王国の鍵2 地の底の火曜日

  • 主婦の友社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784072547816

作品紹介・あらすじ

死闘の末、第一の鍵を手に入れ、ようやく現実世界にもどってきたアーサーのもとに、「ハウス」にいる「遺書」から、一本の不吉な電話がかかってきた。第二の鍵をもつチューズデーが、アーサーを破滅させてやろうと陰謀をめぐらせているというのだ。電話を切ったとたん、アーサーのまわりでつぎつぎ奇妙なことがおこりはじめる-ぞくぞくする謎に、息もつかせぬストーリー-これぞガース・ニクス・ワールド。

感想・レビュー・書評

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  • 「王国の鍵」というシリーズなのかな?の2巻目。またまたトラブル続きのアーサー少年。2巻目なので世界観に慣れたせいか、ずいぶん読みやすい印象だった。
    ガース・ニクスさん、この人の発想面白い。移動方法としての翼、それは思いつく。天井にくっつくためのくっつき指も、ユニークだけど考えつきそう。でもそれが呪文を唱えてなぜか1分ごとに片手ずつとか、更にはそれだと移動がまだるっこしいからって、勝手にはためく翼の力で水平移動とか(しかも顔中あざだらけになるとか!)、ちょっと思いつかない気がして、とても面白い。かなり楽しくなってきた。

  • 読むのに時間がかかった。
    いまいち、楽しめなかった。

  • ここぐらいまでが許容範囲でした。

  • ひゅー。今回は手に汗握るやり取りだった。映像で見てみたい!どんなのになるんだろう。太陽の中は実は・・・っていう想像、すごいなぁ。無っていうのは、ネバーエンディングストーリーの無を想像して読んでいる。 この翻訳はとにかく読みやすいと思う。訳者さんにも感謝。(あっ、毎回書いてるかも。)

  • マンデーをたおしてハウス下層の支配権と第一の鍵を手にいれてから10時間後、ウィルからの電話のベルが鳴った。チューズデーがマンデーに提供してきた物品の代金の請求といって第一の鍵の引き渡しを求めてきたという。アーサーにまで直接請求をするかもしれないと。そのまま眠ってしまったアーサー。目覚めたら火曜日の朝。窓の外をみてみると、向かいの家にショッピングセンターオープンの看板と謎の男が。彼らはチューズデーの手下。自分の家が取り壊される?ハウスへと戻ろうとするアーサー。しかしハウスにはどうやって行けば・・・
    やっと辿り着いたと思ったら、そこは地底階チューズデイの鉄道近くで、採掘場へと向かう羽目に。

    『冷酷なチューズデー』とか名前が面白いね。元気なスージーがいい。管財人たちと、毎日たたかうことになるんですかねえ

  • やはり世界観、設定、登場人物など、ネタはとっても魅力的に思えます。絶対にもっと面白くできるはず。勿体無い。

    サクッと書き上げてしまったように思えてなりません。筆者が一番書きたい部分に向かって突っ走っているのでは。

    事件と言う事件も起こらず、ただ主人公がびくびく嫌な予感、と言うより妄想に怯えているだけで、実際には驚く程順調に都合良くストーリーが展開します。

    肉体的な苦痛以外はほぼ想定外の障害は無く、むしろ想定外の幸運に恵まれる一方と言えるかも知れませんね。それが読者としては物足りなさを感じる点かと。

    それでもしっかり続きを読ませるだけの力はあります。今作でギリシア神話好きの魂に火をつける種がありまして。今後の展開に期待が膨らみました。

    まだこの異世界のルールは完全には理解できていないのですが、ドーン、ヌーン、ダスクはどうなるんでしょ。謎です。

    ラストは一作目の方がそれらしかったかなあ。

    ところでリーフ&エドの活躍が少ないですね。次巻に期待。

  • ちょ、このウィル2号ありえん!こら怒!と、ほんとアーサーと一緒になってブチ切れそうでした…。今回の相手はチューズデー。場所は地底で、無に満ちた空間になります。無とは何なのか。ハウスの基盤を知る手掛かりをつかんだような気がしました。そして、最後に現れた怪しい奴ら。気になりますねー。ばらまかれた謎がどうつながって行くのか、楽しみです!

  • 月曜日、第一の鍵を取り戻し、無事元の世界に戻ったアーサー。向こう6年はこのまま元の世界で平穏に暮らすはずだったが、第二の鍵の持ち主、チューズデーがアーサーを放っておかなかった。半日も立たず、アーサーはまたハウスに戻ることとなった。第二の鍵を取り戻すために…

    少年アーサーがハウスと呼ばれる謎の世界で、鍵を取り戻す(ただし自分の意思ではなく、仕方なくやる)物語。アーサー少年、一見嫌々ながらも、機転をきかしてピンチを切り抜ける様はなかなか手に汗握る興奮があります。けど、ラストはやっぱり「あぁ〜あ」な選択を…。まぁ、それがあるからこの冒険活劇が生まれるんだろうけど。

    ハウスの中の奇妙な世界観もこの作品の面白いところ。「無」のおどろおどろしさで冒険に恐ろしさと謎を加えつつ、ハウス内の奇怪な住人たちや無茶な制度、現実世界の華やかな部分を寄せ集めたような物たちは、ハウスという世界の幻想性と現実味の無さを醸し出しています。次巻を読むのも楽しみ。

  • 二日目、世界は暗闇に閉ざされた
    「地の底の火曜日」

    現実世界に戻ったアーサーだったが、残酷なチューズデーの魔の手が忍び寄り・・

    再び、アーサーは「ハウス」の世界に入り、第2のウィル(遺書)を探します。

    冒険につぐ冒険です。

    紙で折った翼をつけて飛んでみたいですね。
    出来れば、上昇するだけでない立派なやつを・・

  • ブログにレビューを書きました。
    http://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/2009/07/post-042f.html

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