- Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065333303
作品紹介・あらすじ
霊媒・城塚翡翠がもたらした「証拠にならない」霊視による証言をもとに、推理作家の香月史郎は論理的な推理を構築し、事件を解決へと導く。ミステリランキングの5冠を達成した原作を漫画化!完結3巻には、翡翠に目を付ける連続殺人犯との対決を収録!1巻冒頭からの、すべての出来事の意味が、反転し、回収される。感嘆すること間違いなしの、怒涛の展開を、是非ご覧ください。
感想・レビュー・書評
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霊媒・城塚翡翠がもたらした「証拠にならない」霊視による証言をもとに、推理作家の香月史郎が推理を構築し、事件を解決に導いてきた。彼らはついに「連続死体遺棄事件」の謎へと挑むが──。
連続死体遺棄事件の犯人との直接対決「VS エリミネーター編」をすべて収録した完結巻!被害者は20代半ばの女性で一人暮らし。犯人は被害者を拉致し、殺害後に人目につかない場所へ遺棄している。刺したナイフを抜いて、被害者が失血死するのを待つというおぞましい殺し方をするのはなぜなのか? 8人もの殺人をした動機とは?!
霊媒の能力を持つ翡翠は犯罪者の魂の匂いを嗅ぎ分けることができる。しかし、殺人に罪悪感を持たない人間を見つけ出すことはできない。翡翠と史郎は死体遺棄現場を回って事件の痕跡を捜すも、犯人の手がかりは掴めない。翡翠は自分の身に「妨げようのない死」が近づいていると予知した。このままでは翡翠の身に危険が迫ると思い、史郎は翡翠に調査を中止するよう伝えるが──。
「──いつか終わりが来ると知っているのに……この関係を続けていたくて道を引き返せないでいる」
この人との時間を終わらせたくはない。そう二人が思い合っていたのは真実なんだろうなと感じた。お互いに相手が光になると信じたかった。史郎は翡翠の霊媒を信じ、翡翠は史郎の思いを信じた。
しかし、終わりは始まる。
光は闇へ。
闇は光へ。
真実は嘘へ。
嘘は真実へ。
反転する。
ほとんどが動きのないシーンで魅せる、清原紘先生の画力は見応えあり。ただ、『十角館の殺人』のコミカライズのように原作を超えた?!とまでは至らなかったのが本音。原作での言葉の濁流に思考が飲み込まれる感覚が得られなかった。それと大好きなセリフがカットされていて残念すぎる。代わりのセリフはあったものの、あのセリフこそこの作品の要だと思っていただけに残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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