星を編む

著者 :
  • 講談社
4.47
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本棚登録 : 12215
感想 : 817
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065327869

作品紹介・あらすじ

☆2023年本屋大賞受賞作 シリーズ最新作☆第20回本屋大賞受賞作にして、40万部突破のベストセラー『汝、星のごとく』のスピンオフストーリー。花火のように煌めいて、届かぬ星を見上げて、海のように見守って、いつでもそこには愛があった。「春に翔ぶ」瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原の秘められた過去。北原が病院で出会った女子高生・明日見奈々が抱えていた問題とは……?「星を編む」夜空に浮かぶ星を輝かせるために、自らをも燃やす編集者がいた。漫画原作者・作家となった櫂を担当した、編集者二人の物語。『汝、星のごとく』後日談。「波を渡る」燃え尽きるような愛を経て、北原とともに過ごす暁海の心に去来する感情は……。愛の果て、そして、その先を描く、新しい愛の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 「汝、星のごとく」のからのスピンオフ作品。内容としては、前作の過去や未来のサブエピソードに当たるものであるが、本作を通じて、ひとつの物語が完成するようなものになっており、傑作「汝、星のごとく」単体だけでは、ある意味未完の作品だったのではないかと思うほど。これから読まれる方もいると思うので、多くは語りたくないが、暁海の壮大な人生の歩みを描く作品であるようにも思う。
    本作を前作にまとめることもできたとは思うが、こういう形でそれぞれ作品化することが最良の選択に思う。

    改めて、凪良ゆうさんの小説家としての底知れぬ才能に驚嘆させられた。

  • 『汝、星のごとく』のスピンオフストーリー。
    という認識はあった。

    前作、『汝、星のごとく』は凄く心に刺さった小説だった。

    私が買った小説は、隣に住む叔母に回し、それが私の母に回り、私の元に戻ってくる。

    家に本が溢れるのを好まない旦那なので、私は全ての小説をどなたかにあげてしまう。

    汝、星のごとくは、私の長年の腰痛を治して下さった整骨院の先生に差し上げた(笑)
    男性のお若い先生だが、有川浩がお好きだというので、きっと好きになるだろうと思った(^-^)


    さてこの作品、またもや単行本を新品で購入。
    それだけの期待感があった。

    まずは北原先生のお話。
    えー!?
    そーなの!?そんな過去が!?

    もう前のめりになって読み進めてしまう。
    北原先生は優し過ぎて、その優しすぎにイライラしてしまうが、私は北原先生が大好きだ(*^^*)

    前のめりで読んでいたら突然話が変わる。

    え!?これってもしかして、短編!?
    ひゃーーー。やっちまった。
    苦手な短編を新品でしかも単行本で買っちまった(^◇^;)

    二話目は、漫画原作者・作家となった櫂を担当した、編集者二人の物語。
    この話は少し読むスピードが落ちてしまった(-。-;
    しかし、現役バリバリで働く女性、子供を持つのか持たないのか、家事バランス、、、
    この辺は、ずっとフルタイムで働きながら育児をしてきた身には、考えさせられるところが多かった。

    そして最後は、暁海、北原先生の後日談。
    色々な家族の在り方があって、色々な幸せの形があるよね(*^^*)

    私の嫌いな短編でも、これだけ読ませる凪良先生、さすがっす!!∩^ω^∩

    • アールグレイさん
      こんばんは★マキさん
      遅くに失礼します。
      先日は、白紙の投稿にいいねを頂き、ありがとうございました。
      レビューの冒頭を考えていて、投稿ボタン...
      こんばんは★マキさん
      遅くに失礼します。
      先日は、白紙の投稿にいいねを頂き、ありがとうございました。
      レビューの冒頭を考えていて、投稿ボタンに触れてしまい・・・・
      お恥ずかしい限りです。
      本棚削除をしましたが、皆さんには申しわけないことでした。
      ドジな私をこれからもよろしくお願いします。
      (^-^)/~~
      2024/01/21
    • bmakiさん
      アールグレイさん

      そうなんです!
      不思議だなぁ、何にも買いてない(笑)って思って、炙り出しみたいになってるのかなぁ?とか、ブクログの...
      アールグレイさん

      そうなんです!
      不思議だなぁ、何にも買いてない(笑)って思って、炙り出しみたいになってるのかなぁ?とか、ブクログのシステム不具合で見られないのかなぁ?とか色々考えちゃいました(笑)
      でも他の方もいいねされていたので、いいねしちゃいました。
      昨日はちゃんと文字が入っていましたね(*^▽^*)

      私も以前、長い文章書いたのにタイムラインには全然反映されなくて、、、なんてことがあったので(^◇^;)
      クリックすれば読めるのに、タイムラインの中では読めなかったんです。不思議(^◇^;)
      2024/01/22
  • ああぁぁ
    読み終わってしまった。。。


    ずっと楽しみにしていた作品がようやく届き
    前作から読み直しました

    早く読みたい、、
    けど読み終わるのがもったいない、、
    そんな気持ちで読み始めました


    前作がすごく好きで。
    一行ごとに胸が震えて
    二回目読み終わった時も
    なんて素晴らしい本なんだと思いました


    でもこれを読んだら
    この作品込みで物語が完成だったのかと
    思わずにはいられませんでした。


    あまりにも苦しかった前作。
    苦しくて、もどかしくて、つらくて。。


    でもこの作品を読むことで救われました
    櫂の想い、尚人くんの想いも
    見事に昇華させてくれました。
    続編を書いてくれて
    ありがとうと言いたいです



    また作中では前作で出てきた人たちのことが
    もっと深く、長く描かれていて
    いろいろな人生のあり方を知れます。
    気になっていた過去も明らかになります

    人は、環境は、変わっていくこと、
    辛いことがあっても
    時が経つことで違う見方ができ、
    癒されていくことが描かれています

    読んでいて肩の荷がおりていくような感覚でした


    言葉で表せられない関係でも
    歪な関係でも
    周りからどう思われても
    正しい関係じゃなくても
    自分自身で選んだ人生を生きて欲しい
    そんなメッセージのこもった作品でした


    とにかく2冊セットで
    ぜひ読んで欲しいです!!



    それにしても
    北原先生、すごいなー。
    もっと好きになりました


    前まで
    暁海と櫂しかないと思ってたのに。


    こっちを読むと
    北原先生と暁海の関係もいいなと
    思ってしまいますね

    • はるさん
      どんぐりさん、こんにちは。
      私は1作目の北原先生が好きで、こんな風に生きられないかなぁと、生き方を模索してしまいました。
      実は、私は、歪な三...
      どんぐりさん、こんにちは。
      私は1作目の北原先生が好きで、こんな風に生きられないかなぁと、生き方を模索してしまいました。
      実は、私は、歪な三角関係を期待していたのですが笑
      北原先生なら、どんな風に絡まった感情と、人としての情をコントロールするんだろうと…
      2024/02/27
    • どんぐりさん
      はるさん こんにちは
      コメントありがとうございます(^^)

      歪な三角関係…!!!
      それは、、、それはちょっと読みたいですね笑
      北原先生の葛...
      はるさん こんにちは
      コメントありがとうございます(^^)

      歪な三角関係…!!!
      それは、、、それはちょっと読みたいですね笑
      北原先生の葛藤、気になりますね!
      2024/02/27
  • 『汝、星のごとく』続編。感想として出す言葉に語彙力が足りないと言われてしまうかも知れませんが、素晴らしい超大作でした。凪良先生、ありがとうございます。
    この作品の見方って人によって様々かと思うのですが、人の一生って本当に星のようですね。最近の言い方で言うと『みんな違ってみんな良い』ですかね。『普通』って結局何よって考えさせられながらも、優しく包み込まれるような作品でした。
    この流れは映画化ですよね!楽しみにしてます♪

  • 凪良ゆうさん「星を編む」、「汝、星のごとく」のスピンオフ作品。
    2024年本屋大賞ノミネート、2年連続受賞となると偉業。
    ジャンルや老若男女問わない作風であり、選考の書店さん達の配慮も行き届いた作品でもあり、多いに可能性があると感じる。

    「汝、星のごとく」の時も感じたのだが、細かな言葉にしにくい感情を言葉にする事に長けていて、凄く丁寧で繊細ながらも文章に勇気が込められている。
    そしてまるですぐ側にいるみたいに感じる。前作を読んでいた時も思ったが凄く身近に感じられる。
    本当に素敵で素晴らしい。
    儚い感情の表現力や、もどかしさの表現力はずば抜けていると感じる。

    物語は三編の短編集なのだが、前作「汝、星のごとく」が本筋にあるため、まとまり感と全体像が簡明であり壮麗。

    読んでいくうちになんだか作者凪良さんが櫂と同化していくようでもある。凪良さん本人なのか櫂なのか、今読んでいる物語の筆者が混同するようにも感じられる、不思議な印象をうける。「汝、星のごとく」自体が物語の中では櫂の小説であり、考えれば作者と複雑にかつ神妙に交差し浸透している世界観でもある。

    スピンオフ作品をここまで読ませれる作者に脱帽。そしてこの作品がなければ登場人物達も違った目線で捉えられていただろう。少なくとも自分は北原先生に違った自分なりの解釈をしていた。
    凪良さんは「汝、星のごとく」に登場した北原先生はじめ、他の登場人物達も救いたかったのではないだろうか?
    今回の作品があることによって前作の登場人物達がより色味が増す。そしてより生きていると感じ、より濃い背景も感じる事ができ、より身近に感じられる。
    執筆して頂きありがとうございますと言いたい。

    そして「星を編む」ではご本人が小説を執筆するという一連の流れの中で、携わる人々への感謝の気持ちをのせていられるのでは?とも感じた。

    また自分事ながら4年に一度しかない特別な日の2月29日に読み終えた事も奇跡的だなと勝手に感じていた。

    読後、余韻に浸りながら作者と櫂の小説から受けた幸せを味わっている。

  • 「春に翔ぶ」
    「星を編む」
    「波を渡る」の三作の連作短編集であり、『汝、星のごとく』の続編です。


    「春に翔ぶ」は北原先生の過去。娘である結との真の関係。
    「星を編む」は青埜櫂の作品『汝、星のごとく』発売に二階堂絵理が奮闘する話。昔の櫂の仲間たちが登場。
    「波を渡る」は北原先生と暁海のその後の人生。北原先生72歳。暁海58歳までが描かれます。




    前作『汝、星のごとく』がうろ覚えだったので読めるか心配でしたが、大体は思い出しました。

    ブク友の皆さまが絶賛されているレビューを何度も目にし、早く読みたくて購入しました。
    装丁、内容ともに美しい本でした。



    P203で北原先生の元教え子で結の母明日見菜々が言った
    「確かに暁海さんと櫂さんは大恋愛だったんでしょう。彼を失って、物語ならそこで終わって永遠になるんでしょう。でも、暁海さんの人生はそのあとも続くんです。彼のいない世界を毎日、毎日、これからもずっと生きていかなくてはいけません。どれだけ時間を止めたとしても、嫌でも進まざるを得ない。そして生きている限り人は変わり続けます」
    という言葉がこの作品のすべてを表しているかと思いました。
    櫂のいない世界で生きる暁海。
    そして北原先生だって生きています。


    櫂は煌めく火花で北原先生は海。
    そして、ラストに聞こえてきた櫂の声。泣かせます。


    なんだか、この結末は、私も最初から知っていたよ。
    といいたくなるようなとても素敵な作品でした。

    • まことさん
      アールグレイさん、おはようございます♪

      「春に翔ぶ」もよかったですね!
      読了レビュー楽しみにしています♪。
      アールグレイさん、おはようございます♪

      「春に翔ぶ」もよかったですね!
      読了レビュー楽しみにしています♪。
      2024/01/18
    • アールグレイさん
      まこちゃん(^_^)/
      今、レビューを読ませて頂きました。
      そう、明日見さんのあの言葉が、全てを語っていますよね。
      櫂が亡くなっても、生きて...
      まこちゃん(^_^)/
      今、レビューを読ませて頂きました。
      そう、明日見さんのあの言葉が、全てを語っていますよね。
      櫂が亡くなっても、生きている人間は変わりゆくのです。
      美しいお話でした。
      ――汝、星のごとくに関しては申しわけない。m(._.)m
      2024/01/20
    • まことさん
      アールグレイさん♪

      アールグレイさんの読了レビューの方にコメントしました。
      (汝、星のごとくは申し訳なく思わないでくださいね)
      アールグレイさん♪

      アールグレイさんの読了レビューの方にコメントしました。
      (汝、星のごとくは申し訳なく思わないでくださいね)
      2024/01/20
  • よかった~~~

    2023年本屋大賞受賞作 「汝、星のごとく」のスピンオフストーリー。
    いや、これを書くために「汝、星のごとく」があったのか。。。

    テーマは夫婦、家族のあり方。
    いろいろな夫婦の形がある。
    そして、純愛。
    愛情、情愛。

    北原先生がすてきすぎる。

    物語の収束感もすばらしい。

    「汝、星のごとく」を読まれた方は、絶対この本も読んだ方が良い。
    いやー よかったです。。

    • aoi-soraさん
      いるかさん、いいなぁ〜
      読んだんですね(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+
      そっか、これを書くための「汝、星のごとく」か…
      絶対に読みま...
      いるかさん、いいなぁ〜
      読んだんですね(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+
      そっか、これを書くための「汝、星のごとく」か…
      絶対に読みます。
      2023/12/14
    • いるかさん
      aoi-soraさん

      この本 すごく良かったです~
      北原先生 すごく良い。
      純愛です。
      是非読まれたら感想を聞かせてください。
      ...
      aoi-soraさん

      この本 すごく良かったです~
      北原先生 すごく良い。
      純愛です。
      是非読まれたら感想を聞かせてください。

      本当に良かった。。
      2023/12/14
    • aoi-soraさん
      純愛かぁ
      うん。読むのが楽しみ(⁠灬⁠º⁠‿⁠º⁠灬⁠)⁠♡
      まだ手元にないけど…
      純愛かぁ
      うん。読むのが楽しみ(⁠灬⁠º⁠‿⁠º⁠灬⁠)⁠♡
      まだ手元にないけど…
      2023/12/14
  • 温かい気持ちで読み終えました。
    『汝、星のごとく』は哀しくて哀しくて、胸が抉られそうだったけれど。
    三編の短編のうち、最後の北原先生と暁海のその後のお話がとても良かった。
    歳を取るのって悪いことじゃないなー、時間が解決してくれることってやっぱりあるんだなー、って思わせてもらえました。
    そして、全員に分かってもらいたいと思うことがそもそも間違いだということ、逆に自分だって他人のことは基本的に分かるわけがないということを教えてもらいました。これが根本にあれば、悩みの大半は解決出来る気がする…でも、言うは易く、行うは難し…北原先生もそう言ってます( ˊᵕˋ ;)

    『汝、星のごとく』を読んだ方は絶対に読んでほしい!ここまで読んで完結です。
    本作を読めて本当に良かった!温かい気持ちで読み終えることができて本当に良かった!

    • アールグレイさん
      こっとんさん(^_^)/
      本当に温かい気持ちでになれる本でした。
      何故か、読み終わってから息子の前で涙が溢れて・・・・今になって泣くの?、と...
      こっとんさん(^_^)/
      本当に温かい気持ちでになれる本でした。
      何故か、読み終わってから息子の前で涙が溢れて・・・・今になって泣くの?、と言われた母でした。この先があるならば、花火や夕星をいつまでも仲良く眺めてほしい!
      2024/02/22
    • こっとんさん
      アールグレイさん、こんばんは♪
      息子さんとのやり取り、いいですねー(о´∀`о)
      息子さんの前でホロリと泣けるなんて!
      そして、そんなお母さ...
      アールグレイさん、こんばんは♪
      息子さんとのやり取り、いいですねー(о´∀`о)
      息子さんの前でホロリと泣けるなんて!
      そして、そんなお母さんに温かいツッコミ!
      仲良し親子で羨ましいなぁと思いました(*ˊ˘ˋ*)
      花火や夕星、いつまでも仲良く眺めてほしい…同感です♪
      2024/02/22
  • 今年の本屋大賞を受賞した傑作小説、「汝、星のごとく」のスピンオフである本作。いやー、この作品も素晴らしすぎますね。個人的にはスピンオフって期待値低めなんですけど、「なんでこのエピソードが本編に載ってないの?」ってくらいの完成度で素晴らしかったです。

    本作は「春に翔ぶ」、「星を編む」、「波を渡る」の3遍からなる短編集。それぞれの短編では前作で焦点が当たっていなかったエピソードが収録されるとともに、暁海と北原先生の未来が描かれます。
    以下、それぞれの感想です。

    「春に翔ぶ」
    北原先生の過去の物語。北原先生がなぜ、島で先生をすることになったのか、人に石を投げられるような過去と言っていた理由がここで明かされます。正直、この短編でもう魅了されるくらい面白いです。ネタバレしたくないので、まぁ全体的なことを踏まえていうと、北原先生のことがより好きになりますとだけ…

    「星を編む」
    櫂の作品を担当した2人の編集者の物語。凪良先生にしては珍しく、お仕事小説っぽい印象を受けました。とにかく2人の熱い想いに魅了される作品ですが、全体的に会話とか文章がやっぱり上手いなと感じました。

    「波を渡る」
    タイトルがね…良いですね笑
    本編は暁海と櫂の大恋愛のその後を描いたエピソードですね。奇妙な結婚生活を送る暁海と北原先生、それぞれの関係者のその後が描かれます。傑作小説とか恋愛小説は綺麗なまま終わるから素晴らしいものと思ってましたが、ピリオドを打ち直すことも出来るのだなと。それくらい美しいエンディングだったと思いました。

    この作品も読むとすごく感想を共有したくなる作品でした。よければ皆さんの読んだ感想も聞きたいです!

    • ネモJさん
      ヒボさん、こんばんは〜
      確かに、本作も素晴らしかったですよね!
      僕はもう、続きが気になりすぎて、仕事に集中出来ないと思い、昨日のうちに読みき...
      ヒボさん、こんばんは〜
      確かに、本作も素晴らしかったですよね!
      僕はもう、続きが気になりすぎて、仕事に集中出来ないと思い、昨日のうちに読みきっちゃいました笑
      2023/11/08
    • 傍らに珈琲を。さん
      ネモJさん、はじめまして。
      こんばんはです☆
      いいねとフォローを有難う御座いました!

      スピンオフって期待値低め←同感です。
      どうしたって本...
      ネモJさん、はじめまして。
      こんばんはです☆
      いいねとフォローを有難う御座いました!

      スピンオフって期待値低め←同感です。
      どうしたって本編には敵わないだろうという。
      しかし!しかーし!!
      凪良先生は超えてきましたねー。
      またも泣いてしまいました。
      レビューにも書かせて頂いたのですが、物語の登場人物も、読者も、みんなが救われるようなお話でした。

      それを思うと私は逆に、本編には載ってなくて良かったように思うのです。
      「汝、星のごとく」は「汝、星のごとく」で完結したからこそ、あの苦しい日々が、あの花火大会の夜が、
      印象深く残って、いつまでも心を掴んで離さない。
      そこから一呼吸置いて読者の感情の波が凪いだ頃に、「星を編む」を発刊するって、読者へのこれ以上ないプレゼントのようで、又はこれ以上ない戦略で、
      すっかりやられてしまった私です。

      長々とスミマセン。
      私もフォローさせて頂きました。
      改めまして、宜しくお願いします♪
      2023/11/11
    • ネモJさん
      傍らに珈琲を。さん、こんばんは〜
      こちらこそ良いねとフォローありがとうございます。
      傍らさんの本作への熱い想いが伝わってくる、素敵なコメント...
      傍らに珈琲を。さん、こんばんは〜
      こちらこそ良いねとフォローありがとうございます。
      傍らさんの本作への熱い想いが伝わってくる、素敵なコメントですね!本作も読むと、誰かにこの良さを伝えたくなる気持ち分かります。笑

      色々な方の本作のレビューをSNSで読ませていただいてたのですが、「汝、星のごとく」はあくまで櫂と暁海の物語であって、本作で登場したエピソードを含めてしまうと「ノイズ」になるっていうレビューがあって、まさしく傍らさんの仰ってる内容で、すごく納得したんですよね。それこそ、読者へのプレゼント的なスピンオフで正解だったと今は思いますね。

      今後も気になる本や話したい本がありましたら、こちらからもコメントさせていただきますので、よろしくお願いします!また、熱量ある素敵なコメントもお待ちしてますので気軽に声かけてもらえると幸いです。
      2023/11/11
  • 読み終えた直後に本屋大賞決定かなと思った傑作「汝、星のごとく」のスピンオフ作品、読まずに我慢するなんてことは出来ません(笑)

    「流浪の月」も含め、凪良さんの作品って「普通」じゃない愛の形を描くのが本当に上手いし美しい。

    本作では巻頭の「春に翔ぶ」からヤバかった(> <。)

    きっと周りから見れば「何で??」って思える相関関係、つまりそれは「普通」ではないということ。

    するとやはり私の中でフツフツと疑問が湧いてくる...
    「普通」って何??
    「当たり前」って何??
    自分ではない、それ以外の人達にとっての「普通」に囚われ、本当の自分を偽ることで本当に自分は幸せなのだろうか?

    確かに世間一般的に「普通」ではないのかもしれない。

    けれど本書で描かれるのは間違いなく純愛物語。


    <あらすじ>
    『汝、星のごとく』の続編で、瀬戸内の島で出会った櫂と暁海の愛の物語を、3つの章に分けて描いています。

    「春に翔ぶ」では、二人を支える教師・北原が秘めた過去や、彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題が明らかになります。

    「星を編む」では、漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が、才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす物語が展開されます。

    「波を渡る」では、花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく様子が描かれます。

    『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形を感じることができる作品です。



    ☆2023年本屋大賞受賞作 シリーズ最新作☆
    第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編

    花火のように煌めいて、
    届かぬ星を見上げて、
    海のように見守って、
    いつでもそこには愛があった。

    ああ、そうか。
    わたしたちは幸せだった
    のかもしれないね。

    『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語
    「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは?
    「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。
    「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。

    著者について

    凪良 ゆう
    【凪良ゆう(なぎら・ゆう)】
    京都市在住。2007年に初著書が刊行され本格的にデビュー。BLジャンルでの代表作に連続TVドラマ化や映画化された「美しい彼」シリーズなど多数。17年に『神さまのビオトープ』(講談社タイガ)を刊行し高い支持を得る。19年に『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。同作は22年5月に実写映画が公開された。20年刊行の『滅びの前のシャングリラ』で2年連続本屋大賞ノミネート。22年に刊行した『汝、星のごとく』は、第168回直木賞候補、第44回吉川英治文学新人賞候補、2022王様のブランチBOOK大賞、キノベス!2023第1位、第10回高校生直木賞、そして23年、2度目となる本屋大賞受賞作となった。本書『星を編む』はその続編となる。

    • ゆーき本さん
      読みたいー( ᵒ̴̶̷̤ ᵒ̴̶̷̤ )
      今日 発売日でしたね!
      楽しみです♬*°
      読みたいー( ᵒ̴̶̷̤ ᵒ̴̶̷̤ )
      今日 発売日でしたね!
      楽しみです♬*°
      2023/11/08
    • ヒボさん
      ゆーき本さん、こんにちは♪
      今朝仕事に遅れるかと思いました^^;
      本作も良かったですよ(*´▽`*)
      ゆーき本さん、こんにちは♪
      今朝仕事に遅れるかと思いました^^;
      本作も良かったですよ(*´▽`*)
      2023/11/08
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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

凪良ゆうの作品

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