- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784072548127
作品紹介・あらすじ
リーフはレディ・フライデーに捕らえられ、罠にかかったアーサーに、殺戮の手がのびる-そして、世界は一途、破滅の道へ!-。
感想・レビュー・書評
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心の中に私だけの記憶がある。
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段々ファンタジー色にホラー色が濃くなってきた。人間の病気が彼らにとっては最高の娯楽品だが、今度は人間の記憶をまるで麻薬のように楽しむフライデーとその部下たち。リーフ、今回も頑張った。アーサーがどんどんハウスの人間(?)になっていってるし、しっかり自分に背負いこまされた責任を自覚するようになった。ハウス、上層に行けば行くほど、権力しか大事にせず、高慢ちきで実は自堕落で呆れる。無の波に襲われてしまったハウス下層、一体この世界はどうなってしまうのか。
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菌を洗浄され、救護所でリーフが目を覚ましたのは、一週間後の金曜日の朝、リーフを診察にきたのは、レディー・フライデーだった。それは「ハウス」からやってきた管財人。リーフは彼女に何をされたのだろうか・・その部屋には他にも数人の人がおり眠っていたが、フライデーに記憶を奪われるのだという。
アーサーのもとにはフライデーからの伝言が届き、ハウス第5領域の支配者の地位を放棄する、アーサーにでもサタデーにでも笛使いにでも、誰にでも譲るという。それが記載された銘板を触った途端にアーサーはどこかへ飛ばされた。
5つの鍵を手に入れるまできたアーサー。月曜日火曜日と巻がすすんでいくので、手に入れていくのだろうということは読む前からわかりますが、そこに至るまでの展開がいろいろこめられていて良い -
近所の本屋さんで見掛け、即図書館予約したら、翌日には取り置き完了してました。
多分普通に図書館にあったんだろうな。
曜日にそって話が進んでいるので、恐らくは全7巻になるんでしょう。それの第5巻です。後半戦ですね。
今回も主人公の少年アーサーパートとヒロイン?リーフパート、両視点が交差しながら進みます。
毎回毎回「あとこれだけの頁で解決できるのか…?」と心配になるくらいにハラハラドキドキさせておいて、なんて言うか、拍子抜けするくらいあっさり解決するんですよね(笑)
ボスが一番呆気ないって言う。
神話好きだったら「これはアレだな」とムフフ…笑いしてしまうような設定やキャラクターは面白いです。
今回で言うと
ミルカ
アガム
パーキン
第5のウィル
なんか好きです(^^)
マダムプライマスは個人的には信用できませんけど!むしろ裏が無きゃつまらん。
今回だけで見ると、真相、ラストに向かう伏線らしき伏線はそんなに沢山無かった気がするんですが、これは次以降読み進めないことには明言できませんね。
最初は海外児童ファンタジーにしてはキャラクターが死なないな、と油断していましたが、段々シリアス色が濃くなって来たんですかね。変わりつつあります。
もう少しプロローグ辺りの説明回想台詞が気にならなければなあ。確かに前回までの内容結構忘れてたけど(^0^;)
所々に散りばめられた筆者のお茶目感は好きです( ´∀`)
サンデーが気になる!
どうでも良いんですが、フライデーのドーンの声がガラガラなのは何か意味あるんですかね。酒焼け?でも彼は反対してたはずだから…生まれつきか。
七つの大罪だと…
月:怠惰
火:強欲
水:大食
木:憤怒
金:色欲
土:嫉妬
日:傲慢
になるんですかね?
色欲と言うより中毒ぽかったですが。 -
レディ・フライデー、狡猾!! しおしおと引退宣言とか嘘ばっかじゃん!まぁ、そうだろうと思ったけども。でも、アーサーも引っかからない手に引っかかった笛使いには、失笑ものだったけど。でも、ちゃっかり自分以外の者にってのがねぇ…こいつだけは、創造主にはしたくないって、しみじみ再認識。そして、今回のウィルもまぁマトモで安心した。でも、プライミー怪しすぎる。怪しさMAXだよ!
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主人公が段々非のつけようのない人間になってゆく。スピード度感があるけどすこし寂しい感じ…ウィルのキャラは意外性があって好き。マダム・プライマスがどう変わるか楽しみ。
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悲しい記憶は蜜の味
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【図書館から借出】