらない
2 [あいまいな表現] 誤解の芽を摘む
3 [文と文の接続] 関係は書き手がつくる
……
二 〈練る〉 表現をゆたかに
25 [情報待機] サスペンスをつくりだす
26 [漸層・漸降] 上りと下りは勢いが違う
27 [倒置表現] 計画的に取り乱す
……
三 〈磨く〉 文体をしなやかに
46 [書き出し] もう読まずにはいられない
47 [結び] ギュッと締めて、フワッと放す
48 [視点] カメラワークを意のままに
……
あとがき

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 文章表現を練りたければだいたいこれを読むとよい。ものを書く人は読んでおいて損は無い。

  • 東2法経図・6F開架:B1/1/2766/K

  • しょせん、実用文には不向きなお飾り
     指南書ではなくただのエッセーで、参考になるかといったらならない。そんな優柔不断さが極まりない。中村明は名文に囚はれすぎてゐる。文章は読めない悪文でなければ、なんでもかまはない。美辞麗句は雄弁と大して変らないのである。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1935年、山形県生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。国立国語研究所室長、成蹊大学教授を経て、早稲田大学教授(日本語研究教育センター所長)、現在は名誉教授。日本語文体論学会代表理事、現在は名誉顧問。主著に『日本語レトリックの体系』『日本語文体論』『日本語 語感の辞典』『日本語 名表現辞典』『日本語 笑いの技法辞典』『新明解 類語辞典』『類語ニュアンス辞典』『美しい日本語』『日本語の勘』『日本語名言紀行』など。

「2023年 『文章作法事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村明の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
牟田 都子
ジェームス W....
J・モーティマー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×