要約力―書く、読む、話す すべての能力は「要約力」で決まる!

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  • 主婦の友社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784072460504

感想・レビュー・書評

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  • 要約の本質的な内容を説いている内容でした。
    人は常に要約しながら生きていて、日々の行動が要約をもとに行われている。
    状況を理解し要約して判断されたことを日々積み重ねているわけで、要約力を鍛えることで日々の生活が今よりも快適になるように思う。
    ニュース、新聞、ラジオなど情報は至るところにあるので要約トレーニングをしてみる価値はあると感じる。

  • 生きること自体が要約だということには納得できた。

    文章か新聞の社説のように感じた。

  • まず結論から言うと、この本は「要約の技術」の本ではなく、「要約の哲学」の本です。技術的な内容かと主っていただけに、内容にはちょっと期待外れ。まあそれはこの本の責任ではない(はず)ですが。

    最初の二章はあまり面白くなかったです。読み始めはまあまあ面白かったけれど、同じことが数回繰り返される面もある。そして何よりも、「これだけ『要約』の定義を幅広くしてしまったら、一体何が要約なんだ?」という一見意味不明な結論に達してしまう。確かに本書で論じられていること(「人間は日々要約しながら生きている」「生きているということは要約するということである」というようなこと)は正論なのかもしれないけれど、もう少し範囲を狭くして欲しかったというのが正直な感想です。

    ただ、「無意識に行っている要約を意識的に行え」という言葉や「新聞の書評を活用せよ」「批評や要約は具体的表現で」という言葉には、その言葉以上の大きな教えを受けたような気がします。確かに、「すごい」という言葉の解釈は多種多様で、その人がどういう意味でその言葉を使っているのか分からなくなる時もありますものね。

    要約力のトレーニング的なものは皆無の本書ですが、「なんとなく『要約』というものを語ってみたい人」にはおすすめです。

    要約筆記関係の方々にはあんまり関係ない本だと思います。その上で、文章力を高める意味で読むのは効果的だと思います。

  • 著者はしっかりとした日本語を書かれる方。勉強になります。同じ新聞記者(しかも朝日新聞)だからなのか、「情報のさばき方」(外岡秀俊)との共通点も。合わせて読むといいかもしれません。

  • 以前より自分に足りない能力の1つと思っていた「要約力」。要約とは人生であるという究極の結論。要約の重要性。とても勉強になった。

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著者プロフィール

轡田隆史(くつわだ・たかふみ)
1936年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞東京本社に入社。社会部デスク、編集委員などを経て論説委員となり、1996年までの8年間、夕刊一面コラム「素粒子」の執筆を担当。その後、編集局顧問となり、1999年に退社。テレビ朝日系ニュース番組「ニュースステーション」「スーパーJチャンネル」などのコメンテーター、日本大学法学部非常勤講師を務めたあと、現在は著作、講演などで活躍中。日本記者クラブ、日本ペンクラブ、日本エッセイスト・クラブ、日本山岳会会員。ポーラ伝統文化振興財団評議員。
著書に、『「考える力」をつける本』『100歳まで読書』(以上、三笠書房)、『60歳からの人生の整理学』『「考える力」をつける読書術』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)などベストセラー、ロングセラーが多数ある。

「2021年 『快老生活のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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